【イベントレポート】「SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING」今シーズン参戦体制発表会を開催!

監督・ドライバーが今季からの変更点に対する心境や今シーズンへの展望を明かす

株式会社ベルテクス・パートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役:山口正智)がメインパートナーを務める「SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING(38号車、39号車)」は、2025年2月22日(土)、2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権に向けた体制発表会を開催しました。監督やドライバーが登壇し、今シーズンからの変更点に対する心境やその展望について語りました。

※当日の様子はYouTubeチャネル「U-SPORTS Wednesday」にてご視聴いただけます。

▮チーム監督、ドライバーによる挨拶
- シーズン開幕に向けた決意と目標とは?監督とドライバーが今季の意気込みを語る

チーム本拠地の山口県にて開催された体制発表会には、多くのファンも駆けつけました。ステージには、チーム監督の立川祐路氏、阪口晴南選手(38号車)、大湯都史樹選手(39号車)が登壇。開幕に向けた意気込みを語りました。

立川監督は「今シーズンも2台体制でチーム一丸となって勝ちにこだわって挑んでいきたい。」とコメント。

昨シーズンの開幕戦で自身初のポールポジションを獲得した阪口選手は、「スーパーフォーミュラ参戦は5年目のシーズンとなりますが、まだ優勝を果たせていません。今年こそ初優勝を目指して全力で挑みます。」と力強く語りました。

また、本チームで2年目のシーズンを迎え、さらなる活躍が期待される大湯選手は、「このチームは雰囲気が温かく、集中してレースに臨める環境です。今年はチーム優勝やポールポジション獲得など、しっかり結果を残したい。」と抱負を述べました。

▮スポンサー紹介、パートナー企業による挨拶
- 今シーズンのチームへの期待とその想いを述べる

体制発表会には、チームを支援するスポンサー企業も登壇しました。

今回新たにメインパートナーに加わった株式会社三基商会(本社:山口県周南市、代表取締役:兼重和生)代表取締役の兼重氏は、「順位だけにこだわるのではなく、レースを通じて多くの方に勇気や力を与えられるチームになってほしい。」とチームへの期待を寄せました。

また、昨シーズンよりメインパートナーを務める当社からは、代表取締役の山口が登壇。「スーパーフォーミュラは、日常で得られない喜びや感動を与えてくれるスポーツです。今季もその喜びを多くの方々と共有したい。」とチームと共に挑む今シーズンへの想いを述べました。

・株式会社三基商会 代表取締役 兼重和生氏 挨拶

「私たちは山口県の小さな企業ですが、一生懸命働くことでレーシングチームのスポンサーになることもできる。その事実が、未来を担う子供たちの夢や希望になると信じて、このチームのスポンサーを務めることにいたしました。私自身もレースや車が大好きです。スポンサーとしての支援を実行し、チームの活動を支えることで、子供たちの未来を築いていきたいと思います。そして、チームには順位だけにこだわるのではなく、レースを通じて多くの方に勇気や力を届けられるような、そんなチームになってほしいと願っています。CERUMO・INGINGは本当に素晴らしいチームです。皆さんと一緒に応援できることを楽しみにしています。」

・株式会社ベルテクス・パートナーズ 代表取締役 山口正智 挨拶
「メインパートナーに就任した昨シーズンは、全試合に足を運びました。最初はレースの知識がほとんどありませんでしたが、現場で様々な方とお話するなかで、モータースポーツの繊細さや難しさ、レースの奥深さを肌で感じました。そして、サーキットでしか味わえない興奮や感動を通じて、自分の感情が大きく揺れることも経験しました。スーパーフォーミュラは、日常では決して得られない特別な喜びを与えてくれるスポーツです。今シーズンもさらにその魅力を楽しみ、その感動を多くの方々と分かち合いたいと思います。私たちがレースに対して直接できることは少ないかもしれません。それでも、ファンの皆さんに喜んでもらえるように、今シーズンもチームやレース全体を盛り上げる活動に挑んでまいります。」

会場内にはスポンサー紹介パネルやトライアル企画として実施したミニチュアフィギアの展示も行われた

メイントークショー
- 今シーズンからの変更点に対して、監督・ドライバーが心境や戦略について語る

●昨シーズンの振り返りと課題

メイントークショーでは、昨シーズンの振り返りや今シーズンの変更点、2月に行われたテスト走行で得られた感触についてトークが繰り広げられました。

立川監督は昨シーズンの阪口選手について、「開幕戦でポールポジションを獲得するなど好スタートを切れましたが、その後はクラッシュや車体変更後のトラブルが続き、思うようなレースができず悔しい結果となりました。」と振り返りました。

昨年からチームに加入した大湯選手については、「最初は彼のドライビングと車体とのマッチングで苦戦しましたが、中盤から徐々に本領を発揮し始めたと思います。」と評価。

「2人のパフォーマンスを最大限に引き出すには、まだ課題が残っています。」と今後の課題と意欲を語りました。

●今シーズンの変更点に対する心境

今シーズンからレース数やタイヤの変更などが発表されており、その影響についても話題が及びました。

立川監督は「レース数が12戦に増え、さらにレース終了後の車体整備時間にも制約が設けられるため、レースに向けた準備はより厳しくなります。また、ドライバーは2日連続でレースに臨むことになり、体力・精神的にもハードな戦いになることが予想されます。」とコメント。

