分析の前に、計測が合っているか。広告の計測実装を点検するAIエージェントをマーケティングAXの新リソースとして提供開始
レポートの数字を疑レポートの数字を疑うところから始めるのではなく、疑わなくてよい状態にしてから分析に入れます
株式会社アイトリガーは、マーケティングAXの専門リソースソリューション「AXer(アクセル)」において、広告の計測実装の不整合を検出するAIエージェントの提供を、2026年8月より開始します。本エージェントは、同社が自社の運用支援業務に実装し、定期の点検として運用しているものです。広告データを分析や自動化に用いている企業へ、その分析が乗っている計測の設定を、事故が起きる前に確かめる工程を提供します。分析の精度を上げる前に、分析が立つ前提を業務として持つという考え方の実践です。

数字が正しいという前提を、誰も確かめていませんでした
株式会社アイトリガーは、広告運用の支援において、データを分析や自動化に用いる仕組みを増やしてきました。その過程で確認したのは、それらがすべて、計測が正しく動いているという前提の上に立っている点です。
ところが、その前提を確かめる工程は、どの担当者の業務にも入っていませんでした。タグが差し替え時に外れている、遷移でパラメータが引き継がれていない、媒体ごとに計上の定義が食い違っている。こうした不整合は画面上でエラーとして現れず、数字は出続けます。気づくのは月末の集計が合わないときか、判断を誤ったあとでした。発見が事故のあとになる構造です。
同社はこの構造を解消する仕組みを構築し、社内の運用案件で検証しました。日々の運用に耐えると判断したことから、自社の運用支援業務に実装し、定期の点検として運用を開始しています。あわせて、同型の課題を抱える企業へ、AXerの新たな提供リソースとして提供を開始します。
分析を賢くする前に、分析が立つ土台を確かめる
アイトリガーが置いた考え方は、分析の精度を上げることではありません。その分析が乗っている計測の設定が、いまも意図したとおりに動いているかを、業務として定期的に確かめる状態をつくることです。
本エージェントは、各案件のコンバージョンの計測設定、タグの発火状況、遷移におけるパラメータの引き継ぎ、媒体ごとの計上の定義を突き合わせ、食い違っている箇所を一覧として書き出します。設計で重視したのは、AIに正誤を判定させないことです。
検出するのは「間違っている」ではなく「食い違っている」までとし、どちらが正しいかの判断は人に返します。計測の正解は事業側の定義によって決まるため、AIが正誤まで踏み込むと、誤った断定がそのまま設定変更につながる恐れがあるからです。実現する3つの変化は次のとおりです。
① 不整合に気づくタイミングが、事故のあとから点検のときに変わります。
数字が想定と合わない理由を後から探す作業ではなく、合わなくなる前に食い違いを見つける作業になります。
② 点検の範囲が、人が見に行ける分から設定全体に変わります。
気づいた人が気づいた箇所を確認するのではなく、全案件を同じ観点で通します。
③ 数字を使う判断が、確かめられた前提の上で進みます。
レポートやダッシュボードを読むときに、その数字が点検を通ったものかどうかを添えて共有できます。
本エージェントは、単体のSaaSツールとして提供するものではなく、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装します。計測の定義は事業ごとに異なるため、何を正とするかの設定と、参照するアカウントの権限設計は、要件確定の段階で個別に行います。
分析の前提を、業務として持つ
今回の取り組みは、計測ミスを見つける機能の追加ではありません。分析や自動化が前提としている条件そのものを、点検という工程として業務に組み込むという設計の実証です。AXerは、人・ツール・ノウハウで業務フローそのものを設計・構築・運用する専門リソースソリューションです。数字が合わなくなってから原因を探すフローから、合わなくなる前に前提を確かめておくフローへ。
本リソースは完成したパッケージではなく、扱う媒体や計測の定義に合わせて組み替える前提です。自社の運用支援業務での実装をひな型に、同型の課題を持つ企業へ順次提供を開始します。どこまでを正とするかの整理段階からのご相談も承っています。
■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
URL:https://aitrigger.co.jp/
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