【環境経営・CDP】ANAホールディングス、「Aリスト企業」に選定
CDPスコアアップが実現した背景とは
航空業界をリードする環境経営への取り組み
ANAホールディングスは、航空事業を中核としながら、旅行事業、商社事業などのビジネスを展開しています。
ESG経営の推進にあたり、「環境」を重要課題の一つと認識し、2016年からCDPに回答してきました。2019年には日本の航空会社で初めてTCFDに賛同し情報を開示。そして2022年には、アジアの航空会社で初めてCO₂排出削減目標のSBT認定を取得しました。
ANAホールディングス株式会社
サステナビリティ推進部 担当部長
大和田 哲也さん
採点基準を熟知したサポートでスコアアップを実現
ブルードットグリーンとは、お客様への「カーボンオフセットプログラム」のサービス提供において、2018年からお付き合いがありました。そしてCDPの公式スコアリングパートナー(現在は気候変動コンサルティングパートナー)として採点の基準などを知り尽くしていることから、2021年よりCDP回答のサポートをお願いすることにしました。
CDPの質問数は130問以上で、原文は英語です。専門知識なしに日本語の訳文の意味を読み解き、問いの意図に沿った回答を用意するのは簡単ではありません。
設問の狙いや採点基準を解説してもらい「この部分はもう少し丁寧な回答が望ましい」といった助言をもらいながら回答を煮詰めていくことで、初年度はスコアが「B」から「A-」に、翌年には「A」を獲得して、気候変動の分野で最高評価の「Aリスト」企業に選定されました。
ANAホールディングス株式会社
サステナビリティ推進部
澤口 真理子さん
CDPのスコアがお客様からの評価や企業価値向上に直結
航空業界は、業態として高スコアがとれない質問が存在するため、平均スコアは上がりにくい側面があります。そのなかで「A」を獲得したことで、環境意識の高い欧州などを中心に、お客様から高い評価をいただきました。
CDPの質問項目は、環境対策が進んだ欧州の視点で設定されたものですから、自社の環境への取り組みを世界水準で再検討する良い機会です。経営戦略を考える上でも、非常に重要な取り組みであると認識しています。非財務情報の開示はより強く求められ、注目度も高まっていくなかで、丁寧でスピード感を持ったサポートにより、サステナビリティ推進部の業務負担が軽減されています。
ブルードットグリーンは、この3年で業界の動向を細かくお伝えしながら共に回答を練り上げてきたこともあり、航空業界や当グループの事業についてもさらに理解を深めてくれました。今後も力を借りながら、ESG経営の取り組みをさらに強化していきたいと考えています。
【記事全文はこちら】
https://www.bluedotgreen.co.jp/casestudy/cdp/interview_ana_holdings/
[企業紹介]
ANAホールディングス株式会社 https://www.ana.co.jp/group/
[会社概要]
会社名:ブルードットグリーン株式会社
事業 :TCFD対応コンサルティング/CDP回答支援コンサルティング
GHG排出量(Scope1,2,3)の算定/LCA・CFP算定/カーボンオフセット事業
代表者:取締役社長 八林 公平
住所 :東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル10F
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