大阪・関西万博を支える清掃・警備スタッフの業務を効率化するスマホアプリを開発
スタッフ約200名を効率管理
イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループCEO:濵田和成、以下、「当社」)は、4月13日に開幕した大阪・関西万博の運営を支える清掃・警備スタッフ約200名を効率的に管理するためのスマートフォン用アプリを開発し、開幕前の4月4日より運用を開始しました。

当社グループは、大阪・関西万博(以下、「万博」)において、会場内の熱源施設運転監視業務、一部エリアの施設維持補修業務及び清掃業務・会場内外警備業務のほか、複数の民間及び海外パビリオンの清掃・警備業務などを受託しています。万博の運営を支える清掃・警備スタッフは総勢約200名に上ります。
当社は、ご来場者に万博を存分に楽しんでいただくため、広大な会場かつ多数のスタッフが同時に稼働する現場においても、円滑に業務を遂行し安全・安心な環境をお届けすることを目的に、当該業務管理アプリを開発しました。
【本アプリの特徴と機能】
●直感的なUIデザイン:スマートフォンの操作に不慣れなスタッフの使用も想定し、ユーザーインターフェース(UI)は直感的に操作可能なデザインに設計。今後は、特定技能外国人の就業に対応し生成AIを活用した多言語翻訳機能も追加実装予定
●勤怠登録機能:スタッフが出勤・退勤を簡単に登録できる機能
●業務指示・完了報告機能:会場内の管理センターからの作業の指示やスタッフからの完了報告を遠隔で行える機能
●ステータス管理機能:管理者がスタッフの現在位置や業務状況をリアルタイムで把握する機能。急な対応依頼が発生した場合も対応可能かつ現場に最も近いスタッフに指示を出し派遣することができるため、業務効率化が可能
●消耗品管理機能:備品や消耗品の持ち出し、発注、納品、在庫管理を一元的に行える機能。
トイレットペーパー等消耗品の過不足を防止
なお、当社では、業務管理アプリによる効率化効果を、1日あたりのスタッフ人数120名で試算した結果、本アプリ未使用の場合と比較して、約1割の作業時間削減になると試算しています。




当社が事業領域とするファシリティマネジメント業界では、人手不足が深刻化しています。こうした中、当社ではより多くの施設に専門性の高いサービスを提供し続けるために、DXを通じた生産性向上に取り組んでいます。今般、開発した業務管理アプリもその一環として開発したものです。
今後、業務管理アプリを万博のみならず、テーマパークやアミューズメント施設、スタジアムなど、広大な面積を多数のスタッフで管理する必要がある施設に導入していくことで、更なる業務効率化に繋げることを計画しています。
当社では、経営理念として掲げる「私たちは、お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」を実践し続けるために、引き続き、AIやIoT、ロボットといったテクノロジーを活用したDXを推進していきます。これにより、当社グループはもとより、ファシリティマネジメント業界全体の生産性向上に貢献し、より多くの施設に安全・安心な環境をお届けしていきたいと考えています。
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