1on1プラットフォームを提供する株式会社KAKEAI、10,000回の1on1実績データから、リモートワーク下における1on1の実態を解析(2020年11月~2021年3月)
https://kakeai.co.jp/
株式会社KAKEAI(本社:東京都港区 代表:本田英貴)は、同社が提供する1on1やマネジメント強化・支援の「ピープルサクセスプラットフォーム|カケアイ」に蓄積した10,000回の1on1実績データから、1on1で話されている内容や、部下が上司に求める対応、1on1実施後の部下の満足度等の解析レポートを発表したことをお知らせいたします。
今後、より深い観点での解析を進め、詳細についてはオンラインセミナー等により、広く社会へ還元し、コロナ禍においてより一層重要性や難度が増す、現場の上司部下コミュニケーション改善にお役立ていただけるよう努めてまいります。
今後、より深い観点での解析を進め、詳細についてはオンラインセミナー等により、広く社会へ還元し、コロナ禍においてより一層重要性や難度が増す、現場の上司部下コミュニケーション改善にお役立ていただけるよう努めてまいります。
◾️調査概要
「ピープルサクセスプラットフォーム|カケアイ」の1on1機能のご利用によって蓄積した1on1実績データを元に、1on1で話されている内容や、部下が上司に求める対応、1on1実施後の部下の満足度等を解析したもの。
具体的には、カケアイの1on1機能に備わっている以下のデータを解析。
・部下が1on1の事前に選択する「話そうと考えている『トピック』」と「上司に『求める対応』」
・部下が1on1実施後に押下する「1on1の後の『すっきり度※』」
今回は、2020年11月1日~2021年3月31日に実施された1on1実績データのうち、10,000件を無作為抽出。
※すっきり度について
カケアイの仕組みでは、1on1実施後、部下が「すっきり」した度合いをクリックする。
誰がどう答えたかは、上司もシステムの管理者も一切わからない仕組みになっている。
◾️調査結果概要
【部下ごとの「1on1トピック選択の傾向」について】
【1on1で会話されている「トピック」について】
【1on1における「上司に求める対応」について】
マネジメント視点では、アドバイスがほしい→ティーチング、⼀緒に考えてほしい→コーチング (問い)、話を聞いてほしい→コーチング (傾聴)、意⾒を聞きたい→フィードバックと、求められる対応に応じて必要スキルも対応の仕方も変わってくる。上司が対応を間違えると、1on1を実施しても部下とのコミュニケーションにズレが生じ、結果的に部下側に不満が残ることになる。上司は「部下がどのような対応を求めているか」の把握に注⼒するのがポイントである。
【1on1における「トピック×対応」について】
部下が事前に選んだ、「1on1で話す『トピック』」と「そのトピックを話すにあたって『上司に求める対応』」をみると、同じ「業務の進捗や進め方」というトピックでも部下が求める対応はさまざまで、いわゆる業務報告にあたる「報告したい」はわずか11.7%にとどまり、「一緒に考えてほしい(11.3%)」「意見を聞きたい(10.3%)」「具体的なアドバイスがほしい(8.4%)」「話を聞いてほしい(4.3%)」と分散している。また、さらに詳細に「業務の進捗や進め方」というトピックで複数回の1on1を実施している部下のデータを確認しても、求める対応がその時々で異なるケースが多いことがわかっている。
なお、業務以外のトピックについては、トピックごとに上司に求める対応に傾向があり、トピックごとに下記の通りである。
・人間関係は、「意見を聞きたい・話をきいてほしい・一緒に考えてほしい」
・心身の状態・プライベートは、「報告したい・話をきいてほしい」
・今後のキャリア・スキルの向上は、「意見を聞きたい・一緒に考えてほしい・具体的なアドバイスがほしい」
・会社の部署の方針は、「意見を聞きたい」
【1on1実施後の「部下のすっきり度」について】
なお、トピック×対応ごとの部下のすっきり度(後述)をみると、特にすっきり度が高いトピックは「プライベート」「スキルや力の向上」「今後のキャリア」、特にすっきり度が高い対応は「話を聞いてほしい」「報告したい」であった。
一方、「特にすっきりしなかった(1.7%)」「すっきり度1(11.8%)」「すっきり度2(4.4%)」も一定量存在しており、1on1における上司のコミュニケーションの質には、まだまだ改善の余地があることもわかった。
【1on1における上司の得意・苦手について(トピック×対応ごと)】
トピック別にみると、上司が得意なトピックは「プライベート」「スキルや力の向上」「今後のキャリア」、逆に苦手なトピックは「会社や部署の方針」「人間関係」「心身の状態」であることがわかった。
