平成30年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰 「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞
新バリューチエーン構築による環境負荷低減/ドライバー生産性の向上などが評価
江崎グリコ株式会社が日本貨物鉄道株式会社ならびに全国通運株式会社の3社共同で行う取り組みが、この度、「平成30年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」において「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞しました。本受賞において、2018年12月11日(火)に表彰式が行われ、経済産業省の藤木商務・サービス審議官から表彰状が授与されました。
◆ 「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」について
「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」は、物流分野における環境負荷低減や、物流の生産性向上等の持続可能な物流体系の構築に関し、特に顕著な功績のあった事業者に対し、経済産業省・国土交通省等がその功績を表彰するものです。当表彰において、この度、当社が日本貨物鉄道ならびに全国通運と共同で行う「調達物流~製品輸送を組み合わせた31ftコンテナラウンドユース」の取り組みが「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞しました。
◆ 受賞対象の取り組みについて
今回受賞対象となった取り組みは、31ft(フィート)のコンテナを活用した、調達物流と製品物流を組み合わせた新たなサプライチェーンの構築です。当社では、従来、関西から関東までの全国6ヵ所の主要拠点(工場、原料倉庫、商品倉庫)への輸送をトラックで行っており、「工場への原料納品」と「工場からの製品出荷」をそれぞれ実施していたため、復路を空車で走らせざるを得ない状況が発生していました。しかし、これらの全体最適化を図るため、今回、日本貨物鉄道と全国通運との協働により、31ftコンテナを活用した鉄道網で主力幹線ルートの一部を鉄道で結ぶ仕組みにシフトしました。また同時に、原料納品と製品出荷を往路・復路で一体化させ、空回送区間を削減することを実現致しました。これにより、大幅な「環境負荷低減」と「ドライバーの生産性向上」を実現しています。また、オートフロア※1やジョルダー※2を常備した31ftコンテナを活用することで、女性や高齢の方など体力に自信の無い方でも積卸し作業が苦労なくできるようになったほか、鉄道の定時性を軸としたスケジューリングにより物流特有の不規則性からも解放されたことで、「ドライバーの労働環境改善」にも寄与しています。
※1:荷室の入口から奥まで床が電動でスライドし荷物を移動させる装置
※2:荷室の入口から奥まで施設されたレールで荷物を移動させる装置
12月11日(火)に日経カンファレンスルーム(東京都千代田区)で開催された「グリーン物流パートナーシップ会議」において、「平成30年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」の授賞式が行われ、江崎グリコ、日本貨物鉄道、全国通運の 3 社への表彰が行われました。今回の表彰授与に際し、グリーン物流パートナーシップ会議の事業推進委員長である杉山氏は「31ftコンテナのラウンドユースは当たり前のことのようにも見えるが、まだまだ実行されていない取り組みであり、これを実行された点が素晴らしく、今後の広がりを期待。加えて、女性ドライバーが働くことのできる環境の実現などが特に評価したポイント」と選考理由に関してコメントしました。
江崎グリコは、持続可能な社会の実現に向け、今後も環境負荷低減とともに、ドライバーの生産性・労働環境改善にも取り組んでまいります。
「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」は、物流分野における環境負荷低減や、物流の生産性向上等の持続可能な物流体系の構築に関し、特に顕著な功績のあった事業者に対し、経済産業省・国土交通省等がその功績を表彰するものです。当表彰において、この度、当社が日本貨物鉄道ならびに全国通運と共同で行う「調達物流~製品輸送を組み合わせた31ftコンテナラウンドユース」の取り組みが「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞しました。
◆ 受賞対象の取り組みについて
今回受賞対象となった取り組みは、31ft(フィート)のコンテナを活用した、調達物流と製品物流を組み合わせた新たなサプライチェーンの構築です。当社では、従来、関西から関東までの全国6ヵ所の主要拠点(工場、原料倉庫、商品倉庫)への輸送をトラックで行っており、「工場への原料納品」と「工場からの製品出荷」をそれぞれ実施していたため、復路を空車で走らせざるを得ない状況が発生していました。しかし、これらの全体最適化を図るため、今回、日本貨物鉄道と全国通運との協働により、31ftコンテナを活用した鉄道網で主力幹線ルートの一部を鉄道で結ぶ仕組みにシフトしました。また同時に、原料納品と製品出荷を往路・復路で一体化させ、空回送区間を削減することを実現致しました。これにより、大幅な「環境負荷低減」と「ドライバーの生産性向上」を実現しています。また、オートフロア※1やジョルダー※2を常備した31ftコンテナを活用することで、女性や高齢の方など体力に自信の無い方でも積卸し作業が苦労なくできるようになったほか、鉄道の定時性を軸としたスケジューリングにより物流特有の不規則性からも解放されたことで、「ドライバーの労働環境改善」にも寄与しています。
※1:荷室の入口から奥まで床が電動でスライドし荷物を移動させる装置
※2:荷室の入口から奥まで施設されたレールで荷物を移動させる装置
≪取り組みによる効果≫
環境負荷の低減 | ドライバー生産性の向上 | ドライバーの労働環境改善 |
年間約28トンのC02削減効果と、モーダルシフトにより、ドライバー運転時間の年間768時間の削減 | 空回送区間の減少と、鉄道輸送による運転時間減少で、時間当たりの輸送トン数が1.2トン増加 | 作業性に優れたコンテナの使用による重筋作業軽減と、定時運行等による労働時間の不規則性解消 |
◆新たなサプライチェーンへのシフト
≪従来の輸送フロー≫
≪新たな輸送フロー≫
◆ 賞授賞式について
12月11日(火)に日経カンファレンスルーム(東京都千代田区)で開催された「グリーン物流パートナーシップ会議」において、「平成30年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」の授賞式が行われ、江崎グリコ、日本貨物鉄道、全国通運の 3 社への表彰が行われました。今回の表彰授与に際し、グリーン物流パートナーシップ会議の事業推進委員長である杉山氏は「31ftコンテナのラウンドユースは当たり前のことのようにも見えるが、まだまだ実行されていない取り組みであり、これを実行された点が素晴らしく、今後の広がりを期待。加えて、女性ドライバーが働くことのできる環境の実現などが特に評価したポイント」と選考理由に関してコメントしました。
<授賞式の様子>
江崎グリコは、持続可能な社会の実現に向け、今後も環境負荷低減とともに、ドライバーの生産性・労働環境改善にも取り組んでまいります。
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