買い物のグローバル化が加速中!日本にないデザインや体験を求める女性たちの「越境消費」は中国・韓国が圧勝
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」の7月号トレンドレポートを発表しました。今回の調査では、女性たちが多様な購入チャネルを使い分け、国境を越えてニーズに合った商品を購入していることが明らかになりました。
◆今月の調査背景
日本は世界第4位の貿易大国であり、2023年の貿易総額は211兆645億円に達しています。輸出額は初めて100兆円を超え、過去最高を記録し、輸出入の増加傾向が続いています。SNSやインターネットの普及により、海外トレンドが日本に迅速に取り入れられ、インフルエンサーや有名ブランドの情報が即座に共有されるようになりました。
また、Eコマースの普及により、海外商品を直接購入する機会が増えています。さらに、コロナ禍以降、円安の影響もあり海外での日本ブームが再燃しており、2024年3月には308万人を超える外国人旅行者が訪れ、日本の商品や文化が再評価されています。ラーメンや寿司、アニメ、ファッション、美容品、自動車、家電など多岐にわたる日本製品が海外市場で高く評価されています。
調査期間:2024年4月24日~4月29日
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳以上の女性638人
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ
協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会
◆最大で購入経路81チャネルも!国境越えの買い物、女性たちのこだわりスタイル
女性たちの海外商品購入スタイルを探る量的調査(定量調査)
Q. 直近1年以内に海外製品を購入しましたか。
単身者では、若年層ほど海外製品を購入する傾向が強く、中堅シングルやベテランシングルになるにつれて購入しない人が増える傾向にあります。子どもが少し成長した児童・思春期ママが最も購入経験が高いです。若年層は新しいものや洗練されたデザインのものを求める一方、中高年層は実用性や信頼性に不安を感じ、子育て世帯では乳幼児期の子どもがいるため、安全性が保障されないものや壊れやすいものを避ける傾向があります。
Q.直近1年以内に購入した海外商品について、それぞれ購入した国を教えて下さい。
23カテゴリ中、「中国」は11カテゴリで1位。「韓国」は6カテゴリで1位、8カテゴリで2位という結果に。中国はファッション、インテリア、キッズ・ベビー、セルフケア・日用品というカテゴリにおいて人気が高く、韓国はコスメ、食、エンタメが人気だった。
◆購入チャネルから見る買い分け行動
女性消費者は、以下のような異なるニーズに応じて購入経路を選びます。
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店員に相談しながら購入し、自分に合った商品を確認したい
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子どもがいるため、自宅でゆっくりと商品を選びたい
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新作や多様な商品を見て決めたい
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重たいものは自宅に届けて欲しい
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商品の品質や性能を手に取って確かめたい
これらのニーズに応じて、ネット通販とリアル店舗をうまく組み合わせることが重要です。オムニチャネル戦略を活用して、ネットとリアルをシームレスに連携させ、消費者に最適な購入体験を提供することが求められます。
■海外商品購入のきっかけ・海外製品の良さに迫る情的調査(定性調査)
Q. 海外商品の情報はどこで見ている?
15~24歳単身者女性(クラスター:プレ社会人層)
InstagramやLINEを主に利用。コスメはクチコミサイトを参考にし、実際にお店で試してから買います。成分表示や原材料を見て納得してから選びます。
既婚/40~64歳の夫婦二人の家庭の女性(クラスター:ミドル夫婦層)
友人のクチコミやInstagramがメイン。トレンドや新しいものに敏感な月1で会う友達がいて、新しい情報を教えてくれます。その情報が信頼できるので参考にしています。
Q.これから買いたい海外商品は?
25~44歳/既婚・第一子0~6歳のママ(クラスター:乳・幼児期ママ層)
サプリメントを試してみたいです。国産も安全かわからない状況なので、できれば安全なもので、かつ安いものを大手ECサイトで探したいです。クチコミ検索も参考にします。
既婚/既婚・第一子16歳以上のママで64歳以下の女性(クラスター:青年・成人期ママ層)
海外のアルコール飲料や、韓国の食材が気になっています。韓国食材に興味を持ったきっかけは、大手スーパーで見て量が多いのが目に留まったからです。
◆女性インサイトからみえた着眼点・まとめ
女性たちは、非日常感や多様性を求めて海外商品を購入しています。中国や韓国をはじめとする世界中のトレンド情報やクチコミを、SNSを通じて即座に入手し、それが購入のきっかけとなっています。購入時には目的に応じて多様な購入チャネルを賢く使い分けることが特徴です。
また、海外事業展開においても現地の価値観やライフスタイルに合わせたローカライズが重要であり、クチコミは強力な販促ツールとして機能します。女性消費者の行動を理解し、これをマーケティング戦略に反映させることが求められます。
◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW7月号』でご覧いただけます。
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◆女性インサイト総研 株式会社ハー・ストーリィについて
女性の拡散行動に着目し、“子どもたちのあした”をしあわせにすることをミッションとしています。
【会社名】株式会社ハー・ストーリィ https://www.herstory.co.jp/
【所在地】〒106-0032 東京都港区六本⽊5-11-25 ⿃居坂アネックス5F
【TEL】03-5775-1581
【事業内容】⼥性視点マーケティング®事業(研究調査/専⾨情報出版/マーケティング⽀援/⼈材育成⽀援)
【設⽴】1990年8⽉20⽇
【代表取締役】⽇野 佳恵⼦
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