子の行き渋りで6割が働き方変更を検討、4人に1人は夫婦関係悪化 6割超の親が子どもの「行き渋り」を経験し、約半数が現在も継続

〜担任やカウンセラーに相談するも4割は改善せず、家庭内だけでなく社会全体で支えていく仕組み構築が急務か〜

株式会社こうゆう

学習塾「花まる学習会」や野外体験イベントなどを通じて、子どもたちの「生きる力を育む教育」を実践する花まるグループ(株式会社こうゆう、本社:埼玉県さいたま市、代表:高濱正伸)が運営する、教育・子育てを取り巻く社会課題を調査・研究する「花まる教育研究所」(URL: https://www.hanamarugroup.jp/edu-lab/ )は、第3弾調査として、全国の小学生以上の子どもを持つ親219名を対象に「子どもの行き渋りに関する実態調査」を実施しました。

なお、本調査における「行き渋り」とは、子どもが登校を嫌がる状態が複数日以上続いたり、長時間の説得や付き添い、欠席など保護者の対応が必要となる状態を指します。近年では、不登校に至る前段階のサインとして社会的な関心が高まっており、行き渋りの段階で適切な関わりや支援を行うことが、その後の不登校の予防につながる可能性も指摘されています。

調査の結果、子どもの行き渋りをきっかけに、6割の親が働き方の変更を検討していることがわかりました。加えて、約4人に1人の親が夫婦関係の悪化を感じたと回答しており、子どもの行き渋りが保護者の働き方や家庭関係にも影響を及ぼしている実態が明らかになりました。

また、6割超がこれまでに子どもの「行き渋り」を経験しており、約半数の家庭では現在も行き渋りが続いていることがわかりました。さらに、行き渋りへの対応については、担任やスクールカウンセラーなどに相談している家庭も多い一方で、相談しても約4割は状況が改善していないと回答しました。


■主な調査結果

  1. 行き渋りをきっかけに6割が働き方の変更を検討、うち7割超が実際に変更

  2. 約4人に1人の親が夫婦関係の悪化を実感

  3. 6割超の親が子どもの「行き渋り」を経験

    理由は「友達関係」が最多、「先生との相性」が続く

  4. 行き渋り経験者の約半数が現在も継続

  5. 担任やスクールカウンセラーなどに相談するも、4割は改善せず

  6. 9割が「何をすればよいかわからない」と回答、情報不足を感じる親は8割

  7. 行き渋り対応で最も困ったこと、今振り返って思うこと(自由記述)

    ・「本人に寄りそうべきか、嫌でも行かせて本人に嫌なことに対応できる力をつけさせるべきか、正解がわからない」(小2の母)

    ・「子供の感情に引っ張られてしまい親自身も苦しくなる。それにより家庭内の雰囲気が悪くなり、悪循環になる。」(小5・中学生以上の父)

    ・「専門医にもっと早く相談だけすればよかった」(中学生以上の母) など


■詳細

1.行き渋りをきっかけに6割が働き方の変更を検討、うち7割超が実際に変更

子どもの行き渋りを経験したことが「ある」と回答した親に対し、行き渋りをきっかけに退職や勤務時間の調整など働き方の変更を検討したことがあるかを聞いたところ、60.0%が「検討した」と回答しました。

さらに、働き方の変更を検討した親のうち、72.8%が実際に変更したことが明らかになりました。

変更内容は「勤務時間を減らした」(62.7%)が最多で、次いで「在宅勤務へ変更」(37.3%)、「退職し専業主婦・主夫になった」(15.3%)でした。

子どもの行き渋りが、保護者の就労や働き方にも影響を及ぼしている実態がうかがえます。

2.約4人に1人の親が夫婦関係の悪化を実感

子どもの行き渋りを経験したことがある親に対し、子どもの行き渋りをきっかけに、夫婦関係に変化があったかを聞いたところ、「悪化した」(8.1%)、「やや悪化した」(18.5%)と回答した親を合わせると26.6%にのぼり、約4人に1人が夫婦関係の悪化を感じていることが分かりました。

夫婦関係が悪化した理由としては、「相手が理解していないと感じた」(63.9%)が最多で、次いで「精神的な余裕がなく強く当たってしまった」(58.3%)、「自分ばかり負担していると感じた」(41.7%)でした。

