「RIDEループ for Project」を正式提供開始 ——プロジェクトの「やる気はあるのに進まない」をAIと行動科学で解析
チームの「詰まり」を数値化し、明日から使える改善策を提示するプロジェクト診断サービス
株式会社ヒューマノーム研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀬々 潤)は、2026年3月3日にプロジェクト診断サービス「RIDEループ for Project」の正式提供を開始しました。
RIDEループ for Project は、「やる気はあるのに進まない」といった、プロジェクト運営で発生しがちな状況を、行動科学モデル・RIDEループ(認知・動機・実行・評価)とAI解析で可視化し、現場がすぐ取り入れられる改善アクションまでお渡しするサービスです。
なお、本サービスの詳細については、2026年3月6・7日に開催される「超異分野学会 東京大会2026」で展示いたします。
▶ 「RIDEループ for Project」商品ページ:https://humanome.jp/service/rideloop-for-project/
背景
新規事業や組織改編後のプロジェクトで多く見られる現象として「予算も人材も揃っていたのに、計画が進むにつれて徐々に速度が落ちてしまった」という話があります。計画当初の熱量のまま進めず、見えないブレーキがかかってしまうのは、目標や役割の共有が曖昧なために生じる現象です。進捗の実感が得られない状態が続くと、メンバーは先の見通しが立ちにくくなり、当事者意識が薄れ、意欲や創造性も連鎖的に下がることが知られています。
ガントチャートなどのタスク管理ツールは、業務やタスクの状態は可視化できますが、それを担うメンバーの心理や行動までは捉えられません。プロジェクトの状態判断は、リーダーの「なんとなく雰囲気が悪い」「忙しそうだ」といったあいまいな感覚に頼るほかなく、構造的な原因を特定できないまま、精神論による解決に陥りがちです。私たちはこの属人化していた「チームの状態判断」を、客観的なデータとして取り出すことが必要なのではないか、と考えました。
そこで当社は、プロジェクト当事者の認識をAI解析することで、チームの状態を定量化するサービス「RIDEループ for Project」を開発しました。解析手法には、人が行動を起こし、成果を出し続けるサイクルを定義した行動科学モデル「RIDEループ」を取り入れました。数値で示した組織の行動の詰まりと、具体的な改善策を診断レポートとしてお渡しいたします。
サービス概要
本サービスは、進捗を示す「タスクの完了/未完了」状態ではなく、それを実行する「メンバーの心理・行動の状態」に着目します。チームの実行力に影響する阻害要因の特定と、改善に向けた行動案を提供します。
1. 行動科学モデル「RIDEループ」による構造分析
「RIDEループ」は、行動科学に基づき、人が継続的に成果を出すために行動し続けるプロセスを”RIDE”の4段階の循環として示したモデルです。「RIDEループ for Project」は、このモデルを人の集団であるチームの状態診断に適用したサービスです。
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R:Recognition(認知) … 目的や課題、自分の役割を正しく理解しているか
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I:Initiation(動機) … 「やってみよう」という自発的な意欲や当事者意識があるか
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D:Doing(実行) … 実際にアクションを起こせる環境やスキル、リソースがあるか
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E:Evaluation(評価) … 結果を振り返り、次の学びに変える仕組みがあるか

2. アンケート × AI解析による「詰まり」の定量化
RIDEループモデルの各段階に対応したWebアンケートをメンバーに実施し、回答をAI解析することで、現在のプロジェクトに対する認識をスコア化します。 「なんとなく雰囲気が悪い」「皆忙しそうだ」といった属人的な感覚が、「認知(R)のズレの大きさ(標準偏差)」や「動機(I)と実行(D)の乖離」といった具体的な数値として可視化されます。これにより管理者は、どこに手を打つべきかをデータで判断できるようになります。

