「見守り活動に関する熊本市と株式会社シニアライフクリエイトとの連携協定」を締結

高齢者専門宅配弁当の地域貢献　～宅配中に高齢者の異変を発見したら関係各所に連絡～

株式会社シニアライフクリエイト

2023年10月5日 11時00分

高齢者専門宅配弁当サービス『宅配クックワン・ツゥ・スリー』を展開する株式会社シニアライフクリエイト（本社：東京都港区、代表取締役：高橋洋）は、2023年9月20日(水)に熊本県熊本市と「見守り活動に関する熊本市と株式会社シニアライフクリエイトとの連携協定」を締結しました。当社が全国の自治体と見守り等に関する協定を締結するのは、今回で100件目となります。

◆創業時から高齢者の見守り活動を実践する強みを活かし、地域に貢献

第8期くまもとはつらつプラン(熊本市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画)※1によると、2000年から2020年までに熊本市の要介護(要支援)認定者は約1.3万人から約4.2万人と3倍に増え、2040年には要介護認定者は約6.3万人に増えると推計されています。こうした状況を踏まえ、熊本市は、誰もが住み慣れた地域で安全に・安心して暮らせる地域の実現を目指して、市と事業者の連携による見守り協定の締結を推進しています。当社は、熊本県熊本市を含む全国359店舗(2023年9月20日時点)を展開する高齢者専門宅配弁当『宅配クックワン・ツゥ・スリー』を通じて、弁当宅配時における高齢者の見守り活動を創業時より実践しています。その強みを活かし、地域により一層貢献したいとの考えが、熊本市の意向に合致し、この度の「見守り活動に関する熊本市と株式会社シニアライフクリエイトとの連携協定」締結に至りました。

熊本市大西一史市長のコメント

「最近は特に、孤立している高齢者が非常に多くいらっしゃるので、お弁当の提供だけでなく、コミュニケーションをしっかりととることが極めて重要と考えております。民間の事業者の方々と連携することで高齢者の皆様に安心した生活を送っていただけるように、そして何かあったときには行政がしっかりとバックアップをしながら高齢者の皆様の生活を支えていきたいと思っています。」

株式会社シニアライフクリエイト代表取締役高橋洋のコメント

「私たちは、お弁当をただ配達するということではなく、『会いに行く仕事』であるという想いをもってお届けするということを最重要視しております。配食事業者として効率だけを追い求めるのではなく、私たちを本当に必要としてくださる高齢者の皆様に、思い出のある住み慣れた町で1日でも長く健康に過ごしていただけるよう、熊本市においても見守り協定に基づき、『会いに行く仕事』を行わせていただきます。」

◆宅配中に高齢者の異変を発見したら関係各所に連絡

今回の協定締結による当社の具体的な役割は、お弁当の宅配中に配達スタッフがお届け先の高齢者について異変を感じた際に、市の関係各所に連絡する見守り活動です。配達スタッフは、利用者に毎日※2お弁当を手渡しにてお届けしているため、「郵便物がポストに溜まっている」「雨戸がずっと閉まったまま」といった外観の異変や、「話がかみ合わなくなった」「顔色が悪く、具合が悪そうに見える」といった対面時の異変など、普段の様子を把握しているからこそ気付くことができる変化があります。過去には、配達時に呼び出しを行っても返事がなく、当日何度か訪れても鍵が開かなかったことから、配達員がケアマネジャーやご家族に連絡を入れ、ご家族が駆け付けたところ、利用者が家の中で倒れていたという例もありました。

◆「すべてはご高齢者のために」の具現化に向けた取り組みを推進

高齢者に密接な事業を展開する当社にとって、「高齢者の見守り」への取り組みは加盟店共々重要と考えています。今回の熊本市との協定締結をはじめ、今後も各自治体等との連携を図りながら「すべてはご高齢者の為に」という想いの具現化に向けて、加盟店と一体となって取り組んでまいります。

※1　第8期くまもとはつらつプラン(熊本市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画)

https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=1303&sub_id=9&flid=245534

※2　正月三が日（1月1日～1月3日）のみ休業