【相次ぐ初任給の引き上げ】新社会人の初任給の使い道第1位は、「両親や家族へのプレゼント」一方で、2年目以降の税金や社会保険料控除を不安視する声も

将来の金銭面においての不安は「貯金ができない」「生活費の増加」「老後の資金不足」

WeCapital株式会社

『ヤマワケ』(https://yamawake.jp/)の運営会社であるWeCapital株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役:橋口 遼)は、新卒で入社して3年以内の方を対象に、「新社会人の初任給の使い道とお金への意識」に関する調査を実施しました。

新社会人にとって、初めての給与である「初任給」は、人生の大きな節目を象徴するものです。

最近では、大手企業が続々と初任給の引き上げを発表して話題となっていますが、現代の若手社会人はどのようなものに初任給を使っているのでしょうか。

また、現在の手取り額についてはどのように感じているのでしょう。

本調査では、新卒で入社して3年以内の方1,004人を対象に、「新社会人の初任給の使い道とお金への意識」に関する調査を実施しましたので、その調査結果をお知らせいたします。

<調査サマリー>

・初任給は「18〜21万円未満」が最多。使い道は約半数が「両親や家族へのプレゼント」

・現在の手取り額での生活について「余裕がある」と回答した方は約2割にとどまる結果に

・現在の手取り額に満足していない方は約半数

・約半数が2年目以降の税金・社会保険料の控除について「高いと感じる」と回答

・将来の金銭面の不安は「貯金できない」が最多。生活・老後・家族形成にも懸念が

調査結果の全容はオウンドメディア「ヤマワケJOURNAL(ジャーナル)」にてご覧いただけます。

初任給の使い道第1位「両親や家族へのプレゼント」

はじめに、「初任給はいくらだったか※3年目の方は、当時を思い出しながら回答してください」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『15万円未満(8.7%)』

『15~18万円未満(23.1%)』

『18~21万円未満(33.1%)』

『21~24万円未満(23.0%)』

『24~27万円未満(8.1%)』

『27~30万円未満(1.7%)』

『30万円以上(2.3%)』

『18~21万円未満』という回答が最多になり、15万〜24万円の範囲に集中していることがわかります。

総務省統計局によると、単身世帯の1か月の消費支出は平均169,547円で、生活基盤を整えるだけで精一杯で自由に使える可処分所得は少ないことがうかがえます。

(※総務省統計局 家計調査報告参照:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2024.pdf

では、初任給は何に使ったのでしょうか。

「初任給の使い道」について尋ねたところ、『両親や家族へのプレゼント(46.9%)』が最多となり、『生活費(40.0%)』『自分へのご褒美(39.9%)』となりました。

■初任給は何に使った?

・【両親や家族へのプレゼント/自分へのご褒美】焼肉を両親にご馳走した(20代/女性/徳島県)

・【生活費/奨学金の返済】生活費や奨学金の返済など、生きていくのに必要なことに使った(20代/女性/広島県)

・【両親や家族へのプレゼント/貯金】家族にケーキを買った(20代/女性/福岡県)

・【両親や家族へのプレゼント/自分へのご褒美】就職祝いをくれた親戚にお礼の品を買う(20代/女性/神奈川県)

・【両親や家族へのプレゼント】父親に服を買ってあげた(20代/男性/東京都)

初任給という人生の節目において、多くの若者が「両親への感謝」を最優先にしており、家族や育ててくれた両親への感謝の気持ちがうかがえました。

また、『生活費』も上位になり、初任給の多くを生活維持のために充てざるを得ない現実を映していると考えられます。

さらに、『貯金』が上位に入っていることからも、早期から将来を見据えた金銭管理への意識が芽生えていることが示されました。

現在の手取り額で満足している?

