【登壇レポート】不動産業界におけるDXのトレンドと事例を紹介

〜 不動産経済研究所が主催「第1回マンション総合フォーラム」にて、不動産業界におけるDX推進企業として代表小俣が登壇しました 〜

企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 /CEO・CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、1月31日(火)に開催された株式会社不動産経済研究所が主催する「第1回マンション総合フォーラム」にて、弊社代表取締役 小俣泰明が登壇しました。

本フォーラムは、競争激化のマンションマーケットで世界的なインフレ下のマンションプレイヤーはどう生き残りを図るべきなのかをテーマに、当社からは「不動産業界におけるDXのトレンドと事例」について紹介しました。

 

マンション総合フォーラムの概要については以下をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000028308.html


<講演内容(一部抜粋)>
  • 不動産業界におけるDX課題
・なぜ不動産業界のDXが進まないのか
国内不動産業界におけるDX課題の具体例の一つとして、サービスの管轄部門が縦割りになっていることが挙げられます。これにより、同一の顧客を部門横断で捉えることができず、ユーザーのシームレスな体験の妨げになっているだけでなく、企業にとっても顧客情報を最大限活用できない状態を生み出しています。


・なぜマンション事業においてもUX/UIが重要なのか
顧客体験が優れていればいるほど、潜在顧客からの顧客獲得、そして最終的なロイヤルカスタマーへの転換の可能性を大幅に高めることができることから、高額商材を扱うマンション事業においても、UX/UIはDXにおける重要なキードライバーとなります。
また、オンラインでの物件選びが主流になる中、これまでの画一的な物件設備情報や写真に加えて、引っ越し先地域の近隣情報に対するユーザの関心は年々高まっています。世界的なマンション業界におけるUX/UIの好事例として、それらの情報を提供するプラットフォームが増加し、多くのユーザを獲得しています。

 

 
  • 目指すべき不動産業界のDXの世界観
DX推進により目指すべき世界観として森ビルの事例をご紹介いたしました。森ビルでは、ヒルズID/アプリを起点とし、「暮らす」「働く」「遊ぶ」といった人の活動を点ではなく面として捉え、それらを紡ぎ合わせて「顔が見える」レベルで顧客理解を深めることで、満足度の高いシームレスな体験を提供しています。
不動産業界では遅れていると言われるID統合を果たした暁には、事業経営やマーケティング等をはじめとした様々な領域で、データを部門横断的に有効活用できる未来が広がると考えられます。
 

※2021年3月16日 森ビル株式会社 ヒルズネットワーク プレスリリースより
 
  • 弊社支援事例のご紹介
・マンションの販売がオンラインで完結するDXサービス「sumune for LIVIO」
sumune for LIVIOは、ネットで自動車が購入できる世の中で、マンションも購入できる時代を目指す、カスタマーの購買行動のオンラインシフトにチャレンジした日鉄興和不動産様とのDX事例です。物件情報の閲覧・検討に加え、マンションの購入にあたり必要な申し込み手続きや住宅ローン手続き、契約手続きを、ワンストップかつシームレスに提供できる仕組みを実現いたしました。

事例「sumune for LIVIO」:https://www.arsaga.jp/works/sumune-for-livio/


・マンション自主管理DXサービス「KURASEL」
築30年を超えるマンションにおいて問題となっている、エレベーターや立体駐車場などの設備老朽化に伴う莫大な修繕費を賄うことを目的として、マンション管理業務の改革を目指したイノベリオス様との事例です。
管理組合側で行うことで効率が向上する「外注会社への支払い業務」「管理費、修繕費の請求業務」「共用部の利用状況の確認」などを、パソコンやスマートフォンの画面から簡単に行えるサービスを構築しました。

事例「KURASEL」:https://www.arsaga.jp/work/kurasel/

 
  • まとめ
不動産業界においては、既存の業界内のプレイヤーのみならず、土地・資産を有する業界外 の大手企業の参入もありうることから、競争がさらに激化する可能性があります。そのような事業環境で勝ち残るためには、DX領域で競合に対して少しでも多く「差別化要因」や「優位性」を確保していけるかの競争になっていくと推察されます。
特に差別化要因になるのは、DXによるラストワンマイルの利便性です。不動産取引における売買や契約、日々の生活における居住者向けサービスなど、全てがスマホで完結する世界が近い 将来訪れます。そのようなDXを根気強くやりきれた企業が今後生き残っていくでしょう。

アルサーガパートナーズは、これまでお客様のビジネスを成功に導くパートナーとして多数の不動産業界におけるDXを支援して参りました。今後もDX推進、加速に向け貢献していけるよう、コンサルティングからITシステム開発・運用まで一貫した強力体制でサポートしてまいります。
 
  • 登壇者紹介

アルサーガパートナーズ株式会社
代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明


日本ヒューレット・パッカードやNTTコミュニケーションズなどの大手ITベンダーで技術職を担当し、システム運用やネットワーク構築などのノウハウを習得。 その後、2009年にソーシャルゲーム開発において業界トップクラスであり、東証JASDAQに上場の大手IT企業(クルーズ株式会社)に参画し、 同年6月に取締役に就任。翌年5月同社技術統括担当執行役員に就任。 CTOとして大規模WEBサービスの開発に携わる。 2012年6月に退任、2012年からITベンチャー企業を創業。 代表として3年で180名規模の会社にする。2015年辞任。 2016年ITサービス戦略開発会社アルサーガパートナーズ株式会社を設立。

■アルサーガパートナーズ株式会社 について


アルサーガパートナーズは、「人をつくる、だからモノをつくれる」をビジョンに掲げ、日本全国のDX事業の成功をミッションとするワンストップ型のDXコンサルティング・開発パートナーです。自社内にコンサルティング・企画・デザイン・IT開発・保守運用まで、ITシステムの開発と運用に必要なすべての機能を包括しています。エンジニアが社員の8割を占める組織構成で、ユーザー企業と直接取引を行い、自社内開発をモットーとしており、適正なコストでのサービス提供を実現しています。「最高品質を最速で」をスローガンに、お客さまに寄り添うことでビジネスの成功をより確実なものへと導きます。

本社    :東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト15階
熊本スタジオ:熊本県熊本市南区江越2丁目24−1
代表者    :代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立日 :2016年1月
資本金    :6億7,000万円(資本準備金含む、2022年7月現在)
社員数    :267名(2022年12月末現在)
事業内容:ワンストップ・DXソリューションパートナー事業
Web    :https://www.arsaga.jp

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会社概要

URL
http://www.arsaga.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
電話番号
03-3461-3028
代表者名
小俣泰明
上場
未上場
資本金
14億3470万円
設立
2016年01月