令和4年度 厚生労働省 社会福祉推進事業『地域共生社会の実現に向けた「地域づくり」への取組に関する調査研究事業』の実施
■本事業の背景・概要
令和3年度から始まり、今年度で2年目となる厚生労働省の「重層的支援体制整備業」(以下、重層事業)。
重層事業では、市町村全体の支援機関・地域の関係者が断らず受け止め、つながり続ける支援体制を構築することをコンセプトに「相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」の3つの支援を一体的に実施することを求められています。
中でも、「地域づくりに向けた支援」を担う「地域づくり事業」は、「相談支援」や「参加支援」の下支えとなり、多分野における地域のつながりを創出する、地域共生において重要な事業になります。
一方、重層事業を実施している自治体にアンケートを実施したところ、「地域づくり事業」への取り組み意欲はあるものの、福祉の分野間や福祉以外の分野との連携、地域との関係構築や巻き込み方など、実際に運用していく中で課題感を持っている職員の方が多いことが分かりました。
事業者の中にも、自治体と同様の課題感や、そもそも自治体とどう連携したらよいか分からないという課題感を持っていると思われます。
そこで、本調査研究事業では、これまで弊社が社会課題に関する啓発・調査を行う中で培ってきた、現場の意見を吸い上げ整理していくヒアリング・分析のノウハウを生かして、今年度「重層事業」実施予定の自治体担当者にアンケートおよびヒアリングを行い、事業の推進にあたっての課題を整理しています。
上記の調査から得られた課題について、「地域づくり」の取組を行なっている団体・個人(NPO、社協、自治体、学識者)から構成される有識者会議を開催し、方策についてまとめてきました。
リディラバは、これらを踏まえて「地域づくり」事業推進のための手引き・報告書を作成し、自治体と地域住民が協働しながら地域の課題を一緒に解決していく「地域共生社会」の全国的な実現を目指します。
また、令和5年2月22日には、重層事業や地域づくり・地域共生の分野についてご関心のある市町村の公務員の方・事業者の方を主な対象に、公務員オンラインサロンを運営する株式会社ホルグと共催で、本手引きの紹介と「地域づくり」の事例紹介を中心としたオンラインイベントを開催いたします。
ご関心のある方は是非ご参加ください。
■オンラインイベントの開催について
・日時:令和5年2月22日(水) 19:30~21:00
・開催方法:オンライン(Zoomを使用)
・対象:
-「重層的支援体制整備事業」「地域づくり事業」について悩みをお持ちの方
-地域共生に関する自治体の実践例・考え方について知りたい方
※自治体関係者でなくともご参加頂けます。
・内容:「地域づくり」に関する滋賀県高島市、広島県廿日市市の取組事例について
-滋賀県高島市
今年度より重層的支援体制整備事業を開始し、初年度として「地域づくり事業」の実態調査を実施。また、地域づくりの下地として福祉以外の分野の課も交えた庁内会議「庁内連携つむぎあい会議」を実施し、各課への福祉的視点を元にした連携を仰いでいる。
-広島県廿日市市
地域住民が自分と地域との関わりを考える「暮らしのことゼミナール」を実施。地域で「自分がやってみたいこと」を、ゼミを通して、実際に地域住民自身が実践するところまでサポート。ゼミOB・OGによるネットワークも創出している。
・登壇者:
-滋賀県高島市:高島市役所 健康福祉部 社会福祉課 くらし連携支援室 清水様
-広島県廿日市市:廿日市市役所 廿日市市 健康福祉部 健康福祉総務課 福祉企画グループ 倉田様
特定非営利活動法人ひろしまジン大学 代表理事 平尾様
-株式会社Ridilover:柴田(進行役として)
・参加費:無料
・詳細:https://www.holg.jp/event/ridilover_event/
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