行動リノベ®「わからない が わかる技術」発売

~成長を阻害する「わかっている」を崩すには?~

組織行動科学®︎

担当者からリーダーへ役割が変わった。説明は聞いたが、明日から自分の何を変えるのかが浮かばない。そんな場面では、言葉の説明に加え、実際の仕事の違いを見比べる材料を用意する方法があります。2022年に発表した行動リノベ®「わからない が わかる技術」は、目指す姿と現状を比べ、次に必要な問いを見つけることに目を向けました。 当社は、この実践に基づく開発・提供を現在も続けています。

2026年10月26日 改訂|発表当時の実践・観察と開発の経緯を残し、仕事の場面から現在の資料を選べるよう、説明と参照先を整えました。

「分かりました」の中身を、実物で一緒に見る

  

  

役割が変わった後の行動を見て、理解と経験をつなぐ

当時、担当者からリーダーへ役割が変わっても、日々の行動は担当者のまま続く状況を見ていました。原発表はこの状態を「90%程度」と整理しています。また、似た経験から本部の方針を具体的な姿に描き起こせる社員を「5%程度」、そうした姿を描けない社員を「90%以上」と記し、知識を聞いて分かることと、実際にどこまで担うかが分かることの違いを捉えました。

原発表では、本人が「どこまで担うか分かっていないこと」自体に気づかないと、説明は理解を否定されたように受け取られ、知識・技術も課題解決に使われにくいと捉えました。

当時は、市場が成長を続ける環境で、指示どおりに動き、与えられたツールを使うことが組織の成果を最も高める習慣になっていたと捉えました。一方、その手段の実行が目的になると、問題の原因を指示した人や相手の側に置き、事実や原因を確かめ直す必要が見えにくくなる。その結果、相手の問題解決より自分の処理効率を優先する部分最適へつながる、という考察です。

そこで、最初から大きな理想を語れることを求めず、実際に起きている問題を見つけ、なぜ起きるかの仮説をつくり、望ましい状態を考え、小さく試すことを重ねます。経験すると、初めには見えていなかったことが分かり、望ましい状態も具体的になる。当時は、現実の課題解決で理想の状態の解像度が上がり、その先にパーパスや先見性のあるビジョンが見えてくる順序を示しました。

この往復を通して、自分が分からなかったところと、次に何を知り、どう動くかを見つけるのが「わからないがわかる技術」です。 目指すのは、相手とその先にいる人々が、より良くなる状態です。相手が利益を得て繁栄することを、自分たちの仕事が継続する条件として捉えています。

理想の状態を臨場感のあるイメージで描く習慣があれば、うまくいかなかった結果も「失敗」ではなく「仮説が検証できた」と受け止められる、というのが当時の考察です。

経験を比べ、新しい仕事へつなぐ研究との接点

Gentnerら(2003)は、交渉の二つの事例を比べて学ぶことが、新しい交渉課題への転用を助ける条件を実験で検討し、二事例を別々に読む条件より比較して学ぶ条件で転用が進む結果を示しました。当社はこの知見を手がかりに、本人が経験した仕事と新しい仕事を比べ、同じところ・違うところを具体化します。交渉課題の実験と、当時の役割移行の観察値とは対象と条件を分けて捉えています。

Gentner, D., Loewenstein, J., & Thompson, L. (2003). Learning and Transfer: A General Role for Analogical Encoding.

経験した仕事と、新しく担う仕事を並べる

たとえば、こんな場面です。担当者として、自分の案件を期限までに終えることを大切にしてきた人が、チームのリーダーになりました。新しい仕事には、複数の案件の進み方と、他のメンバーが判断に迷うところを見て、支援を選ぶ場面もありました。

二つの仕事を、目的、必要な情報、判断すること、誰に渡すかで並べます。本人の経験を生かすところと、新たに知る必要があるところが見えると、次に質問する相手や、試す一部分を選べます。

これからの仕事に生かす

ご自身の仕事で気になっている場面を、公開資料と照らして考えてみてください。相手の状況を確かめ、小さく試すことから、次に必要な関わりを見つけていきます。


【会社概要】
社名:リクエスト株式会社
URL:https://requestgroup.jp


代表者:代表取締役 甲畑智康
URL:https://requestgroup.jp/profile

 著書:「教える技術 外国人と働く編(かんき出版)」
「現場を上手にまとめる介護リーダーの8つの技術(中央法規出版)」など

【研究機関】
ABA(応用行動分析学)オペレーションズ研究センター
(ABA Operations Research®)
スマートクリエイティブマネジメント総合研究所
(smart creative management®)
公共行動研究室
(Behavior Based Public Policy)

【担当】:末光
e-mail: request@requestgroup.jp
問合フォーム: https://requestgroup.jp/request
 

リクエスト株式会社について(2026年10月追記)

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行っています。「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、仕事の問いから使える図解資料と実践の場を公開しています。

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月