エル・システマジャパンの東京子どもアンサンブル、相馬子どもコーラス、舞鶴子どもコーラスのメンバーが韓国芸術文化教育振興院のサマープログラムに参加します。

一般社団法人エル・システマジャパン(所在地:東京都千代田区、代表:菊川 穣)が各地で共催している、東京子どもアンサンブル、相馬子どもコーラス、舞鶴子どもコーラスのメンバーが、8月5日から韓国で開催される韓国芸術文化教育振興院主催の青少年交流プログラムに招待され、韓国他、各国から集まった480名の青少年たちと交流します。

韓国芸術文化教育振興院(Korea Art & Culture Education Service: KACES)

http://eng.arte.or.kr/about は、韓国の文化体育観光省の関連団体で、芸術教育の支援や文化交流の促進を行うとともに、韓国でのエル・システマを主催しています。今回、2025年8月に開催されるKACES青少年交流プログラム(KACES Youth Exchange Program K-YEP)に日本のエル・システマで学ぶ子どもたちが招待され、タイ、マレーシアからの合唱団(各20名)、韓国のエル・システマ団体であるOrchestra of Dreams(オーケストラ・オブ・ドリームズ)を含むコリアン・ドリーム・アーツ・アンサンブル(オーケストラ、ダンス、演劇)440名とともに、ワークショップや練習・リハーサルを通じて、ひとつのステージを作り上げます。また、韓国文化を学ぶ機会も設けられていて、異なる文化、また分野を超えた芸術交流体験が期待されます。

2024年の「フェスティバル・オブ・ドリームズ」フィナーレの様子

日本のエル・システマで学ぶ子どもたちは、日本を訪れる様々な海外の団体やアーティストと演奏を通じた交流を行ってきましたが、実際に海外に渡っての交流となると機会も限られており、メンバーほとんどの子どもたちにとって初めての体験となります。視覚に障害があるメンバー、ないメンバーそれぞれにとって、海外での貴重なインクルーシブな学びの場にもなることでしょう。

メディアの皆様におかれましては、出発前の国内での練習の様子、現地でのパフォーマンス・交流の様子、また帰国後の報告など、ご取材いただけましたら幸いです。

2024年の「フェスティバル・オブ・ドリームズ」のグランドパフォーマンスの様子

開催概要

日程:2025年8月5日~10日(5泊6日)

場所:韓国・ソウル、ピョンチャン

参加者:日本、タイ、マレーシア各国からの合唱メンバー60名(各国20名ずつ)、コリアン・ドリーム・アーツ・アンサンブルのメンバー440名(11~16歳)、総勢で500名

スケジュール

8月5日(1日目):ソウル到着、オリエンテーション&歓迎会、グランドパフォーマンスの練習

8月6日(2日目):ピョンチャンに移動、「フェスティバル・オブ・ドリームズ」に参加、練習、アート・ワークショップ

8月7日(3日目):ワークショップ、リハーサル(オーケストラ、ダンス、演劇、合唱)、グランドパフォーマンス(本番ステージ)

8月8日(4日目):「フェスティバル・オブ・ドリームズ」閉会式、ピョンチャンでの小旅行・文化体験、ソウルに移動

8月9日(5日目):ソウルでの小旅行・文化体験(韓服、茶礼、民芸など)

8月10日(6日目):帰国

主なプログラム

・「フェスティバル・オブ・ドリームズ」:500人の参加者が出演する大規模パフォーマンス

・多分野のワークショップ:オーケストラ、ダンス、演劇、合唱を体験

・ファイナル・コンサート:若き音楽家、ダンサー、役者たちとの発表

・指導者の交流:ワークショップやリハーサルを通した協働、専門分野の共有

・Kカルチャーの体験:韓国の伝統文化体験

2024年にKACESが開催した青少年向けプロジェクトの様子をこちらの動画でご覧いただけます。

・プロジェクト:Son―à la main

https://www.youtube.com/watch?v=xYDbBig5Hx4

・Artmosphere

https://www.youtube.com/watch?v=adqeKtBVYeA

東京子どもアンサンブル

東京子どもアンサンブル

東京子どもアンサンブルは、2017年に「東京ホワイトハンドコーラス」として聴覚に障害のある子どもたちを中心にスタートし、翌年からは視覚障害の子どもたちも迎えて、美しいハーモニーと楽しさを追求してきました。 2022年、それぞれの当事者にとっての”音楽”をとらえなおし、名称を「東京子どもアンサンブル」へと変更。現在は、視覚障害の子どもたちが参加しやすい環境を大事にしながら、インクルーシブな社会づくりに共鳴する子どもたちなら誰もが参加できる、高みを目指すコーラスの活動を行っています。近年ではヘレン・ケラー記念音楽コンクールの独唱部門で入賞を果たす子どもも生まれるなど、歌う力を着実に伸ばしています。