対応別にみると、上司が得意な対応は「話を聞いてほしい」「報告したい」、苦手な対応は「一緒に考えてほしい」であった。
トピック×対応別にみると、上司の対応難易度が特に高いのは下記であることがわかる。
・会社や部署の方針の「意見を聞きたい・具体的なアドバイスがほしい・一緒に考えてほしい」
・人間関係の「報告したい・一緒に考えてほしい」
・心身の状態の「一緒に考えてほしい・具体的なアドバイスがほしい」
例えば、カケアイの仕組みでは、部下が事前に設定したトピック×対応に応じて、上司に
・上司自身の得意・不得意なこと(過去の自身の実績に基づいた、世の中の上司との比較)
・世の中の上司のTips(同じトピック×対応をした時に、部下の満足度が高かった上司のTip)
を伝える機能があり、上司一人ひとりが、部下一人ひとりとの関わり方を、実践の中でPDCAを繰り返しながら改善していけるようにしている。
コロナ禍においてより一層重要性や難度が増す、現場の上司部下コミュニケーション。
「仕事のスピードや量」への順応だけでは決して補えない「一人ひとりとの対話、そしてその質の改善」を支えるべく、サービス改善に活かしていきたい。
■1on1プラットフォーム「カケアイ」について
https://kakeai.co.jp/
コロナ禍や労働力人口減少や多様化により、管理職の重要性が増すとともに負担が拡大。さらに働く一人ひとりと企業との新しい繋がりが求められている昨今、ピープルマネジメントの改善に寄与する「次のHR tech」として、国内外から高く評価されています。1on1に関するシステムやツールをご検討中の企業の他サービスとの比較検討において「一度も選ばれなかったことがない」サービスです。複数の特許を有し、1on1の実施負担軽減や運用効率化だけでなく、上司部下コミュニケーションの質を高め、生産性向上や離職率改善など数々の実績があります。(※2021年4月現在)
【受賞歴】
・日本企業で初めて世界のHR techスタートアップ30社に選出
(世界最大級のHR techイベントである「HR Technology Conference」より)
・アジア太平洋地域における2019・2020 HR tech サービス TOP10 に選出
(世界有数のHR techメディア「HR TECH Outlook」より)
・アジア最大級のHRアワード「HRM Asia Readers Choice 2020」にて銀賞受賞
・国内最大級HR techカンファレンス HR tech GP 2019 最高賞グランプリ受賞
・2020年 第5回HRテクノロジー大賞 イノベーション賞
・Digital HR Competition 2020 最高賞グランプリ受賞
■株式会社KAKEAIについて
【本社】東京都港区赤坂8丁目5-6 IPIAS Aoyama 206
【設立】2018年4月12日
【代表】代表取締役社長 兼 CEO 本田英貴
【資本金】3億1,835万円
〈ミッション〉あなたがどこで誰と共に生きようとも、あなたの持つ人生の可能性を絶対に毀損させない。
〈顧問〉小島武仁|東京大学大学院経済学研究科 教授 東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)所長(経済学)、駒野宏人|岩手医科大学 薬学部神経学分野 教授(脳神経科学)
〈共同研究〉岩本 隆|慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 特任教授(HR tech)
〈INTERACTION LAB. 所長〉武井章敏|前アクセンチュア執行役員人事本部長
〈特許〉特許第6651175号、特許第6534179号、特許第6602996号、特許第6602997号、特許第6813219号
「ピープルサクセスプラットフォーム|カケアイ」の1on1機能のご利用によって蓄積した1on1実績データを元に、1on1で話されている内容や、部下が上司に求める対応、1on1実施後の部下の満足度等を解析したもの。
具体的には、カケアイの1on1機能に備わっている以下のデータを解析。
・部下が1on1の事前に選択する「話そうと考えている『トピック』」と「上司に『求める対応』」
・部下が1on1実施後に押下する「1on1の後の『すっきり度※』」
今回は、2020年11月1日~2021年3月31日に実施された1on1実績データのうち、10,000件を無作為抽出。
※すっきり度について
カケアイの仕組みでは、1on1実施後、部下が「すっきり」した度合いをクリックする。
誰がどう答えたかは、上司もシステムの管理者も一切わからない仕組みになっている。
◾️調査観点
- 1on1 部下は、どんなテーマの会話をしてるの?