一方の選手たちは、レース数の増加に前向きな姿勢を見せました。阪口選手は「チームやメカニックの負担は増えてしまいますが、それだけ勝てる可能性も高まるのでチャンスだと捉えています。」、大湯選手も「土日開催になれば、観客の方々にもより多くの走行を見てもらえる機会になると思います。チームとしては大変ですが、個人的には嬉しいです。」と率直な感想を述べました。

●テスト走行の手応えと開幕戦への展望

今シーズンからタイヤの仕様が変更されることについて、立川監督は「シーズン序盤は、各チームの戦略が分かれそうですが、徐々に最適なコンディションが整ってくると思うので、そういった意味では見どころの多いシーズンになると思います。」とシーズン開幕へ期待を寄せました。

また、今回からエンジニアが変更となった大湯選手は、「岡島エンジニアとはスーパーGTでも組んでおり、すでに信頼関係があります。」とコメント。そのうえで、今年2月に行われたテスト走行を振り返り、「タイヤ変更に加え、悪天候の影響で例年のように十分なテストができず、未知数な部分が多いです。」と慎重な姿勢を見せました。

一方、阪口選手は「昨年と同じ車両セッティングでテストを開始し、タイヤの挙動の違いを確認しながら調整を進めました。すぐには順応できませんでしたが、方向性が見えたので軌道修正はできると思います。」とその手応えについて語りました。

●互いのドライビングスタイルについてと今シーズンへの意気込み

お互いのドライビングスタイルについて問われると、阪口選手は「大湯選手はダイナミックに見えて繊細な走りをする。特にコンディションが悪いときはアグレッシブに見えて繊細なコントロールをします。」とコメント。一方の大湯選手は「阪口選手は迷いなく正確にマシンを操る印象です。自分なら迷う部分でも阪口選手は的確に対処できるドライバーです。」と話し、選手同士のリスペクトを感じられる場面がありました。

終始和やかなムードで開催された今回の体制発表会。最後は各人がファンに向けて今シーズンへの意気込みを語ると、会場は開幕に向けた期待感に包まれました。

▮会場を訪れたファンとの交流企画も開催

体制発表会の終盤には、ファンとの交流を深める特別企画も行われました。ガチャガチャで選ばれた質問に監督と選手が答える“ガチャ質問タイム”では、普段聞けないチームの裏話やパーソナルな話題も語られるなど、会場は大いに盛り上がりました。

また、サイン会やファンから寄せられた応援メッセージがチームと共に全国のレース会場を巡る企画なども行われ、会場を訪れたファンにとって貴重な時間となりました。


【2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権 参戦体制】

■エントラント名:INGING MOTORSPORT(インギングモータースポーツ)

■チーム名:SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
     (サンキ ベルテクス・パートナーズ セルモ・インギング)

■車両名:SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23

■チームオーナー:卜部 治久

■チーム監督:立川 祐路

■38号車:

 ドライバー:阪口 晴南(サカグチ セナ)

 エンジニア:渡邊 信太郎(ワタナベ シンタロウ)

■39号車:

 ドライバー:大湯 都史樹(オオユ トシキ)

 エンジニア:岡島 慎太郎(オカジマ シンタロウ)

マシンカラーリング
左から、立川祐路監督/阪口晴南選手/大湯都史樹選手

▮ベルテクス・パートナーズ、メインパートナー就任への想い

2024年シーズンより、メインパートナーとしてチーム母体であるトヨタカローラ山口株式会社をはじめとする卜部グループの企業と協力し、モータースポーツとビジネスの両面で新たな価値創出に取り組んでいます。昨シーズンは、レーシングチームの運営や母体企業のビジネス展開において、経営・戦略面でのコンサルティングを提供するとともに、レース会場での参加型ファン交流企画※やSNS・メディアを活用した積極的な情報発信を通じ、モータースポーツの魅力を多くの人に届けることを目指して活動してまいりました。

当社は“その想いに挑戦に本気でこたえるパートナー”をパーパスに掲げ、クライアント企業が抱く挑戦への想いに寄り添い、“真のパートナー”として伴走することで、変革の実現を支援してまいりました。今後も、両社の連携をさらに深め、モータースポーツ文化の発展にも寄与する取り組みに挑戦してまいります。また、レースをはじめとするあらゆる事業領域において、変革を実現するパートナーとして活動を続けてまいります。

昨シーズンを糧にさらなる飛躍を目指す「SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING」に、ぜひ熱いご声援をよろしくお願いいたします。

※トライアル企画として実施

■株式会社ベルテクス・パートナーズ 会社概要

・会社名 : 株式会社ベルテクス・パートナーズ

・代表者 : 代表取締役 山口正智

・所在地 : 〒107-6218 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 18階

・資本金 : 4,000万円(資本準備金500万円を含む)

・設立 : 2015年7月

・URL : https://www.vertex-p.com/

・事業内容:

戦略策定~実行支援・新規事業創出・業務プロセス・デジタルに関するコンサルティングサービス、事業共創によるスタートアップ・CVC・地方創生の支援、先端ソリューションを活用したオープンイノベーションソリューション、クロスボーダーM&A、新規事業プロデュース

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会社概要

URL
https://www.vertex-p.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂 ミッドタウン・タワー18階
電話番号
03-4540-4315
代表者名
山口 正智
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2015年07月