成城石井、新たなセントラルキッチンを神奈川県大和市に操業開始。デザート品目は2倍・惣菜品目2割増しへ!環境配慮への取組みも強化
食卓をより豊かにする新機軸の自家製商品をご提案
そして2022年7月、複数のセントラルキッチンの開発製造機能を集約した、新たな統合型セントラルキッチン
「成城石井 大和第3セントラルキッチン」を神奈川県大和市で操業を開始しました。面積はおよそ1.8倍となり、これまで分散されていた製造工程を集約することで、新機軸の自家製商品の開発を強化するほか、自社製造比率もこの先3年間で約10%に向上をする見込みです。さらに、新設を機に自家製商品の包材を刷新。環境配慮型包材の積極的な導入により、CO2の削減に取り組むなど、環境配慮に対する取り組みも推進します。持続可能性を重視し、地域に根ざしたキッチンを目指してまいります。
■成城石井の成長エンジン、数々の自家製商品を生み出すセントラルキッチン
成城石井は創業95年、 「世界の食品を世界の街角の価格で。」 をスローガンに、世界中・日本中からバイヤーが選りすぐったこだわりの食品を、お求めになりやすい価格でご提供するために、スーパーマーケットの枠組みを超えた様々な仕組みを構築してきました。その結果、成城石井は現在およそ200店舗を構えるスーパーへと成長。その成長エンジンとなったのが、自家製商品です。1970年代に、オイルショックの影響から女性の社会進出が進んでいくことを見据え、忙しくなる共働き世帯へ向け、“調理の手間を省き、おいしく安心して召し上がっていただける商品をお届けしたい”という想いから、自家製惣菜の製造を始めました。
1996年10月には、それまで店内で手掛けていた惣菜や食肉加工品を自社製造できる拠点として、成城石井 町田第1セントラルキッチン(以下第1CK)を操業。2004年2月には成城石井 町田第2セントラルキッチン(以下第2CK)が誕生し、第1CKはパン・デザート、第2CKは和食・洋食・中華の惣菜や食肉加工品などの製造拠点となりました。「素材や製法にこだわり、自分たちが納得できるおいしい食をお客様へお届けしたい」という想いのもと、素材本来のおいしさ、本格的な味わいを引き出すため、手作業にもこだわり、経験ある料理人が中心となり、ご自宅ではなかなか再現できないようなレベルの自家製惣菜・デザート・パン・食肉加工品を、自社で企画・開発・製造まで一貫して手がけ、自家製商品は一躍人気のカテゴリーに。セントラルキッチンで生み出される数々の自家製商品が成長エンジンとなり、現在店舗数も順調に拡大。成城石井全体の売上の内、およそ20%を自家製商品が占めております。今日の成城石井があるのはまさにセントラルキッチンがあってこそといえる存在です。
■製造能力が飛躍的に拡大する新たな「成城石井 大和第3セントラルキッチン」の誕生
コロナ禍以降、ライフスタイルの変化とともに定着した中食の影響で、成城石井の自家製惣菜・デザートは、昨年過去最高の売上に達しました。一方で、急速な成長に伴い、現在の製造ラインのキャパシティが限界を迎えつつあり、持続的・安定的な商品の供給を行っていくことが難しくなるという課題がありました。そこで、より多くのお客様のニーズにお応えできる製造能力と供給能力の拡大のために、この度、新しいセントラルキッチンを神奈川県大和市に設立。食へのこだわりを形にして、お客様の期待に応える自家製商品を生み出し続けるという、成城石井の強みを集約した、今後の成長を担う重要拠点です。
さらに、既存のセントラルキッチンも成城石井の新たな取り組みを加速するために刷新。世界各国から輸入しているナチュラルチーズを自社でカットし、アソートやオードブルにすることでお求めになりやすい価格でご提案したり、自社輸入の上質なオリーブと食材を掛け合わせた新商品の開発を検討したり、お客様の食卓に新しいご提案をしていく一拠点として年内に生まれ変わる予定です。製造能力の拡大による経済的なメリットだけではなく、CO2排出削減に対応する設備の導入によるSDGs推進や、地域雇用活性化、地域の皆様との食育活動、健康増進活動の推進など、環境的な側面、社会的な側面においても、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
