マピオン 位置情報や地図の技術情報を発信するテックラボサイト内にベクター地図のアップデート版を公開
-サービス拡張に向けて、多言語対応や地図注記、地図表現の高度化など、ベクター地図の機能をアップデート-
マピオンでは「マピオンテックラボ」を通じて、位置情報や地図の技術の公開をするとともに、新たな技術や機能を活用したサービスを開発・提供していきます。また、技術の研究・開発を通じてデジタル地図の可能性を広げ、新たな生活行動を作り出すことを目指します。今後も多様化する企業のマーケティング活動や生活者の利便性の向上などに、地図サービスで寄与してまいります。
■マピオンテックラボ ベクター地図 アップデート概要
●地図注記の多言語対応仕様の改善
言語変更の際に、地図全体の更新の必要がなくなり、言語表示の変更がスムーズになります。
選択できる言語は日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語の言語で、日本語と英語の併記表現も可能となるため、日本語以外の言語圏の方にも、地図の内容が理解しやすくなります。
●言語切り替え時のフォントタイプの最適化
地図注記に日本語のデータしか存在しない場合、日本語の表示のままでも、日本語とその他言語のそれぞれに
最適なフォントタイプが適用される仕様となります。
多言語での対応が難しい注記の場合でも、視認性が高まります。
●施設やスポットの表示方法の多様化
地図上の施設やスポットなどをクリックした際に、地図注記だけでなく、施設やスポットの詳細な情報を吹き出しの形式で表示することが可能になります。
施設の営業に関する情報やスポットの特徴なども記載できるので、利用者の利便性向上につながります。
※今回の公開バージョンでは地図注記と同じテキスト表示のみ
●建物の高さを立体的に地図上に表現
地図上の建物の高さの表現を、より現実世界に近いように表示できるよう対応しました。
実際の街並みに近い表現が可能になるため、より幅広いデジタル地図の利用を想定した機能追加となります。
※詳細縮尺(scale:16以下)でのみ表示されます
●モノトーンのデザインに対応
現状の「ラボ地図」と同じ共通のタイルセットを参照しつつ、全く異なるデザインの「モノトーン地図」の表現を実現しました。
様々なイメージやトーンのWebサイトやコンテンツでの利用を想定した機能追加となります。
●オープンデータを活用して過去の地震の発生状況を可視化
「過去の地震」の発生状況を、米国・地質調査部(USGS)のオープンデータ(API機能)を利用して可視化しました。
※マグニチュードが大きい、または複数発生するほど色が濃くなります。
■「マピオンテックラボ」概要
当社では、1997年に日本初のインターネット地図サービス「Mapion」を提供開始して以来、地図や位置情報に関する技術開発・研究開発を続けてまいりました。
近年、地図や位置情報は様々な分野で注目されるようになり、個人的に利用するインターネット地図のみならず、マーケティングや物流など企業での活用も進んできています。
今後、さらに多様化する位置情報関連サービスへのニーズに対応するため、当社の技術やノウハウの情報発信、新技術の検証などを行っていく場として2016年に「マピオンテックラボ」をオープンしました。
●マピオンテックラボサイト:http://labs.mapion.co.jp/
■【『ベクター地図』について】
サーバーから画像として配信される地図(ラスター地図)ではなく、サーバーから地図を構成するポイント(点)やライン(線)、ポリゴン(面)の座標と属性データが配信され、クライアント(ブラウザやスマートフォンアプリ)上で画像として描画する地図です。「ベクター地図」では、自然な回転や鳥瞰表示が可能となり、多様化する様々な解像度の端末において鮮明な地図表示が可能になります。
また「道路」や「建物」、「記号」といった地図上の特定レイヤに対して表示/非表示の切り替えや、色・透明度・輪郭の太さといったスタイルを動的に変更することが可能なため、利用シーンや用途に応じた地図のカスタマイズ表現が効率よく行えます。
今回公開した「ベクター地図」β版では地図の回転や鳥瞰表示機能など、マピオンならではの機能も体験いただけます。
現在、当社では地図サービス「Mapion」など多くのサービスでラスター地図を採用していますが、様々なサービスへのベクター地図の展開を検討していきます。
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