【スライド生成AIツールと資料作成業務に関する調査】利用経験者のうち63.7%が「資料作成業務の効率化を実感」
ー“実務に取り入れられる実用性および精度・信頼性向上”が利用拡大のポイントにー

株式会社ストリームライン(本社:東京都品川区、代表取締役:梶山 洋二)は、広告代理店、コンサルティング会社、その他BtoB企業につとめている、全国の23歳~59歳の男女300名を対象に「スライド生成AIツールと資料作成業務に関する調査」を実施しました。
調査の結果、プレゼン資料や提案書の作成に特化したスライド生成AIツール利用経験者のうち63.7%が「資料作成業務の効率化を実感」しているほか、スムーズに実務に取り入れられる実用性および精度と信頼性こそが、今後の利用拡大のポイントになることが判明しました。
本調査のサマリー

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週11時間以上資料作成に費やしている人は58.4%
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資料作成業務において生成AI(AIアシスタント型)を利用したことがある人は74.3%
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52.0%が「スライド生成AIツールを知らない」と回答し、認知はまだ限定的
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スライド生成AIツールの利用経験者のうち63.7%が「資料作成業務の効率化を実感」
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スライド生成AIツールに対して感じている課題は「自社テンプレートや個人のスタイルに合わない(29.9%)」、「生成される文章の精度・品質が低い(28.5%)」
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「自社テンプレートなど既存資料の構成やデザインを流用して、新しい資料を作成できるスライド生成AIがあれば使ってみたい」と回答した人は57.7%
■1. 資料作成の現状 ― 資料作成業務が大きな負担に

調査対象者のうち、週11時間以上を資料作成に充てている人は58.4%にのぼりました。

最も多く作成されている資料は「報告書・レポート(40.0%)」と「提案書・企画書(25.3%)」で、多くのビジネスパーソンにとって、資料作成は日常的かつ不可欠な業務となっています。

資料作成において最も負担に感じる工程として挙げられたのは、「アイディア出し(42.3%)」「デザイン・レイアウト調整(40.0%)」「図解・表・グラフの作成(39.0%)」。
資料作成の準備段階から実際に手を動かして作成する実務段階にかけて、時間を要しているということが明らかになりました。

また、74.7%が「資料作成にかける時間を減らしたい」と回答しており、資料作成業務が時間的なボトルネックとなっていることがわかります。
■2. 生成AIの普及と効果 ― 7割が効率化を実感

資料作成業務における生成AI(AIアシスタント型)の利用率は74.3%。「ChatGPT(55.0%)」が最も多く、「Gemini(30.3%)」、「Microsoft Copilot(28.3%)」が挙がりました。


生成AIを活用している人のうち、73.7%が「資料作成の効率化を実感している」と回答しており、主な用途は「情報収集・リサーチ」「アイディア出し」「骨子・文章作成」などとなっています。

一方で、「生成結果に虚偽情報が含まれる(34.3%)」、「情報漏洩の懸念(26.3%)」、「精度・品質が低い(25.0%)」など、生成AIの出力精度や安全性に対する懸念を感じている人が多くいることも分かりました。
■3. スライド生成AIツール ― 利用経験者のうち6割が効果を実感
様々な生成AIサービスが登場している中、スライド生成に特化したAIツールも近年増加しています。Gamma、Genspark、イルシルなど、国内外でさまざまなツールが登場していますが、現状では52.0%が「スライド生成AIツールを知らない」と回答しており、まだ市場自体は黎明期にあるといえます。


一方、スライド生成AIツールの利用経験者のうち63.7%が「資料作成業務の効率化を実感」しており、特に「アイディア出し」「情報収集・リサーチ」「デザイン・レイアウト調整」などの領域で高い効果を感じていることがわかりました。

ただし、「自社テンプレートや個人のスタイルに合わない(29.9%)」、「生成される文章の精度・品質が低い(28.5%)」といった不満も見られ、“AIが作る資料”と“実務で使える資料”との間にギャップが存在していることも明らかになりました。
■4. スライド生成AIツールの未来 ― “実務に取り入れられる実用性および精度・信頼性向上”が利用拡大のポイントに

スライド生成AIの利用経験者はまだ少数ですが、今後の活用意欲に関しては高い傾向が見られました。「自社テンプレートなど既存資料の構成やデザインを流用して、新しい資料を作成できるスライド生成AIがあれば使ってみたい」と回答した人は57.7%に達しており、“スライドの再利用性”や“現在の業務との親和性”を重視するニーズが浮かび上がりました。

さらに、今後のスライド生成AIに期待する機能では、「生成文章の品質向上(42.7%)」、「デザイン・レイアウトの品質向上(42.3%)」、「高度な図表・グラフの自動生成(37.0%)」、「情報の虚偽・捏造の抑制(34.7%)」が上位を占めました。
これらの結果から、スムーズに実務に取り入れられる実用性および精度・信頼性こそが、スライド生成AIツールを今後さらに活用してもらうためのポイントであると、弊社は捉えています。
■5.ReDeck―”いつもの資料”が最短1分で生成
今回の調査を通じて、資料作成業務における生成AIの活用が広がる一方で、スライド生成ツールの認知および利用促進には、さらなる余地があることが明らかになりました。
しかし同時に、「既存資料を活用して効率的に資料を作りたい」という声が多く寄せられたことから、弊社が現在開発を進めているスライド生成AIツール「ReDeck」には、確かなニーズがあると感じています。
既存のパワーポイント資料と資料に載せたい情報を組み合わせ、新たなパワーポイント資料へ変換できるスライド生成AIサービス「ReDeck」の正式版は、2025年10月30日(木)にリリース予定です。
■調査概要
調査名:スライド生成AIツールと資料作成業務に関する調査
実施主体:株式会社ストリームライン
調査方法:インターネット調査(モニター調査会社利用)
対象:広告代理店、コンサルティング会社、その他BtoB企業につとめている、全国の23歳~59歳の男女300名
実施期間:2025年9月8日〜9月10日
■株式会社ストリームラインについて
株式会社ストリームラインは「コミュニケーションの合理化で、ビジネスを進化させる」という理念を掲げ、2016年に資料作成代行サービス「バーチャルプランナー」、2021年にはIR資料に特化した作成支援サービス「LEAD」の提供をそれぞれスタートしました。
創業からパワーポイント資料の作成サービスに特化し、9年間で累計支援社数1,000社を突破。さまざまな業界からご依頼をいただいており、資料作成部数も3,000部以上にのぼります。
また上場企業様との取引数も既に200社を超えており、確かな信頼と多数の実績があるサービスを提供しております。

会社名 |
株式会社ストリームライン |
代表者 |
梶山 洋二 |
所在地 |
東京都品川区上大崎三丁目2番1号 目黒センタービル8階 |
設立 |
2016年2月 |
事業内容 |
・ビジネス資料作成代行サービス「バーチャルプランナー」の運営 ・スライド生成AIサービス「ReDeck」の開発・運営 |
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