Shippio、基幹システム連携による輸送データ活用と貿易実務自動化を支援する「Shippio API」をリリース
株式会社Shippio(本社:東京都港区、代表取締役CEO:佐藤 孝徳、以下 Shippio)は、国際物流プラットフォーム「Shippio(シッピオ)」と各企業が利用している基幹システムを連携する「Shippio API」の提供を開始いたしました。「Shippio」と各荷主企業が利用している基幹システムをAPIで連携し、貿易実務の自動化や輸送データの活用を促進することで、国際物流業界の業務効率化に寄与いたします。
背景
多くの荷主企業が業務効率化を目指して、さまざまなシステムを導入していますが、それに伴い新たな課題が浮上しています。複数のシステムを併用することによる連携不足や、手動での情報転記に要する工数が、効率化を図る目的を損なう大きな問題となっています。
さらに、管理業務の効率化に向けたシステム導入にもかかわらず、複数のシステム間で同じ情報の重複入力が必要となり、最新の情報がすべてのシステムに反映されず業務の不整合が発生するなどの新たな課題が顕在化しています。これらの問題は、慢性的な人手不足と採用の困難さによってさらに悪化しており、システム間の連携強化と業務プロセスの簡略化が急務です。
当社のお客様からも、基幹システムから「Shippio」への情報自動登録や、「Shippio」で蓄積したデータを基幹システムに自動連携させたいといった具体的な要望が多数寄せられていました。
これらの課題に対応するために、当社は「Shippio API」の開発に至りました。「Shippio API」は、システム間のスムーズな連携を実現し、手動でのデータ転記にかかる時間と労力を大幅に軽減するとともに、転記ミスの低減も期待できます。
特長
Shippioは、デジタルフォワーディングおよびAny Cargoサービスをご利用のお客様向けに「Shippio API」の提供を開始しました。このAPIを利用することで、お客様の基幹システムとShippioとの間でシームレスな連携が実現され、常に最新の貿易情報にアクセスできるようになります。結果として、業務の効率化と自動化が大幅に進むことが期待されます。
特に重要なのは、本船動静(ETD、ETA等)情報を自動で取得できるAPIです。Shippioが独自に開発した本船動静トラッキング機能により取得した高品質なデータを、簡単かつ自動的に基幹システムへ取り込むことが可能になりました。本APIにより、荷主企業は労力をかけずに精確な輸送状況を把握し、業務の迅速化が可能となります。
Shippio APIドキュメント:
https://shippio.stoplight.io/docs/shippio-api/753cf96a69c40-shippio-api
現在利用可能な「Shippio API」一覧
API名称 |
機能紹介 |
仕様 |
各種マスタ情報の取得API |
以下のマスタ情報の取得が可能です。 ・ユーザー ・ユーザーグループ ・場所 ・倉庫 ・Shipper ・Consignee ・パートナー(物流事業者) ・商品 ・港 ・船会社 ・本船 |
- |
シップメント登録・更新API |
「Any Cargo」のシップメント登録、更新が可能です。 これにより、従来のExcelやCSVファイルでの手動アップロードが不要となります。 ※「Any Cargo」ご契約のお客様に限定 |
|
シップメント取得API |
シップメント情報の取得が可能です。 |
|
マイルストーン取得API |
各シップメントのマイルストーン情報と、完了日時や本船動静データ(ETD/ ETA等)の取得が可能です。 ※一部の日時データは有料です。 |
|
コンテナ取得API |
各シップメントのコンテナ情報の取得が可能です。 ※コンテナ番号やシール番号も含みます。 |
Shippioは引き続き、お客様のサプライチェーンの改善と業務効率化を支援するため、「Shippio API」の開発と機能強化に取り組んでまいります。当社は物流業界全体の貿易DX化を目指し、業界の課題解決にも積極的に貢献していくことで、サービスのさらなる成長を目指します。
ご利用に関して
「Shippio API」をご利用いただくためには、Shippioが提供するデジタルフォワーディング、またはAny Cargoのいずれかのサービスをご契約いただく必要があります。加えて各社が利用するシステム側での開発が必要となります。
「Shippio API」活用ウェビナーのご案内
「Shippio API」の提供開始に伴い、「Shippio API」を活用したシステム連携についてオンラインセミナーを開催します。開発背景や連携の概要やメリットについてご紹介いたします。各種連携に関するご質問・ご相談も承ります。ぜひご参加ください。
日時:2024年 5月 15日(水)11:00~11:30
テーマ:基幹システムとの自動連携を実現!「Shippio API」で貿易DXを促進
登壇者:柳沼 佑輔(株式会社Shippio Product Manager)
聴講料:オンライン(zoom)無料
Shippioについて
Shippioは「理想の物流体験を社会に実装する」をミッションに掲げ、国際物流のDXを推進する、日本初のデジタルフォワーダー(※)です。貿易システムの提供と、国際物流フォワーディング業務の提供を通じて、国際物流プラットフォームを構築し、国際物流領域のDXを推進いたします。
貿易システム上では、本船動静の自動更新や見積もり・発注、貿易書類や請求書の一元管理が可能となり、デジタルを活用したビジネスプロセスの構築とオペレーションの提供を通じて、顧客企業の国際物流DXを実現します。
※「デジタルフォワーダー」は株式会社Shippioの登録商標です
会社概要
会社名:株式会社Shippio (英語名: Shippio, Inc.)
所在地:東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング15階
代表者:代表取締役 佐藤 孝徳
設立:2016年6月
事業内容:デジタルフォワーディングサービスの企画・開発・運営
URL:https://www.shippio.io/corp/
お問い合わせ:pr@shippio.io
取得ライセンス等:
第一種 貨物利用運送事業者(関自貨第1714号)、第二種 貨物利用運送事業者(国総国物第107号)、一般社団法人 国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)正会員、国際複合一貫輸送約款(2013)、WAYBILL約款(2013)、(国総国物第107号の2)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像