3.6割超の親が子どもの「行き渋り」を経験
  理由は「友達関係」が最多、「先生との相性」が続く

小学生以上の子どもを持つ親に対し、これまでに子どもが登校を嫌がる状態が複数日以上続く、または長時間の説得や付き添い、欠席など保護者の対応が必要となる「行き渋り」を経験したことがあるかを聞いたところ、61.6%が「あった」と回答しました。

行き渋りは一部の家庭に限られた問題ではなく、多くの家庭で経験されていることが明らかになりました。

また、子どもの行き渋りを経験したことがある親に対し、行き渋りの理由を聞くと、最多は「友達関係」(42.2%)、次いで「先生との相性」(39.3%)、「子ども自身が理由を説明できていない」(33.3%)でした。

人間関係や本人も理由を言語化できない不安など、複合的な要因が背景にある可能性がうかがえます。

4.行き渋り経験者の約半数が現在も継続

子どもの行き渋りを経験したことがある親に対し、現在も行き渋りが続いているかを聞いたところ、45.9%が「現在も続いている」と回答し、約半数が現在も「行き渋り」が継続していることが明らかになりました。

一方、54.1%は「過去にあったが現在は改善している」と回答しています。

5.担任やスクールカウンセラーなどに相談するも、4割は改善せず

子どもの行き渋りを経験したことがある親に対し、子どもの行き渋りについて、誰かに相談したかを聞いたところ、94.8%が「相談した」と回答しました。

相談相手は「学校の担任」(79.7%)が最多で、次いで「配偶者」(71.1%)、「スクールカウンセラー」(53.1%)でした。

しかし、相談した結果については、「あまり改善していない」(18.0%)、「まったく改善していない」(21.1%)と回答した親を合わせると約4割にのぼりました。

相談は広く行われている一方で、状況の改善につながっていないケースも少なくない実態が明らかになりました。

6.9割が「何をすればよいかわからない」と回答、情報不足を感じる親は8割

子どもの行き渋りを経験したことがある親に対し、子どもの行き渋りへの対応について「何をすればよいかわからないと感じたことがあるか」を聞いたところ、「強く感じた」「やや感じた」と回答した親を合わせると88.2%にのぼりました。

また、行き渋りに関する情報についても、「やや不十分だった」「まったく足りなかった」と回答した親を合わせると80.8%にのぼり、保護者が必要な情報を十分に得られていない可能性がうかがえます。

7.行き渋り対応で最も困ったこと、今振り返って思うこと(自由記述)

・「本人に寄りそうべきか、嫌でも行かせて本人に嫌なことに対応できる力をつけさせるべきか、正解がわからない」(小2の母)

・「子供の感情に引っ張られてしまい親自身も苦しくなる。それにより家庭内の雰囲気が悪くなり、悪循環になる」(小5・中学生以上の父)

・「専門医にもっと早く相談だけすればよかった。体のことなのか心のことなのか複合なのか家族や学校の先生に相談しても思い当たる原因が見つからなかったから」(中学生以上の母)

・「理由が、よくわからない。聞き出した方がよかったのかどうかもわからない」(中学生以上の父)

・「親以外で本人に深く関われる大人がいれば良かったと今になって思う。学校を休ませるどうかは家庭の方針次第ですとスクールカウンセラーに言われ、その対応方法が分からないから相談しているのにとモヤモヤした」(小2、小3、小4の母)

・「行き渋り直後からの、体調面。激しい腹痛、激しい頭痛でのたうちまわるが、病院に行っても原因不明。どうしてあげたらいいのかわからなかった。本人が楽しみにしてる予定も全て腹痛でだめになる、毎日痛みを耐えながら学校へ行く。保健室、早退を繰り返す。今現在、学校にいけているが、定期的にくる腹痛、頭痛は継続している」(中学生以上の母)

・「小学校に入ってすぐは子供が悩んでいると、本人よりも私の方が過剰に反応してしまうことが多く不安でした。ですが、何事も経験することで子供が人として成長する糧になると考えることで大きく捉えることができるようになり、子供が安心して心の拠り所ができたようで、行き渋りがなくなりました。親は反応しすぎず、辛抱強く見守ることが大事だと学びました」(小2の母)

■考察(花まる教育研究所 所長 高濱 正伸)

