活動4年目の「エスカレーター安全利用啓発活動」プロジェクト コロナ禍ならではの “ジグザグ乗り” エスカレーターでのソーシャルディスタンスと両側乗車を提案
文京学院大学(学長:櫻井隆)は、経営学部新田都志子ゼミ(流通・マーケティング研究)に在籍する学生たちが、2017年度より「消費者の行動をデザインの力で変える」という目的で実施している「エスカレーター安全利用啓発活動」の本年度の取り組みとして、コロナ禍ならではの安全な乗り方として“ジグザグ乗り”を提案し、啓発活動していくことを発表します。
加えて、独自に行った「エスカレーターの安全利用に関する調査」にて、エスカレーターの「立ち止まり」と「片側空け」における意識の高まりを示唆する結果が出たことも併せて発表します。
加えて、独自に行った「エスカレーターの安全利用に関する調査」にて、エスカレーターの「立ち止まり」と「片側空け」における意識の高まりを示唆する結果が出たことも併せて発表します。
- 文京学院大学経営学部 新田ゼミの「エスカレーター安全利用啓発活動」について
- 2020年度は「ジグザグ乗り」
今年度は、新田ゼミの3年生5人がプロジェクト推進のバトンを受け取り、コロナ禍の新しい生活様式にあった乗り方を研究。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本学の感染症専門家である保健医療技術学部臨床検査学科 古谷信彦教授の「感染学からすると1m/人の距離を空けるのがよい、濃厚接触を防ぐには、1m以上、3ステップ空ける必要がある」という助言を参考に、他の利用者と間隔を空け、密を避ける乗り方「ジグザグ乗り」を考案。手すりには、ソーシャルディスタンスを誘導するデザインも考案しました。
「ジグザグ乗り」の利点を以下の4点としています。
① 利用者の密に対する気持ちの軽減
② 歩行による転倒や衝突が抑制できる
③ 左右どちらにも気兼ねなく乗れる
④ ソーシャルディスタンスを保っての「片側空け乗り」による輸送効率減少を防ぐことができる
学生たちは、「ジグザグ乗り」によるエスカレーターの安全利用を今後も啓発していくと共に、学生考案のデザインを試行させていただける場所へのアプローチを進めていきます。また、学生たちは、本年度実施した実証実験結果として、エスカレーターを歩行するのと階段を歩行する速さはほぼ同じであることが判明し、生活様式が変わりつつある今、エスカレーターを歩行したい人には階段を歩くことを促していきます。
- 「エスカレーターの安全利用に関する調査」について
また、コロナ禍でのエスカレーター利用の意識変化としては「ソーシャルディスタンスを意識するようになった」「手すりにつかまらなくなった」という回答が、複数回答で41%となりました。
これらの調査結果から、「ジグザグ乗り」は、利用者の密に対する気持ちの軽減だけではなく、これまでの研究でも課題となった「歩行による転倒や衝突の抑制」や「左右どちらにも気兼ねなく乗れる」といったことも解決が出来る乗り方となります。
<2020年新田ゼミ実施アンケート 概要>
・期間:2020年9月3日~15日
・対象:10代~80代の男女(446名)
・方法:WEBアンケート
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像