【新制度創設】あしなが育英会、中学生に支援を拡大 新中学1年生400人に5万円給付
10月1日から申請受付 経済的困難抱える遺児らが、将来に希望を持てるようサポート
一般財団法人あしなが育英会は、中学校に入学する遺児や親に障がいがある子どもを対象に、入学直前に5万円を給付する「中学校進学支援金」制度を創設します。
初年度は、2027年4月に中学校へ進学する予定の400人を募集します。
制服代など重い負担がかかるタイミングでの経済的支援をするとともに、さまざまな支援情報や体験機会を継続的に提供することで、経済的困難を抱える遺児らが将来に希望を持ち、意欲的に進路を選択できるよう応援します。

なぜ今、中学校進学支援金なのか
「制服を買えるだろうか」「部活動をさせてあげられるだろうか」。中学校への進学は、子どもの世界が大きく広がる一方で、家庭にとっては経済的な負担や将来への不安が一気に大きくなる時期でもあります。
あしなが育英会は、心のケア活動やオンライン学習支援「ラーニングサポートプログラム」などを通じて、小中学生の遺児や、親に障がいがある子どもたちと関わってきました。その中で見えてきたのが、中学校進学を迎える時期には、家庭の経済状況が子どもの学校生活や経験、学び、さらには将来の選択肢にも影響を及ぼしかねないという課題です。
本制度の創設に先立ち、本会の高校奨学生世帯のうち、小学5年生~中学2年生の弟妹がいる保護者を対象にアンケートを実施し、208人から回答を得ました。
進学を控えた小学5、6年生の保護者から最も多く寄せられた経済的な不安は、制服やジャージ、通学用自転車、学用品など、入学準備にかかる費用でした。
自由記述には、「制服等、入学時期にまとまった費用がかかるのはとても辛い」、「制服は兄のお下がりがあるけれど、ズボンは破れ、シャツにはシミがついている。申し訳なく思う」、「家庭の経済状況に気を使い、子どもが本当に行きたい進路に進まないかもしれない」といった切実な声が寄せられています。
本会が特に重く受け止めているのは、こうした経済的な困難が、子どもの学びやさまざまな経験の機会を狭め、将来の選択肢にまで影響を及ぼしていることです。だからこそ、高校生になってからではなく、中学校生活が始まる早い段階から子どもたちのサポートが必要だと考えています。
まず「中学校進学支援金」として5万円を給付し、新生活を始めるための経済的な負担を軽減します。さらにその後も、進学や奨学金などの情報提供、多様な体験機会、同じ境遇の仲間や大学生などの先輩との出会いなど、本会がこれまで培ってきた支援につなげていきます。
中学校進学支援金制度の概要
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対象:以下の3つの要件をすべて満たす子ども
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2027年4月に中学校に進学予定の小学6年生
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病気や災害、自死で保護者(父または母)を亡くした(※1)、または親に障がいがある(※2)
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経済的な援助を必要としている
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給付額・時期:一人あたり50,000円を、2027年2月に給付(返還不要、1回限り)
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給付人数:400人
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申請受付:2026年10月1日~11月13日正午に、本会ウェブサイトの「中学校進学支援金」ページより、オンライン申請を受付
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申請に関する問合せ:お問い合わせフォームよりお問い合わせください
※1 道路上の交通事故をのぞく
※2 身体障害者福祉法、国⺠年⾦法、厚⽣年⾦保険法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、労働者災害補償保険法に定める第1級から第5級の障がい認定を受けている
本制度の創設を、会見で発表しました
あしなが育英会は9月17日に会見を開き、中学校進学支援金の創設を発表しました。
会見の詳細は本会ウェブサイトのこちらの記事をご覧ください。

あしなが育英会について
一般財団法人あしなが育英会は、病気、災害、自死等により親を亡くした子どもや、親に障がいのある子どもを支援する、民間非営利団体です。
現在約7000人の遺児たちが本会奨学金を受け、高校や大学等へ通っています(2026年9月現在)。奨学金事業に加え、小中学生遺児を対象とした「心のケア」やオンライン学習支援プログラム、奨学生の連帯と自立を促すサマーキャンプ、大学奨学生寮の運営など、遺児たちを物心両面でサポートしています。また20年以上にわたり、海外の遺児支援にも取り組んでいます。
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設立:1993年4月
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会長:村田 治
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本部:東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館4F

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