- 1on1 部下の満足度は?
- 1on1 世の中の上司、どんなテーマの会話が得意なの?苦手なの?
◾️調査結果概要
【部下ごとの「1on1トピック選択の傾向」について】
対象期間中(2020/11/1~2021/3/31・5ヶ月間)、全ての1on1で「業務の進捗や進め方のみ」を話した部下は35.1%、逆に全ての1on1で「業務以外のトピックのみ」を話した部下は35.6%、「業務の話+業務以外の他トピックを幅広く」話した部下は29.3%と、ほぼ均等に分かれる結果となった。また、さらに詳細に組織・上司別の部下のトピック選択のデータを確認したところ、同一組織に所属し、同じ上司と1on1を実施していても、部下によってトピック選択の傾向が分かれることがわかっている。
【1on1で会話されている「トピック」について】
対象期間中、部下が選んだトピックで最も多かったのは「業務の進捗や進め方」で、全体の過半を占めているものの、業務以外のトピックについても幅広く選択されており、部下が自発的に上司に業務以外のことを相談する場として機能している。
リモートワーク下でのコミュニケーション不足から、「企業や部署の方針や戦略が行き渡らない」「キャリアや成長支援などの『緊急性は低いが重要な話』がなかなかできない」「不安や不調を訴える従業員が増えている」等の課題がいわれているが、今回の調査結果から、これらの「リモートワーク下であるからこそ発生しやすい課題」を解決する一つの手段として、1on1の場が機能していることが類推される。
【1on1における「上司に求める対応」について】
対象期間中、部下が選んだ上司に求める対応で多かったのは「意見を聞きたい(22.7%)」、次いで「報告したい(19.2%)」「一緒に考えてほしい(18.9%)」「具体的なアドバイスがほしい(13.9%)」「話を聞いてほしい(10.4%)」となった。部下が上司に求める対応は偏りが⼩さく、上司は部下に対して幅広い対応が求められていることが伺える。
マネジメント視点では、アドバイスがほしい→ティーチング、⼀緒に考えてほしい→コーチング (問い)、話を聞いてほしい→コーチング (傾聴)、意⾒を聞きたい→フィードバックと、求められる対応に応じて必要スキルも対応の仕方も変わってくる。上司が対応を間違えると、1on1を実施しても部下とのコミュニケーションにズレが生じ、結果的に部下側に不満が残ることになる。上司は「部下がどのような対応を求めているか」の把握に注⼒するのがポイントである。
【1on1における「トピック×対応」について】
部下が事前に選んだ、「1on1で話す『トピック』」と「そのトピックを話すにあたって『上司に求める対応』」をみると、同じ「業務の進捗や進め方」というトピックでも部下が求める対応はさまざまで、いわゆる業務報告にあたる「報告したい」はわずか11.7%にとどまり、「一緒に考えてほしい(11.3%)」「意見を聞きたい(10.3%)」「具体的なアドバイスがほしい(8.4%)」「話を聞いてほしい(4.3%)」と分散している。また、さらに詳細に「業務の進捗や進め方」というトピックで複数回の1on1を実施している部下のデータを確認しても、求める対応がその時々で異なるケースが多いことがわかっている。
なお、業務以外のトピックについては、トピックごとに上司に求める対応に傾向があり、トピックごとに下記の通りである。
・人間関係は、「意見を聞きたい・話をきいてほしい・一緒に考えてほしい」
・心身の状態・プライベートは、「報告したい・話をきいてほしい」
・今後のキャリア・スキルの向上は、「意見を聞きたい・一緒に考えてほしい・具体的なアドバイスがほしい」
・会社の部署の方針は、「意見を聞きたい」
【1on1実施後の「部下のすっきり度」について】
毎回の1on1実施後に0〜5で評価する「部下自身のすっきり度」は、「すっきり度5」が41.0%、「すっきり度4」が24.6%と、65.5%の1on1が部下から中程度以上の満足を得られていることがわかる。
なお、トピック×対応ごとの部下のすっきり度(後述)をみると、特にすっきり度が高いトピックは「プライベート」「スキルや力の向上」「今後のキャリア」、特にすっきり度が高い対応は「話を聞いてほしい」「報告したい」であった。
一方、「特にすっきりしなかった(1.7%)」「すっきり度1(11.8%)」「すっきり度2(4.4%)」も一定量存在しており、1on1における上司のコミュニケーションの質には、まだまだ改善の余地があることもわかった。
