徳島の限界集落が、日本のシリコンバレーに!?“地方創成の聖地”が成功した理由『神山 地域再生の教科書』9/6 発売
その成功の秘訣を紐解く『神山 地域再生の教科書』が、2023年9月6日に発売となります。
■人口5000人の田舎町に、「起業家精神」を学ぶ高専が誕生
都心部への一極集中化に伴う、地方都市の人口流出は深刻な問題となっています。
徳島市内から車で50分の位置にある、人口5000人あまりの小さな町「神山町」も、過疎化に喘ぐ田舎町でした。
ですがそんな神山町がいま、「日本のシリコンバレー」になり得る町として、注目を集めています。今年4月には高等専門学校の「神山まるごと高専」が開校。校歌の作詞は歌手のUA氏、作曲を手掛けたのは、これが遺作となった故・坂本龍一氏で、全国で20年ぶりの高専開校という記念すべき出来事に花を添えました。今年は44人の新入生が入学し、受験倍率はなんと9倍。人気の理由は、情報工学だけではなく、デザインや起業家精神を学ぶカリキュラムにあるといいます。
■次々と生まれるプロジェクトは、さながらシリコンバレーのよう
他にも日本各地の企業がサテライトオフィスを構え、子供の主体性や自主性を重んじた独自の保育施設、農業の継承や地産地消を進める食堂、アートや音楽イベントなど、次々とプロジェクトが生まれています。豊かな自然の中でこうした新しい取り組みが次々と生まれていく姿は、Apple・Googleなど世界最先端のIT企業が生まれた町、アメリカ・シリコンバレーを、起業家の力を育むことを目指す「神山まるごと高専」は、さながらシリコンバレーの名門・スタンフォード大学を彷彿とさせます。
■移住者×地元民×自治体の連携が、地方創成を推進していく
なぜ神山には、多くのプロジェクトが誕生するのか。それは、多様性のある移住者と、パワフルな地元住民が相互に重なり合い、互いに刺激を受けあって様々なアイデアが生まれるためです。また、町は住民のやりたいことを全面的にバックアップし、プロジェクトの誕生、成長を支えています。これは、人口減少にあえぐ過疎地域を救う地方創成のロールモデルたる「神山」の強さの神髄を語る上で非常に重要な要素になっています。
■本書でわかること
・コンセプトは「テクノロジー×デザイン×起業家精神」
・高専設立との過程で起きた地域との衝突
・人をチャレンジに駆り立てる神山の「空気」
・理想的な官民連携
・神山に学ぶ「多様性」と「偶発性」
■目次
【プロローグ】
第1章 「奇跡の学校」はなぜ誕生したか?
第2章 プロジェクトが続々と湧き出る神山の秘密
第3章 プロジェクトをブーストした官と民のコラボレーション
第4章 「入り口の多様性」が生み出す地域の多様性
第5章 どこにでもあった田舎が「神山」になった理由
【エピローグ】
■書誌情報
著者:篠原匡
定価:2,200円(税込)
発売日:2023年9月6日
発行:ダイヤモンド社
判型:A5判並製・304頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478118027/
■著者プロフィール:篠原匡(しのはら・ただし)
作家・ジャーナリスト・編集者 1999年慶應義塾大学商学部卒業、日経BPに入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長などを経て、2020年4月にジャーナリスト兼編集者として独立。高齢化や過疎をはじめとした日本のソーシャルイシューを題材にすることが多い。
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