超高齢化社会の現実に社会や家族は親をどう支えていくのか
お笑い芸人が認知症の母と向き合う姿を追ったTSSドキュメンタリー

2013年の「R-1ぐらんぷり」(※現在の「R-1グランプリ」)で優勝したピン芸人・三浦マイルド。去年2月、認知症が進行する母親の介護のため、地元の広島県江田島市に戻る決断をしました。
母子家庭で育った一人息子。幼い頃、お笑いコンビ・ダウンタウンの魅力に心を奪われ、故郷を飛び出し芸人の道へ進みました。不安定な職業を目指すことに、泣きながら訴える母親。その反対を押し切って夢を追い続けました。
江田島に戻った三浦マイルドが口にしたのは「これまで母にしてきたことの償いだと思って」という言葉。施設に入りたくないという意思を尊重し、一日の大半を寝て過ごす母親を自宅で介護します。アイスクリームを止めどなく食べ、欲しいと言われた餃子を焼いても、すぐに気が変わり食べなかったり、まるで子供のようにふるまう母。その姿に戸惑いながらも、介護を通してこれまで歩んできた自分の人生に向き合い始めます。
都会での仕事が減り、店舗や地域のイベントで細々とやるお笑いライブに出演。そこで気付いたのはマイク1本あれば誰かに笑顔を届けることができるということでした。東京で有名になって、多くの人に「笑い」を届けたい、しかし、この場所でも芸人として何かできることはあるのかもしれない…。きっかけをくれたのは紛れもなく認知症になった母親でした。
「笑い」を追い求める一人の芸人が日々迫られる人生の決断。 超高齢化社会が始まった“老いゆく”ニッポンで、社会は、家族は、認知症の「親」をどう支えていくのか…「笑い」を追い求めてきた彼の日常から、何が家族にとって「幸せ」なのか、見つめます。
放送日時(広島地区): 2025年5月31日(土)
午前10時25分~午前11時20分
出演者:三浦マイルド
※第34回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
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