【1on1における上司の得意・苦手について(トピック×対応ごと)】
上表は1on1で話されたトピック×対応ごとの「部下の『すっきり度』」であり、1on1において上司側が、どのようなトピック×対応の1on1を得意とし、何を苦手としているかを意味する。
トピック別にみると、上司が得意なトピックは「プライベート」「スキルや力の向上」「今後のキャリア」、逆に苦手なトピックは「会社や部署の方針」「人間関係」「心身の状態」であることがわかった。
対応別にみると、上司が得意な対応は「話を聞いてほしい」「報告したい」、苦手な対応は「一緒に考えてほしい」であった。
トピック×対応別にみると、上司の対応難易度が特に高いのは下記であることがわかる。
・会社や部署の方針の「意見を聞きたい・具体的なアドバイスがほしい・一緒に考えてほしい」
・人間関係の「報告したい・一緒に考えてほしい」
・心身の状態の「一緒に考えてほしい・具体的なアドバイスがほしい」
例えば、カケアイの仕組みでは、部下が事前に設定したトピック×対応に応じて、上司に
・上司自身の得意・不得意なこと(過去の自身の実績に基づいた、世の中の上司との比較)
・世の中の上司のTips(同じトピック×対応をした時に、部下の満足度が高かった上司のTip)
を伝える機能があり、上司一人ひとりが、部下一人ひとりとの関わり方を、実践の中でPDCAを繰り返しながら改善していけるようにしている。
コロナ禍においてより一層重要性や難度が増す、現場の上司部下コミュニケーション。
「仕事のスピードや量」への順応だけでは決して補えない「一人ひとりとの対話、そしてその質の改善」を支えるべく、サービス改善に活かしていきたい。
■1on1プラットフォーム「カケアイ」について
https://kakeai.co.jp/
コロナ禍や労働力人口減少や多様化により、管理職の重要性が増すとともに負担が拡大。さらに働く一人ひとりと企業との新しい繋がりが求められている昨今、ピープルマネジメントの改善に寄与する「次のHR tech」として、国内外から高く評価されています。1on1に関するシステムやツールをご検討中の企業の他サービスとの比較検討において「一度も選ばれなかったことがない」サービスです。複数の特許を有し、1on1の実施負担軽減や運用効率化だけでなく、上司部下コミュニケーションの質を高め、生産性向上や離職率改善など数々の実績があります。(※2021年4月現在)
【受賞歴】
・日本企業で初めて世界のHR techスタートアップ30社に選出
(世界最大級のHR techイベントである「HR Technology Conference」より)
・アジア太平洋地域における2019・2020 HR tech サービス TOP10 に選出
(世界有数のHR techメディア「HR TECH Outlook」より)
・アジア最大級のHRアワード「HRM Asia Readers Choice 2020」にて銀賞受賞
・国内最大級HR techカンファレンス HR tech GP 2019 最高賞グランプリ受賞
・2020年 第5回HRテクノロジー大賞 イノベーション賞
・Digital HR Competition 2020 最高賞グランプリ受賞
■株式会社KAKEAIについて
【本社】東京都港区赤坂8丁目5-6 IPIAS Aoyama 206
【設立】2018年4月12日
【代表】代表取締役社長 兼 CEO 本田英貴
【資本金】3億1,835万円
〈ミッション〉あなたがどこで誰と共に生きようとも、あなたの持つ人生の可能性を絶対に毀損させない。
〈顧問〉小島武仁|東京大学大学院経済学研究科 教授 東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)所長(経済学)、駒野宏人|岩手医科大学 薬学部神経学分野 教授(脳神経科学)
〈共同研究〉岩本 隆|慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 特任教授(HR tech)
〈INTERACTION LAB. 所長〉武井章敏|前アクセンチュア執行役員人事本部長
〈特許〉特許第6651175号、特許第6534179号、特許第6602996号、特許第6602997号、特許第6813219号
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