サステナビリティ・リンク・ローンの契約を締結
~サステナブルファイナンスで資金調達枠を拡充~
当社が定めているSPTsの目標は、政府が目標として掲げている太陽光発電設備の発電容量拡大ペースを大きく超過する水準で、日本の再生可能エネルギーの拡大に貢献するものとして当社の目標値が「野心的」であると確認・評価されたため、今回の契約締結に至りました。なお、本契約に際し、格付投資情報センター(R&I)からローン・マーケット・アソシエーション(LMA)の「サステナビリティ・リンク・ローン原則 2023」に適合しているとの第三者意見書を取得しています。
今後もサステナブルファイナンスのスキーム活用により、ファイナンス分野においても持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させてまいります。
本契約の概要
借入人:株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
資金使途:運転資金
契約締結日:2024年3月29日
契約期間:5年
貸付人:株式会社京葉銀行
アイ・グリッドでは、施設の屋根上を活用することで、自然を傷つけない再エネ創出に努めています。小売店や商業施設、物流施設等の屋根上を中心としたPPAモデルによる太陽光発電設備で全国827施設/191MW(2024年2月現在)開発実績があります。そして、2021年8月以降は導入施設の自家消費量を上回る再エネ電力を創出し、それを循環させる「余剰電力循環モデル」を開始し、100施設以上での稼働(2024年1月現在)を達成しました。
従来のPPAモデルでは、自家消費可能な電力のみを創出する範囲内で太陽光パネルを設置することが主流でしたが、それでは屋根面積に対して設置する太陽光パネル規模が小さくなり、屋根の太陽光発電ポテンシャルを活用しきれずに再エネ普及が進まないという課題がありました。余剰電力循環モデルでは当社独自のAI技術を用いて、施設ごとの発電量と需要量を高い精度で予測し、対象施設以外も含めた最適な需給調整や電力融通を行なえるため、施設屋根全面へのパネル設置が可能となります。創出した余剰電力は、アイ・グリッドの電力小売事業によって別の電力利用者へ供給や、昼に生じる余剰電力を蓄電池へ貯めて、夜に使用する等の活用をしています。
全国に拡充している分散型の太陽光発電施設での再エネを最大限に活用し、再エネ自給率を高め、地域の脱炭素化促進につなげてまいります。
■株式会社アイ・グリッド・ソリューションズについて
アイ・グリッド・ソリューションズは、GXソリューション事業、仮想発電所(VPP)事業、電力供給事業など、多岐にわたる事業で統合的な脱炭素ソリューションを展開するGX推進企業です。グループ会社の株式会社VPP Japan(出資100%)はオンサイトPPAモデル国内No.1※1の事業を手がけています。グリーンテックを推進し、グリーンエネルギーが地域をめぐるサステナブルな世界の実現を目指します。環境省 第9回グッドライフアワード 環境大臣賞 最優秀賞受賞
※1 富士経済 再生可能エネルギー発電システム・サービス市場/参入企業実態調査2024 第三者所有モデル(PPA、リース)・非住宅(10kW以上)・2023年度見込。
グループ会社の株式会社VPP Japanを通じ、流通小売、物流等の企業向けを中心に、施設屋根上に初期費用なしで太陽光発電所を導入するオンサイトPPA事業をいち早く手がけ、PPAモデル国内No.1(オンサイトPPA開発実績827施設・発電容量191MW/23年2月時点 )開発実績を有しています。
【会社の概要】
社名:株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズ
本社所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町三丁目7番地4
代表者:代表取締役社長 秋田 智一
資本金:6,530百万円(2024年1月末時点)※資本剰余金含む
従業員:120名(2024年3月末時点)
設立:2004年 2月
オウンドメディア「グリラボ」:https://gurilabo.igrid.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー
- ダウンロード