では、現在の手取り額で十分な生活はできてるのでしょうか。

「現在の手取り額で、毎月の生活費は足りているか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『余裕がある(貯金や趣味にも十分回せる)(19.5%)』

『なんとか足りている(十分ではないが、困ることはない)(45.0%)』

『ギリギリ足りている(節約しないと厳しい)(23.9%)』

『不足している(節約しても厳しい)(11.6%)』

この結果から、給与水準と生活費とのバランスが、若手社会人にとって極めてシビアな状況であることが見て取れます。

そこで、「現在の手取り額に対する満足度」を尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『とても満足している(11.4%)』

『やや満足している(36.3%)』

『あまり満足していない(36.0%)』

『まったく満足していない(16.3%)』

給与に対する評価は、近年の物価上昇に対して賃金が追いついていない実状が「不満」という形で表面化していると考えられます。

また、SNSなどで他者の生活水準を目にする機会が増えていることも、自身の給与に対する期待値を引き上げている一因かもしれません。

現在の手取り額に満足している、していない理由について詳しく聞きました。

■現在の手取り額に満足している?していない?

【とても満足している/やや満足している】

・貯蓄も十分にできるから(20代/女性/千葉県)

・給料相応の仕事量だと感じているから(20代/女性/千葉県)

・新卒の割にはかなりの額をもらっていると思う(20代/男性/埼玉県)

【あまり満足していない/まったく満足していない】

・毎月の生活費、奨学金やローンの返済で綺麗になくなってしまうため(20代/女性/広島県)

・労力と割に合わない(20代/女性/石川県)

・将来を考えると足りないから(20代/男性/兵庫県)

貯金も十分にできている、給料相応の仕事量だといった理由で満足している方がいる一方で、労力と割に合わない、将来を考えると不安など、手取り額に不満を感じている方もいることがわかりました。

将来の金銭的不安1位は「貯金ができない」。稼いでも控除額が引かれることが要因に?

次に、2年目以降の税金や社会保険料の控除についてうかがいました。

「2年目以降の税金・社会保険料の控除」について尋ねたところ、約6割の方が『高いと感じる(56.9%)』と回答しました。

若手社会人にとって、控除の実感は「給与の減少」として非常に響いていることが読み取れます。

控除額の「高さ」に対する声が多数を占めた背景には、収入がまだ少ない段階での負担感があるといえます。

手取りベースで考える新社会人にとっては、額面とのギャップが心理的なハードルとなっており、「思っていたよりも少ない」という感覚が残りやすいのかもしれません。

そのような中、将来の金銭面についてどのような不安を感じてるのでしょうか。

「将来の金銭面で現時点で最も不安に感じること」を尋ねたところ、『貯金ができない(28.9%)』が最多で、『生活費の増加(23.6%)』『老後の資金不足(19.2%)』となりました。

収入と支出のバランスに苦しむ現状が、将来不安に直結していることが浮き彫りとなりました。

将来の不安として『貯金ができない』が最多になり、前の質問の「現在の手取り額での毎月の生活費」や「手取り額の満足度」とも整合的な結果になりました。

また、老後や結婚・子育てといった長期的なライフプランに対して、すでに不安を抱えている方が一定数いることが示されました。

生活インフラの不安定さが「先の見通し」を阻害し、結果として人生設計を後ろ倒しにしてしまう可能性が浮き彫りになりました。

調査結果の全容はオウンドメディア「ヤマワケJOURNAL(ジャーナル)」にてご覧いただけます。

まとめ:社会人としての実感が湧いたと同時に、将来の金銭面の不安を抱える若者は多い

今回の調査で、新社会人にとっての「初任給」が単なる報酬ではなく、感情や行動、価値観の変化を誘発する大きな転機であることが明らかになりました。

初任給額は「18〜21万円未満」が最多になり、使い道として「両親や家族へのプレゼント」や「生活費」「自分へのご褒美」が上位になりました。

一方、給与に対する期待と現実のギャップ、2年目以降の税金や社会保険料の控除への戸惑いから、若者たちは「お金は思ったよりも自由にならない」という現実を知り、自然と金銭管理への意識が芽生えているようです。

この意識は、家計簿や節約、計画的支出といった「お金の管理スキル」が自然と身につく背景にもなっているといえるでしょう。

さらに、現在の手取り額における生活費について「なんとか足りている(十分ではないが、困ることはない)」という方が多数を占めるものの、手取り額に対する満足度は決して高くありません。