30年以上教育の現場に立つなかで、子どもの「行き渋り」は決して特別なことではなく、どの家庭にも起こりうるものだと感じています。小学校に入ると、学習のつまずきばかりでなく、友達関係や先生との相性など人間関係の悩みを抱える子どもが少なくありません。そして、子ども自身その気持ちをうまく言葉にできないことも多く、向き合う保護者の方々の多くが「どう対応すればよいのかわからない」と迷い、試行錯誤されているのが現実です。

私たちの現場でも、理由がはっきりしないまま学校に足が向かない子どもたちや、強い不安を抱える多くの保護者の方々と出会ってきました。一方で、安心できる居場所や信頼できる大人との関わりを得るなかで、少しずつ自分の気持ちを取り戻していく子どもたちの姿も多く見てきました。

今回の調査でも、相談しても状況が改善しないケースや、保護者が情報不足を感じている実態が明らかになりました。さらに、子どもの行き渋りが保護者の働き方や夫婦関係にも影響していることから、いまの子育てが家庭の中だけで抱え込まれやすい孤立状態にあることが浮き彫りになっています。

本来、子どもは家庭だけで育つものではなく、学校や地域、社会のつながりの中で育っていくものです。行き渋りについても同様で、親だけが抱え込むのではなく周囲の大人や社会全体で支えていく仕組みを整えていくことが、これからますます重要になると考えています。


■花まるグループの取り組み(参考)

今回の調査により、行き渋る子どもに対して保護者の多くが「何をすればよいかわからない」という強い戸惑いを抱えている実態が明らかになりました。

こうした背景を受け、花まるグループでは「どこに相談すればよいかわからない」という初期段階から保護者に寄り添う支援体制の強化を進めています。連絡帳やコミュニケーションアプリ、定期面談などを通じて担当教室長と日常的に接点を持ち、些細な不安や迷いも気軽に相談できる環境づくりを推進しています。

さらに、学校に行かない選択をした子どもや行き渋りのある子どもを対象に、全国でフリースクール事業を展開。安心して通い続けられる居場所の提供に加え、基礎学力・基礎体力の定着を図りながら、自ら考え、主体的に行動する力を育むことを目指しています。

今後も同グループは、子どもと保護者双方に寄り添う教育環境の整備を通じて、社会課題の解決に貢献してまいります。

【フリースクール事業一覧】

「花まるエレメンタリースクール」

一般の学校や暗記中心の学習スタイルになじまず、学校に行かないことを選択した子どもたちのためのフリースクールです。「自分の心を大切にして、人の心を感じ取る力を育む」をモットーに、基礎学力と基礎体力の育成を大切にしながら、自ら考え自ら行動に移せる子どもたちを育てます。

・URL: https://hanamaru-eschool.jp/ (資料請求・個別相談申し込みはこちら)

「花まるオールインクルーシブスクール」

「安心できる環境があると、子どもは自分から動き始める」という考えのもと、安心を土台に子ども一人ひとりの意欲と自立を育てるフリースクールです。教科学習と学習習慣づくり、探究・総合学習を軸にしたカリキュラムで、学ぶ力と関わる力を同時に伸ばします。

・URL:https://www.hanamarugroup.jp/ais/lp/explain2505/

保護者向け説明会

各校にて説明会を開催します。参加をご希望される方は、上記URLよりご連絡ください。

・流山おおたかの森校

 日時:4月12日(日)10:00~11:00 / 13:00~14:00

 住所:千葉県流山市おおたかの森東1-2-1 ライフガーデン流山おおたかの森4F

・武蔵浦和校

 日時:4月12日(日)10:00~11:00 / 13:00~14:00

 住所:埼玉県さいたま市南区沼影1−5−14 佐藤ビル1F

・武蔵小杉校

 日時:5月17日(日)・6月7日(日)両日とも10:00~11:00 / 13:00~14:00

 住所:神奈川県川崎市中原区新丸子町915-20 ECS武蔵小杉ビル6F


■調査概要

調査実施日:2026年3月4日〜3月20日

調査対象:花まるグループ提供サービスの会員及びフォロワーで小学生以上の子どもを持つ親

有効回答数:219名

調査方法:インターネット調査


■花まる教育研究所について

URL: https://www.hanamarugroup.jp/edu-lab/

花まる教育研究所は、花まるグループが30年以上にわたり培ってきた教育実践の知見をもとに、教育・子育てを取り巻く社会課題を調査・研究し、発信していくことを目的として設立されました。現場の実態に根ざした情報発信を通じて、これからの教育や子育てのヒントを提示していきます。


