リースが賃料の立替払いスキームを備えた決済サービス「Fidii(フィディー)決済」の実証実験を開始
引落結果反映を最短3営業日に短縮し、滞納家賃の督促回収率向上に貢献
「個人の信用価値を最大化する」をミッションに掲げ、家賃保証会社向けSaaS型家賃保証支援システム「家賃保証クラウド」を開発・提供するリース株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:中道 康徳、以下「リース」)は、オリックス銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:寺元 寛治、以下「オリックス銀行」)と基本合意書を締結し、賃料の立替払いスキームを備えた決済サービス「Fidii(フィディー)決済」の実証実験を開始します。

背景と目的
2020年の民法改正に伴い、個人保証から機関保証への移行が進んでおり、家賃保証会社の利用が増加しています。一方、家賃の立替払いや振込、現金支払いといったアナログな決済が依然として残っており、煩雑な手続きによるミスやトラブルが起きやすい状況です。
また、決済業務を単一の決済代行サービスに頼っている場合、事業者の倒産や資金繰り悪化により、管理会社や賃貸人への支払いが滞るリスクも存在します。さらに、外国人労働者の増加に伴い入居者が増え、家賃保証会社のコミュニケーション負荷が大きくなっています。
こうした背景から、機関保証のニーズが高まる一方で、家賃保証会社の業務量は拡大しています。そこでリースは、家賃保証業界を取り巻く環境変化に対応し、決済業務をよりシンプルで便利にするため、賃料の立替払いスキームを備えた家賃決済代行サービス「Fidii決済」の実証実験をオリックス銀行と共同で8月より開始します。
(Fidii決済の概要についてはこちらをご覧ください)
Fidii決済を利用することで、家賃保証会社は営業活動や家賃滞納の督促といった核となる業務に注力することができます。
サービスの概要
リースが開発・提供する家賃決済代行サービス「Fidii決済」は、すべての家賃保証会社を対象に、毎月の家賃決済を代行するサービスです。
賃貸借/保証委託契約にて定めた賃料等の費用について、以下の業務を行います。
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賃借人への集金代行業務
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賃貸人への概算送金業務
本実証実験は、8月~11月まで実施します。オリックス銀行は、リースの送金指示に基づき、賃料概算額を、リースの銀行口座から管理会社や賃貸人(オーナー)へ送金します。

「Fidii決済」の特長
「Fidii決済」の主な特長は以下の通りです。
1. 毎月26日に引落しを実行
2. 当月分家賃の請求データを引落し6営業日前まで受付
3. 当月の引落結果レポートを最短で月内に提供
4. 家賃保証会社のデータベースと簡単にデータ連携可能
「Fidii決済」は従来の決済代行サービスより1日早い「毎月26日」に引落日を設定できます。また、通常4〜5営業日ほどかかる引落結果の反映を最短3営業日で実施できます。これにより、家賃保証会社は、家賃の督促・回収業務をより早く開始できます。
本実証実験を通じ、家賃保証会社の皆様からのフィードバックをもとに、正式リリースに向けて検討してまいります。
本サービスについて より詳しく知りたい場合は、下記のフォームよりご連絡ください。
リース株式会社ついて
リースは、不動産×金融を切り口に、信用経済社会(評価経済社会)における与信プラットフォームを目指すCreditTechのスタートアップとして、SaaS型家賃保証支援システム「家賃保証クラウド」を開発・運営しています。独自に開発した200項目以上の与信アルゴリズムを活用し、従来の審査基準に依存しない多角的な審査を実現。入居者の信用力を精緻に評価することで、不動産管理会社やオーナーのリスクを最小化し、より柔軟で公平な賃貸契約を支援しています。
設立: 2018年9月13日
代表者: 代表取締役 中道 康徳
所在地: 東京都新宿区西新宿7丁目9-16 西新宿メトロビル 6F
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SaaS型家賃保証支援システム『家賃保証クラウド』: https://yachinhoshocloud.jp/
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家賃決済サービス『Fidii決済』: https://fidii.jp/
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