【大和第3セントラルキッチンの主な特長】
1)面積およそ1.8倍、製造能力は既存の200店舗から約400店舗分へと飛躍的に拡大
成城石井の基幹キッチンであり、和食・洋食・中華・エスニックの惣菜などを製造する第2CKと、パンやデザートの製造を行っている第1CKの機能を集約し、既存商品の製造量増と、より多種多様な商品ラインナップの実現を目指します。面積は約3,000坪と、従来の2拠点合計のおよそ1.8倍の広さになることで、製造能力も現在の200店舗から約400店舗分(2倍)へと飛躍的に向上します。
2)自家製惣菜の品目を2割増し、デザート品目は2倍へと拡大。多種多様な商品ラインナップを実現
セントラルキッチンの料理人たちが大切にしてきた、あえて手作業による工程は維持しながらも、新設に合わせ調理設備を新規導入。新しいカテゴリーの商品開発にも着手します。今後は、ピザ、生パスタ・中華麺などの自家製麺、小籠包など新しいカテゴリーの自家製商品が続々登場。焼き菓子やホールケーキ、ゼリー、パウンドケーキなどのデザート品目も拡充する予定です。これまでの強みを生かし、お客様の期待を超える惣菜・デザート開発に注力し、2022年には100品目以上の新商品の開発を目指します。また、これまで設備やスペースの不足といった問題で、パートナー企業と協力して製造していた分野においても、新たな自社製造システムの推進が可能となることで、自社製造比率は現在の約20%前後から、今後3年間でおよそ30%に達する見込みです。これにより、新たなコストの削減や、試作から販売までのスピード化が実現。これまでに以上に、新しい食との出会いや楽しみをご提案してまいります。
3)環境へ配慮、SDGsを推進する取り組みを加速
当社の「自家製商品」は、お客様にご好評をいただく一方で、それに伴い石油化学由来のプラスチック容器の使用量も増加していく課題がありました。そこで、新たな包装機を導入。蓋を使用しない「トップシール容器」や、ラップで全体を包装する「フルシュリンク」から、フタと容器の結合部分にのみフィルムを装着する「サイドシュリンク」へ移行。また、当社の人気商品であるデザート類の容器を、環境配慮型の包材へ変更することで、年間110tのCO2排出量の削減を見込んでいます。包装機以外でも、環境配慮型包材の積極的な導入を行うことで、2019年対比で2.5倍以上の導入を目指します。環境に配慮された素材が使用されている商品の容器には、「はっぱちゃん」マークを印字し、店頭でもポスターを掲示してまいります。今後も、持続可能な社会づくりを目指し、様々な活動を進めてまいります。
4)地域の雇用や地域交流の活性化
当社の企業理念は「食にこだわり、豊かな社会を創造する」。この「豊かな社会」を創造していくためには、未来を担う子どもたちの健康で健全な成長が大切だと成城石井は考え、「食を楽しむ心を育む」ことをテーマにした食べる喜びを五感で体験する企画を推進しております。第1・第2CKがある東京都町田市では、これまで地域の子どもたちを招いた「まちだこどもふれあい祭り」で、農業体験などの食育活動に取り組んでまいりました。引き続き、大和第3セントラルキッチンを操業させていただく神奈川県大和市でも、地域住民の皆様とのふれあいを通し、食育や健康増進活動など、食を通した豊かな社会を築く活動を実施してまいります。また、地域住民の皆様の雇用促進を目的として、操業開始時に大和市エリアから約300名前後の採用を実現いたします。
<施設概要>
正式名称:成城石井 大和第3セントラルキッチン
所在地:神奈川県大和市下鶴間2570-4
敷地面積:約2,100坪(約7,000㎡)
建物面積:約1,000坪(約3,300㎡)
延床面積:約3,000坪(約10,000㎡)
構造 :鉄骨造 地上4階建て
投資額 :66億円
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