将来の貯金や生活費、老後資金といったライフステージの不安もすでに意識しており、新卒数年目とは思えないほど堅実な金銭感覚が根付きつつあることも示されました。

将来の不安を少しでも解消するためには、仕事以外にお金を動かす資産運用を検討することもひとつの方法かもしれません。

調査概要:「初任給の使い道とお金への意識」に関する調査

【調査期間】2025年4月21日(月)~2025年4月23日(水)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,004人

【調査対象】調査回答時に新卒で入社して3年以内と回答したモニター

【調査元】WeCapital株式会社(https://yamawake-estate.jp/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

WeCapital株式会社について

WeCapital株式会社は「挑戦する人と応援する人がもっと出会える未来を。」をミッションに掲げ、「ヤマワケ」を提供する企業です。

資金を集めたい事業者と応援したい投資家を繋げることで、挑戦と共感をマッチングし新たな価値の創造を目指してまいります。

企業名:WeCapital株式会社

代表者:代表取締役 橋口 遼

本社:東京都港区六本木4丁目1-4 黒崎ビル3階

設立:2013年4月10日

URL:https://www.we-capital.co.jp/

問合せ:info@we-capital.co.jp

金融商品取引業/関東財務局長(金商) 第2768号(第二種金融商品取引業)

宅地建物取引業/東京都知事 (2) 第103303号

加入協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会(賛助会員)、一般社団法人Fintech協会、一般社団法人不動産テック協会

「ヤマワケ」とは

「ヤマワケ」は、クラウドファンディングを通じて、出資したプロジェクトの業績が上がった場合に「リターンを配当する」という形で投資家へ還元する仕組み、そして、挑戦したい企業や個人の思いを伝えることができ、共感したファン(投資家)が応援できる仕組みを持った新しいプラットフォームを目指しています。

『ヤマワケ』:https://yamawake.jp/

ヤマワケエステート株式会社について

「ヤマワケエステート」は、WeCapitalがグループとして掲げる「ヤマワケ」の第一弾としてリリースされた不動産クラウドファンディングプラットフォームです。ヤマワケエステート株式会社が、不動産特定共同事業法に基づくサービス提供をおこないます。

企業名:ヤマワケエステート株式会社

代表者:代表取締役 齋藤 洋佑

本社:大阪府大阪市中央区安土町2-2-15 ハウザー堺筋本町駅前ビル7F

設立:2018年5月2日

URL:https://yamawake-estate.jp/

不動産特定共同事業/大阪府知事第19号

不動産特定共同事業の種別 第1号事業・第2号事業(電子取引業を行う)

宅地建物取引業免許/大阪府知事 (1) 第62854号

加入団体/公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会

不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」とは

「ヤマワケエステート」は、宅地建物取引業者であるヤマワケエステート株式会社が運営する不動産クラウドファンディングプラットフォームです。

不動産特定共同事業法(第1号・第2号)に則り、ヤマワケエステート株式会社がビルなどの不動産物件を購入又は賃借した後、運用(賃貸や売却等)によって得られた利益の一部を、投資家に配当として還元いたします。そのため、通常は高額な出資が必要となる不動産投資とは違い、投資家は少額から投資をすることができます。

また、投資家は賃料などの収益からのインカムゲイン(配当金)と不動産物件が売却された際のキャピタルゲイン(譲渡益)を期待することができます。(*1)

不動産クラウドファンディング『ヤマワケエステート』:https://yamawake-estate.jp/

(*1)当社が運営する「ヤマワケ」及びヤマワケエステート株式会社が運営する「ヤマワケエステート」が取り扱う商品は、元本が保証されているものではなく、投資対象となる匿名組合財産の価値の低下等により、お客様が出資した元本の損失が生じる可能性があります。各商品に係る手数料並びにリスク等の内容や性質は投資対象の商品ごとに異なりますので、投資の判断はご自身で行うようお願いいたします。

【記事等でのご利用にあたって】

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出典:WeCapital株式会社「新社会人の初任給の使い道とお金への意識」に関する調査

URL:https://we-capital.co.jp/journal/money-business/22_report/

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業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区六本木4丁目1-4 黒崎ビル3階
電話番号
03-6809-2989
代表者名
橋口 遼
上場
未上場
資本金
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設立
2013年04月