所長には花まる学習会代表の高濱 正伸、研究員には数理思考教育の第一人者であり、栄光学園中学校・高等学校で20年以上にわたり思考力教育を実践してきた井本 陽久氏や、精神科医・医学博士である蟹江 絢子氏らを迎えました。

<所長 高濱 正伸 プロフィール> 

1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。

花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。

武蔵野美術大学客員教授。環太平洋大学(IPU)客員教授。日本棋院顧問。ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー。

・花まる教育研究所メンバー


◼︎株式会社こうゆう会社概要・ 事業一覧

思考力・非認知能力・感性を育てる『花まる学習会』と、『幸せな受験』『自学ができる子』に育てることを目指す『スクールFC』の運営を中心に、1993 年から 30 年以上に亘り学習塾を展開しております。現在では、首都圏を中心にグループ全体で約 450 教室を展開しており、2024年よりキャス・キャピタル株式会社が株主に参画し、さらなる全国展開を目指し経営の強化を進めています。

◆会社概要

会社名:株式会社こうゆう(花まるグループ)

代表者:高濱 正伸

所在地:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-19-10

設立日:1993年2月2日

事業内容:学習塾「花まる学習会」「スクールFC」の運営等

公式サイト:https://www.hanamarugroup.jp/

◆関連事業

・学習塾「花まる学習会」

「本質を見抜く力」「やり切る力」「人を惹きつける力」の3つの力を育てることで、将来“メシが食える大人・魅力的な人”に育てることを目的とした学習塾です。幼稚園児・小学生を対象に、毎週の授業と季節ごとの野外体験を通じて、子どもたちの学力と生きる力を伸ばしています。

URL:https://www.hanamarugroup.jp/hanamaru/

・野外体験|サマースクール・雪国スクール・親子企画など

年間1万人を引率する、花まるグループ会員向けの野外体験。親元を離れての宿泊経験、自然での本気の遊び、初めて出会う子どもたちとの集団生活を通じて、子どもたちは「ミニ社会」を経験します。

URL:https://hanamaruyagai.jp/

・スクールFC|「幸せな受験」を実現する進学塾

スクールFCは、花まるグループの進学塾として、一都三県で中学受験・高校受験の指導を行っています。受験はゴールではなく、その先の成長につながる大切な通過点。スクールFCでは、「やらされる勉強」ではなく、自ら進んで学ぶ“自学”の力を育てることを大切にしています。夢をかなえるだけでなく、努力する中で得られる自信や、学ぶ楽しさを味わってほしい──それが私たちの考える“幸せな受験”です。子どもたちの可能性を信じ、一人ひとりに寄り添う指導がスクールFCの強みです。

URL:https://www.schoolfc.jp

・スクールFC シグマTECHコース|オンラインと対面のハイブリッド型で受験合格はスクールFCの中でNo.1実績

夕ご飯をゆっくりおうちで食べる中学受験塾。週2日の通塾と個別指導によって、家庭の時間や子どもの多様な体験を大切にしながら、志望校合格を目指します。「ゆっくり夕ご飯をお家で食べて合格する」という新しい学習スタイルは、受験勉強と豊かな小学生時代を両立させる、花まるグループならではの提案です。

URL:https://sigmatech.schoolfc.jp/

・フリースクール事業|「花まるエレメンタリースクール」

花まるエレメンタリースクールは、学校に行かない選択をした子どもたちのためのフリースクールです。レスリングや将棋の日本一や数百年前の古字の博士など、尖った才能を持つ子も多数在籍・卒業しています。基礎学力と基礎体力の部分も大切にしながら、自ら考え自ら行動に移せるような子どもたちを育てるのが目標です。子どもは環境次第で必ず変わり、成長していきます。その成長のために我々は子どもたちと一緒に考え、子どもたちと一緒に行動し、子どもたちと一緒に歩んでいきます。

URL:https://hanamaru-eschool.jp/

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株式会社こうゆう

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-19-10
電話番号
-
代表者名
高濱正伸
上場
未上場
資本金
-
設立
1993年02月