防災・安全管理用 AI検知システム「GENBA-Monitor AI検知」が国土交通省NETISにて最高位「VE評価」に認定

株式会社イクシス

 株式会社イクシス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:狩野高志、山崎文敬)は、2025年 9月 18 日付で、当社の防災・安全管理用としての利活用が多い AI検知システム「GENBA-Monitor AI検知」(以下、「本サービス」という)が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS(New Technology Information System)」において「VE(活用効果評価済み技術)」に認定登録されたことをお知らせします。2023年に登録後、技術の活用効果が高く評価されたことによるものです。

GENBA-Monitor特設サイト:https://www.ixs.co.jp/genba-monitor/

  • NETISとは

 国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムです。NETIS登録技術は、工事の効率化を進めるために政府が利用を推進しているもので、公共工事の施工者が登録された新技術の活用を提案し実際に工事で活用された場合には、効果に応じて工事成績評定の加点の対象となります。

【NETIS登録情報】

・NETIS番号:HR-230009-VE

・新技術名称:防災・安全管理用 AI検知システム【GENBA-Monitor AI検知】

・登録日:2023年11月08日

・評価日:2025年09月18日

・NETIS内 「GENBA-Monitor AI検知」登録ページ:

 https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=HR-230009%20

  • 「VE評価」とは

 技術としての有効性が確定し、継続的な調査が不要とされた技術に付与されます。今回のVE評価への昇格は、多くの現場からの評価と国交省の新技術評価会議での審査を経て、従来の技術よりも優れた効果があると認められた結果です。これにより、施工業者や発注者などに技術の情報が広く共有され、技術の活用機会が増えます。

  • 施工者の「NETIS-VE」登録技術活用メリット

 公共工事、民間工事等においてNETIS-VEに登録された新技術を活用する事により、コストの縮減や工期の短縮が期待でき、技術評価点および工事成績評定点の向上が見込めます。

  • 本サービスで解決する課題

 急激に進む少子高齢化により、日本のインフラ業界は深刻な「人材不足」という課題を抱えています。また、近年は気候変動の影響で短時間強雨や集中豪雨が増加し、土砂災害や河川氾濫の発生件数は過去平均を大きく上回る水準で推移しています。このような背景から、現場の監視にかかる負担の軽減や、災害発生の迅速かつ安全な監視がこれまで以上に求められています。

 防災・安全管理用 AI検知システム「GENBA-Monitor AI検知」は、現場に赴くことなくリアルタイムで異常を検知し、迅速な判断を可能にすることで、監視業務の負担軽減と安全性の両立を実現しました。

  • 本サービスの概要

 当社の画像解析AI技術と高性能カメラであるGENBA-Monitor(IoTネットワークカメラ)を組み合わせることで、撮影した画像から監視対象物体の変位・消失をAIが検知します。変位・消失を検知した場合はアラートメールが送信され、解析結果を閲覧することができます。DX時代の防災関連・安全管理を支援するシステムです。

 適用対象の例としては、以下が挙げられます。

・防災関連 … 斜面の監視(崖の落石・法面崩壊検知)、河川・道路の監視(増水・冠水)

・安全管理 … 安全用具(コーン・バリケード等)、万能塀・フェンス・看板の倒れ検知 等

  • VE評価のポイント

・監視する人員の労務費が削減できるため、経済性の向上が期待できる。

・監視時に災害に巻き込まれるリスク、時間外の巡視及び異常の見逃しが削減できること

などから、安全性が向上する。

・太陽光発電で動作させることも可能なため、環境負荷の低減が期待できる。

  • 本サービスの特徴

・屋外対応:光や天候の影響を軽減し屋外で使用可能

・夜間対応:赤外線カメラで夜間でもAIが検知可能

・誤検知防止:連続検知のみを通知することで遮蔽物による誤検知防止

・通知機能:監視対象物体の変位をAIが検知し、アラートメール送信

・閲覧機能:解析結果(検知結果)をクラウドで閲覧可能

  • IoTネットワークカメラ「GENBA-Monitor」

 本サービスのご利用には、当社のIoTネットワークカメラ「GENBA-Monitor」が必要です。以下の特徴がございます。

・用途に応じてカメラを選択可能:

 用途に応じて、静止画撮影・動画パンチルトズーム・動画撮影画角固定・高性能動画の

 4タイプから選択が可能、電源についても有線電源・ソーラー電源を選択が可能

・設置が簡単:

 単管をクランプで挟むだけで簡単に設置が可能、複雑な組立や回線・電源の敷設は不要

・高画質:

 遠隔から、PCでもスマートフォンでも、クラウド経由で高画質な画像・映像を確認可能

・複数現場一括管理:

 マルチビューワー機能で複数現場の一括管理も可能、複数箇所からの同時閲覧も可能

・現場に特化した独自の機能:

 - AI検知:本サービスの他、水質異常検知(油膜)・積雪異常検知サービスも提供中

 - 天気予報ライト:現場の1時間後の天気予報をライトの色で表示・周知が可能

 - 気象計:カメラ映像と気象データを1画面で閲覧可能、天候変化をメール通知

 - タイムラプス:着工から竣工までの工程や現場状況の変化を早送り動画で閲覧可能

・NETIS登録技術:

 GENBA-Monitor単独の技術もNETIS登録されています。登録ページ:

 https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-230321%20

  • 点検支援技術性能カタログへの掲載

 本サービスは国土交通省「点検支援技術性能カタログ」にも掲載されています。

【点検支援技術性能カタログ掲載情報】

・技術番号:BR030006

・技術名称:IoTカメラを用いた支承機能モニタリングシステム

・点検支援技術性能カタログ掲載ページ:  

 https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/BR030006.pdf

  • 当社の概要

 当社は「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとし、ロボットやAI・XR、3Dデータソリューションを連携したサービスの社会実装により、社会・産業インフラ業界のDX支援、そして社会課題の解決への貢献を目指しています。

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会社概要

株式会社イクシス

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URL
https://www.ixs.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 AIRBIC
電話番号
044-589-1500
代表者名
狩野高志/山崎文敬
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1998年06月