3. 明日から使える「行動処方箋」の提示
診断結果に基づいて、行動経済学でナッジと呼ばれる「小さな改善アクション」を提案します。 大掛かりな組織改革ではなく、「会議冒頭1分のゴール確認」「メールテンプレートの作成」「強制的な作業時間の確保(もくもく会)」など、メンバーがすぐに取り組める行動変容を促す具体案を提供します。
導入事例と利用者様の声
「RIDEループ for Project」を先行導入し、組織の行動変容に取り組んだプロジェクト事例をご紹介します。
【CASE A】大規模イベント運営プロジェクト
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課題:運営業務が特定の個人に集中しており、若手への権限移譲が進まない。毎回期日直前の準備に追われ、チームが疲弊する構造から抜け出せない。
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診断結果:メンバーの動機(I)は高く成長意欲もある一方、上流工程の遅れがそのまま現場の負担となり、実行(D)フェーズでの準備不足を招いている構造的なボトルネックを特定。
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利用者様の声:「100個のモヤモヤ」が「3つの改善すべき急所」として絞られたので、チームで改善に向かう共通言語ができました。第三者の視点で可視化されたことで課題を客観視し、次のアクションに踏み出す後押しになりました。
【CASE B】新規事業開発プロジェクト
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課題:社会的意義の大きいプロジェクトでメンバーの意欲は高いはずなのに、具体的なタスクが進まず停滞していた。
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診断結果:動機(I)や評価(E)のスコアは高い一方、実行(D)のスコアが極端に低いことが判明。やる気ではなく、物理的なリソース不足と新規タスクへの心理的ハードルが要因であると特定。
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利用者様の声:状態が数値で示されたことで、個人の能力ではなく構造的な課題として受け止められました。テンプレート化や進捗の細かい共有など、明日からできる具体的な改善策が役立ちました。客観的な診断によって、メンバー同士では見えにくかった課題に向き合うきっかけができました。
ご利用の流れ
改善レポートはお申込みから通常3〜4週間程度でお渡しいたします。 メンバーが行うのはWebアンケートへの回答(約10〜15分)のみで、通常業務を圧迫することなく実施できます。

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1. 責任者へのヒアリング |
プロジェクト管理者(PM・事業責任者・チームリーダー等)に対し、プロジェクトの目的や理想の状態、現在の課題感などについて、当社担当者がお伺いします。(オンライン / 30分程度) |
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2. メンバーアンケートの実施 |
プロジェクトメンバー(5〜10名程度)に、当社Webアンケートにご回答いただきます。 |
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3. AI解析・レポート作成 |
アンケートの回答をAI解析し、RIDE軸でプロジェクトを分析した診断レポートを作成します。 |
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4. 報告会・改善提案 |
管理者の方へ診断結果のフィードバックと共に、「明日からすぐできるアクションプラン」をご提案します。(オンライン / 60分程度) |
今後の展開・お知らせ
2026年3月6・7日開催の「超異分野学会 東京大会2026」では、ブース来場者限定の無償診断キャンペーンを実施します。会場で配布するチラシ記載のQRコードからお申し込みいただいた方を対象に、本サービスを無償でご提供いたします。
応募多数の場合は抽選とさせていただきます。ご利用にあたっては、診断後のアンケートへのご回答と、事例紹介ページへの掲載へのご協力をお願いしております。掲載内容・公開範囲はNDA締結のうえ事前にご確認いただきます。
ヒューマノーム研究所は、「人間とは何か」をテーマに、最先端のAI技術の社会実装を目指しています。本サービスを通じて、「行動の壁」を乗り越え、自走するプロジェクトへの変容を支援してまいります。
株式会社ヒューマノーム研究所概要

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会社名 |
株式会社ヒューマノーム研究所 |
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所在地 |
東京都中央区築地2-4-10 SAテンハウス2階 |
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代表者 |
代表取締役社長 瀬々 潤 |
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URL |
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事業内容 |
ヒトやヒトの理解に向けたAI・データ解析技術の研究開発 |
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