「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」ファイナリスト 11 社が決定

ファイナリストピッチを 11 月 8 日に開催!

CIC Japan合同会社

グッチやボッテガ・ヴェネタ等を擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングが CIC Institute (本社:東京都港区虎ノ門、職務執行者: ティム・ロウ)と共に本年実施している「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」にて、120 社以上の応募の中から、書類選考とピッチ選考を経て計 11 社がファイナリストに選出されました。

本アワードプログラムは、日本にて初開催しているアワードプログラムで、日本のファッションおよびビューティ業界において環境と社会にポジティブなインパクトをもたらす持続可能なイノベーションの創出を目的とし、サステナブル・ファッション&ビューティ領域に関わるスタートアップや研究者をサブテーマごとにグループ A(代替原材料・素材 / 製造工程)とグループ B(リテール / 消費者エンゲージメント)に募集しました。2024 年 11 月 8 日(金)に開催される「ファイナリストピッチ」では、最終審査員( Jury Board )の皆様の審査を経て、ファイナリスト 11 社のうち、最優秀賞を含む上位 3 社が選出されます


最新情報はこちらから: https://jp.cic.com/cic-kering_generation_award/



【ファイナリストに選出されたスタートアップ】

(グループ A・B、それぞれ 50 音順)


グループ A:代替原材料・素材 / 製造工程

株式会社アルガルバイオ

https://algalbio.co.jp/

アルガルバイオは、多種多様な藻類を保有し、その実用化を一気通貫で手がける研究開発型バイオベンチャーです。藻類は森林・農地・食物生産に影響を及ぼさず培養でき、面積当たりの CO2 固定能に優れた、サステナブルな原料です。藻類は光合成で CO2 を固定し、アンチエイジング、UV 吸収、保湿などに役立つさまざまな機能性成分と天然色素を含有します。エシカルで持続可能な代替原料として技術開発を進めており、ビューティー、ファッションの分野での活用が期待されます。

AMPHIBIO LTD ( Trading as AMPHICO )

https://www.amphico.uk/
AMPHIBIO LTD (通称 AMPHICO )は英国と日本に拠点を持つ材料系スタートアップであり、アパレル産業に起因の環境問題解決のため様々は材料ソリューションを開発。特に、アメリカと欧州における有害化合物 PFAS の規制を背景に、従来 PFAS が多用されていたアウトドアアパレル向けの機能性透湿防水テキスタイルを PFAS フリーで実現する技術や、水汚染などの環境汚染を大幅に削減する無水着色技術を開発しています。

Synflux 株式会社

https://synflux.io/

Synflux は、人工知能や 3D シミュレーション、アルゴリズミックデザインを活用し、持続可能なファッションの実現を目指し活動するデザイン・スタートアップ。独自のデザインエンジン「 Algorithmic Couture 」の応用を通して、環境配慮を重視するアパレル・ファッションブランドとのアライアンス事業を推進しています。製造プロセスのデジタル化により、衣服の型紙設計工程で出てしまう布の廃棄を最小化し、CO2 と材料コストの削減を達成することができます。

FiberCraze 株式会社

https://www.fibercraze.com/ja

「ミクロな技術で、人類と地球のミライを織りなす」をビジョンとし、岐阜大学の基礎研究から生まれた繊維・フィルム素材の多孔化技術を使った高機能性素材を開発しています。世界の社会課題に対し、目に見えないナノテクノロジーを駆使して解決していきます。岐阜の地域を中心とした技術力を集結させて新たな価値を創造し、生活や産業の発展を担うインフラとなる素材の確立を目指します。

株式会社ファーメンステーション

https://fermenstation.co.jp/

独自の発酵技術を有し、未利用資源を機能性のある素材や製品にする事業に取り組み、サーキュラーエコノミーの実現を目指すバイオテクノロジースタートアップ。規格外の農産物や飲料・食品工場で排出される製造残さ等の未利用バイオマスを、各種フレーバー、高機能化粧品素材などへ転換する共同開発や自社工場での製造事業を展開しています。 2022年よりB Corp 認証を受けています。

マイクロバイオファクトリー株式会社

https://microbiofactory.co.jp/
化学品製造の脱化石資源化を目指して、バイオマス由来の原料を活用した微生物発酵での化学品生産に取り組むスタートアップ。現在複数の開発パイプライン化合物を有しており、サステナブルな化学品製造の事業化を目指しています。

グループB:リテール / 消費者エンゲージメント

株式会社 ARCHIVESTOCK

https://archive-stock.com/
「文化的価値の高いファッションアイテムの保全と継承」をミッションに、ファッションアイテムを記録・保存・売買できるリセールプラットフォーム「 ARCHIVESTOCK 」を開発、運営。パーソナル機能や AI 技術を駆使し、リユースファッションを通じた環境的・経済的な世界的コミュニティを創出する挑戦を行なっています。