東京都・公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場と共催。

文化庁「令和7年度 障害者等による文化芸術活動推進事業」。

相馬子どもコーラス

相馬子どもコーラス 

東日本大震災で心身ともに影響を受けた子どもたちに、ふたたび夢と希望を持ち、音楽を通して生きる力を手にしてもらいたい。そんな思いから2012年、福島県相馬市で、エル・システマジャパンの設立とともに、小学校への楽器支援・指導支援(弦楽器)がスタート。翌年から市内の子どもなら誰でも参加できる「弦楽器教室」「合唱教室」が始まり、2013年末、135名の「相馬子どもオーケストラ&コーラス」としての初公演を、震災後に再建された相馬市民会館にて開催。その後は「エル・システマ子ども音楽祭 in 相馬」として毎年開催し、現在は第10回を迎えています。相馬子どもコーラスは、日本各地を飛び回りながら大舞台での演奏経験を重ね、毎年恒例となった振付け付きの楽曲をマスターしながら、“歌って踊れるコーラス”へと成長を続けています。

福島県相馬市と共催。

舞鶴子どもコーラス

舞鶴子どもコーラス 

舞鶴子どもコーラスは、京都府舞鶴市内にある子どもを対象とした複数の合唱団(小学生対象の「まいづる笑顔合唱団」、中高生対象の「Harmony for MAIZURU」)を母体として、2022年6月にスタートしたインクルーシブな音楽活動団体です。歌や音楽が好きな子どもはもちろん、仲間と繋がるきっかけを探している、不登校や発達や身体に障害を抱える子どもたちにとっても居場所となることを目指しています。主催コンサートを開催するほか、舞鶴市の公式行事や市内のイベントでのコーラス出演などを

行っています。特別顧問に舞鶴市出身で舞鶴市文化親善大使のソプラノ歌手・田中彩子氏を迎え、定期的にご指導いただいています。

舞鶴市、田中彩子氏、舞鶴子どもコーラス、エル・システマジャパンで協力協定を結び、活動を実施しています。

団体概要

団体名: 一般社団法人エル・システマジャパン

所在地: 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-24 大栄堂第2ビル3F

代表者: 菊川 穣

設立: 2012年3月

URL: https://www.elsistemajapan.org/

エル・システマは、1975年、貧困や治安の悪化という問題を抱えていた南米ベネズエラで、子どもたちを守るために始まった音楽教育プログラム。現在では、70以上の国・地域でエル・システマの理念に基づいた音楽教育が実施されています。日本では、東日本大震災で被災した子どもたちが音楽での経験を通して、自信や尊厳を回復し自分の人生を切り開いていく力を育むことを当初の目的に、2012年よりエル・システマジャパンとして福島県相馬市で開始。2014年から岩手県大槌町、2017年より長野県駒ヶ根市、東京都、10周年を迎えた2022年からは大阪府豊中市、京都府舞鶴市と活動が拡大しています。また、2023年4月からは児童養護施設でのバイオリン教室の実施を音楽支援ボランティア団体「弦楽りぼん」と共に行っています。家庭の事情にかかわりなく、どんな子どもも音楽に触れられること、皆で奏でるオーケストラやコーラスの形で学んでいくことを大切にし、自己表現の場として、大事な居場所の一つとして、そして音楽が人と人をつなぐことを目指しており、ビジョンとして「誰もが自由で創造性を発揮できる共生社会」を掲げています。2022年国際交流基金地球市民賞受賞。

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会社概要

URL
https://www.elsistemajapan.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田小川町3-24 大栄堂第2ビル 3F
電話番号
03-6811-7077
代表者名
菊川穣
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年03月