株式会社 comvey

https://comvey.jp/
「美しい物流をつくる」をビジョンに、EC 事業者向けに繰り返し使える梱包「シェアバッグ®︎」、およびそれらを運用するためのオペレーションシステムを開発・展開しています。

株式会社 STANDING OVATION

https://www.s-ovation.jp
「クローゼットを持ち歩く、循環型のファッション体験を創る」ビジョン実現を目指し ① AI スタイリストが「持っている服」からコーデを提案してくれるオンライン・クローゼットの BtoC アプリ「 XZ(クローゼット)」② お客様の「持っている服」と「商品」の相性を確認でき、サステナブルな買い物体験を OMO で提供する BtoB サービス「 XZ - biz(クローゼットビズ)」 を開発・運営しています。

株式会社 Spacewasp

https://spacewasp.net/
様々な産業から排出される植物廃棄物から植物由来の内装空間(内装、家具、建材)を製造・販売。作れる人がいない内装業界において、自動で空間を作れる仕組みと、何度も作り変えられる循環型内装で、未来の内装インフラを創出し、ホテル・オフィス・店舗等の内装を必要とする事業者に内装空間を提供します。

株式会社モーンガータ

https://man-gata.com/

大手化粧品企業 16 社と協業し、化粧品の中身をアップサイクルするスタートアップ。

BtoB(素材開発・企画運営・IP ビジネス)だけでなく、BtoC(プロダクト開発)も手掛けます。弊社のみが保持する余剰化粧品資源と自社特許技術を駆使し、化粧品中身から多岐に渡る工業素材を開発。現在、物流効率化とトレーサビリティ提供や認証サポートのためのシステム開発なども手掛け、化粧品業界全体の再生利用スキームのハブとなっています。

【ファイナリストピッチについて】

今回ファイナリストに選出された 11 社には 2024 年 11 月 8 日(金)に開催する「ファイナリストピッチ」にてご登壇頂きます。登壇者・関係者のみ現地参加、一般公開はオンラインのみとなりますので、イベントページよりお申し込みください。

日時:2024 / 11 / 8 (金) 15 : 00 ~ 17 : 00
開催場所:ケリング ジャパン本社
内容:ファイナリスト11社よりピッチ、その後下記最終審査員( Jury Board )より質疑応答の時間を設けております。
配信リンク & イベントページ: https://20241108keringgenerationaward.peatix.com

【最終審査員 Jury Board 】

【フランソワ=アンリ・ピノー François-Henri Pinault】

Kering

Chairman and Chief Executive Officer

1962 年 フランス、レンヌにて、ケリンググループの前身であった PPR 創設者フランソワ・ピノーの息子として生まれる。HEC 経営大学院を卒業後、87 年ピノーグループに入社。00 年、同社の副最高経営責任者に就任

し、デジタル戦略を担当。2005 年より現職(ケリング グループ会長兼 CEO )。

【ラファエラ・コルナッジャ Raffaella Cornaggia】

Kering Beauté
Chief Executive Officer


ロレアルで、10 年間にわたり複数の職務を務めた後、シャネル・パルファム・ボーテのメイクアップ部門のグローバル・バイスプレジデントに就任。2008 年にエスティローダーカンパニーズに入社し、マーケティングを指揮。その後、アジアのMACコスメティック担当副社長兼ゼネラルマネージャーとなる。2017 年、ニューヨークを拠点にシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーに就任。2020 年に同ブランドのインターナショナル・シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを担当。

【マリー=クレール・ダヴー Marie-Claire Daveu】

Kering
Chief Sustainability and Institutional Affairs Officer

ジャン=ピエール・ラファラン前首相内閣のテクニカル・アドバイザーとしてキャリアをスタートさせた後、セルジュ・ルペルティエ前環境・持続可能開発大臣の個人秘書に就任。2025 年にはサノフィ・アベンティス・グループのサステナブル部門におけるディレクターに就任。2007 年から 2012 年まで、環境・持続可能開発省などにおいて、ナタリー・コシュースコ=モリゼのチーフスタッフを務めた。2012 年に、ケリングのチーフ・サステナビリティ・オフィサー 兼国際機関渉外担当責任者に就任し、ケリングやグループのブランドのサステナビリティ戦略を担当。

【ティエリ・マルテ Thierry Marty】

Kering
President, North & South-East Asia Pacific

デロイトでキャリアを開始させた後に、1995 年に LVMH に入社。以来、 シンガポール、東京、ソウル を拠点に、アジア地域のフェンディ、セリーヌ、ブルガリ、ルイ・ヴィトンにおいて財務担当から経営全般までを担う。2021年にケリング ノースおよびサウスイーストアジアパシフィック プレジデントに就任。

【ジュール・アメリア Amelia Juhl】

一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン

カントリー・ディレクター

マーケティングのワンダーマン、イノベーション・コンサルティング の IDEO Tokyo を経て、2023 年 国際 NGO コンサベーション・インターナショナル・ジャパンのカントリー・ディレクターに就任。IDEO では、高齢者向けの医療機器や農業システムのデザイン、循環型デザインなど多岐にわたるプロジェクトに携わる。

【キャシー松井 Kathy Matsui】

MPower Partners Fund L.P.

ゼネラル・パートナー

ゴールドマン・サックス証券会社、元日本副会⻑およびチーフ日本株ストラテジスト。1999 年に提唱した「ウーマノミクス」の概念はその後広く世界に浸透し、日本政府も女性活躍推進を経済成⻑戦略として打ち上げるに至った。多様性、コーポレートガバナンスと持続可能性を経済合理性の観点から分析し、多くの企業や投資家に影響を与えている。2020 年に『女性社員の育て方、教えます』を出版。ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学院卒。

【水野 大二郎 Daijiro Mizuno】

京都工芸繊維大学教授

慶應義塾大学大学院特別招聘教授

京都工芸繊維大学教授、慶應義塾大学大学院特別招聘教授。Royal College of Art MA および PhD 取得のデザイン研究者。経産省「これからのファッションを考える研究会」座長や WDO「世界デザイン会議東京 2023 」をはじめ多様な活動に携わり、著書に『サステナブル・ファッション』、『サーキュラーデザイン』ほか。ファッションの批評誌『 Vanitas 』共同責任編集者。

【山崎 智士 Satoshi Yamazaki】

株式会社サティス製薬

代表取締役 CEO

1972 年生まれ。皮膚外用剤メーカー勤務時代に大学医学部に出向。アトピー性皮膚炎を患う子どもたちと関わり、皮膚を変え、皮膚が変わることで人生が変わるきっかけを提供したいと 99 年 12 月にサティス製薬を起業。

現在は化粧品 OEM 企業として 800 以上の D2C ブランドの製品を設計、開発、量産。ほか関連事業として、物流、臨床試験、クリニックの経営を行う。

【渡辺 貴生 Takao Watanabe】

株式会社ゴールドウイン

代表取締役社長

1960年生まれ。ゴールドウイン入社後は30年以上にわたって日本における「ザ・ノース・フェイス」事業に携わり、同ブランドの成長と国内のアウトドアファッションの定着に貢献。05年より取締役執行役員ノースフェイス事業部長、17年より取締役副社長執行役員。20年4月1日より代表取締役社長に就任。長期ヴィジョン「PLAY EARTH 2030」を掲げ、なかでも特に地球環境の再生に向けた取り組みを経営の最重要項目として位置付けている。

【ケリング・ジェネレーション・アワードについて】

ケリングは 2017 年から、グループのサステナビリティ戦略の一環としてグローバル・イノベーション・プラットフォームの Plug and Play と提携し、欧州で「 Plug and Play – Fashion for Good 」アクセラレーターを立ち上げ、ファッション業界のチェーン全体で革新的なソリューションを発掘すると共に、「代替原材料からリサイクル技術まで」という視点を通じて製品寿命を延ばすといった新しい考え方を追求しています。

ケリングのビジョンである「 Crafting Tomorrow’s Luxury(未来のラグジュアリーを創造する)」に従い、2018 年 12 月に中国で発足した「ケリング・ジェネレーション・アワード」は、代替原材料、サプライチェーンのグリーン化、リテールと使用、サーキュラーエコノミーといった分野における課題に取り組み、環境と社会にポジティブな影響をもたらすことができる企業を表彰・支援することを目的としています。

2021 年に実施された第 2 回の同アワードでは、生物多様性とその先に焦点を当て、クリーンな水の確保、健康な土壌の構築、野生動物や動物福祉の支援、ファッションと自然とのつながりに関する知識の啓蒙といった分野で活躍するスタートアップ企業を発掘しました。

2022 年 12 月には、「完全なる循環へ( Coming Full Circle )」をテーマとした第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」の開催を発表し、ファッション業界のあらゆるつながりにおいてサーキュラーエコノミーの完全な発展を推進することを表明しました。授賞式は 2023 年 10 月 16 日に上海で開催されました。

【ケリングについて】

ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエア、ケリング ボーテを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ 1735 。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“ Empowering Imagination ”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、2023 年には 196 億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で 49,000 人に上ります。

【CIC Institute について】

CIC Institute とは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Institute は現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを実行し、CIC Tokyo を含む CIC 全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。

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会社概要

CIC Japan合同会社

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URL
https://jp.cic.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号
-
代表者名
梅澤 高明
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年11月