“ドパガキ”という言葉も話題になる中で考える、子どもの「興味の入口」調査小学生の81.0 %が、「面白くなさそう」と思ったら短時間で次の情報へ。
一方、その子どもたちの87.7%が“後から興味を持った”経験あり。86.0%が「一つ」より「複数の方法」で知る方が、もっと知りたい・やってみたいと回答。

YouTubeやショート動画、ゲーム、Webサイトなど、子どもたちが日常的にさまざまな情報やコンテンツに触れる現在。近年では、子どもとデジタルコンテンツとの接し方をめぐって「ドパガキ」という言葉が話題になるなど、子どもを取り巻く情報環境や情報との接し方にも注目が集まっています。
一方、情報との接し方が変化する中で、子どもが新しいことを知り、「面白そう」「もっと知りたい」と興味を持つきっかけにも変化が起きているのでしょうか。
子どもの未来を応援するサービスを展開する株式会社miraiiは、小学生の子どもを持つ保護者とその子ども100組を対象に、子どもの『興味の入口』に関する調査を実施しました。
調査の結果、81.0%の子どもが、動画やWebサイトなどを見ている際、「面白くなさそう」と思ったら短時間で次の情報を見ることが「よくある」「ときどきある」と回答しました。一方、82.0%は、最初は興味がなかったことでも、ゲームや動画、実際の体験などをきっかけに「面白そう」「もっと知りたい」と思うようになった経験があると回答しました。
さらに、同じことを知る場合でも、86.0%の子どもが、一つの方法だけではなく、動画・ゲーム・実際の体験など「複数の方法」で知る方が「もっと知りたい」「やってみたい」と回答。動画やインターネットで知ったことを、その後イベントなどで実際に体験できた場合、95.0%が「もっと知りたい」「もっとやってみたい」と回答しました。
本調査では、「ドパガキ」という言葉も話題になるなど、子どもを取り巻く情報環境や情報との接し方に注目が集まる中で、子どもがどのようなきっかけから新しいことを知り、興味を持っているのかを調査。動画・ゲーム・リアルな体験・人との対話など、さまざまな「興味の入口」と子どもの興味・関心との関係について考察します。
<調査概要>
◉調査対象:小学生の子どもを持つ保護者とその子ども 100組
◉調査形式:WEBアンケート調査
◉調査時期:2026年9月16日~2026年9月24日
◉単一回答設問の構成比は小数点以下第2位を四捨五入し、合計が100.0%となるよう最大剰余方式により調整しています。
◉複数回答設問は、各選択肢の回答数を全回答者100名で除して算出しているため、回答割合の合計は100%を超えます。
【問01】新しいことを知る・調べる手段、第1位は「YouTubeなどの動画」76.0%。Web検索48.0%、本・マンガ・図鑑41.0%が続く。

普段、新しいことを知ったり、興味のあることについて調べたりするときに、どのようなものを見たり使ったりするか子どもに聞いたところ、最も多かったのは「YouTubeなどの動画」76.0%、次いで「Webサイト・インターネット検索」48.0%、「本・マンガ・図鑑」41.0%、「家族との会話」40.0%、「友だちとの会話」34.0%となりました。そのほか、「イベントや施設などで実際に体験する」27.0%、「学校の授業・教材」「YouTube Shorts・TikTokなどの短い動画」がそれぞれ23.0%、「テレビ」「生成AI(ChatGPTなど)」がそれぞれ22.0%となりました。
動画やWebなどのデジタルコンテンツだけでなく、本や家族・友だちとの会話、リアルな体験など、子どもが新しいことを知る・調べる手段は多様化していることがうかがえます。
【問02】子どもが興味を持つきっかけ、第1位は「詳しい動画やテレビ番組」43.0%。「短い動画」42.0%、「友だち」40.0%が続く。

これまで知らなかったことに、最初に「面白そう」「もっと知りたい」と興味を持つきっかけになりやすいのはどのようなときか聞いたところ、最も多かったのは「詳しい動画やテレビ番組を見たとき」43.0%、次いで「短い動画を見たとき」42.0%、「友だちから教えてもらったとき」40.0%、「本・マンガ・図鑑を読んだとき」38.0%、「実際に自分でやってみたり、体験したとき」37.0%となりました。また、「学校や教室で教えてもらったとき」35.0%、「イベントなどに参加したとき」33.0%、「ゲームで遊んでいるとき」28.0%と続きました。
動画だけでなく、友だちとの会話、本・マンガ・図鑑、ゲーム、リアルな体験など、子どもが新しいことに興味を持つ「入口」は一つではなく、多様であることが分かりました。
【問03】興味を持った後、57.0%が「別の動画も見る」。一方、51.0%は「家族に聞いたり話したりする」。

新しく知ったことに興味を持ったあと、そのことについてさらに知るためにどのようなことをするか聞いたところ、最も多かったのは「別の動画も見る」57.0%、次いで「家族に聞いたり話したりする」51.0%、「Webサイトなどで詳しく調べる」47.0%となりました。そのほか、「本・マンガ・図鑑などで調べる」32.0%、「友だちに聞いたり話したりする」27.0%、「イベントや体験できる場所に行ってみる」24.0%、「実際に自分でやってみる」23.0%、「生成AI(ChatGPTなど)に聞く」21.0%と続きました。
子どもの興味は、最初に触れた情報だけで完結するのではなく、別の動画やWeb検索、家族との会話、リアルな体験など、さまざまな方法へ広がっていることがうかがえます。
【問04】86.0%の子どもが、一つの方法より「複数の方法」で知る方が「もっと知りたい・やってみたい」。

同じことについて、「動画を見るだけ」「家族から教えてもらうだけ」など一つの方法で知る場合と、「動画を見る+ゲームでやってみる+実際に体験する」など複数の方法で知る場合では、どちらの方が「もっと知りたい」「やってみたい」と思うか聞いたところ、「いくつかの違う方法で知る方が、とてもそう思う」54.0%、「ややそう思う」32.0%となり、合わせて86.0%となりました。一方、「どちらも同じくらい」は8.0%、「一つの方法で知る方が、ややそう思う」は2.0%、「わからない」は4.0%でした。
一つのテーマであっても、一つの方法だけで知るより、動画・ゲーム・体験など複数の方法から触れることで、子どもの「もっと知りたい」「やってみたい」につながりやすいことがうかがえます。
【問05】95.0%が、動画やネットで知ったことを実際に体験できれば「もっと知りたい・やってみたい」。

動画やインターネットで知ったことを、その後イベントなどで実際に体験できたら「もっと知りたい」「もっとやってみたい」と思うか聞いたところ、「とてもそう思う」48.0%、「ややそう思う」47.0%となり、合わせて95.0%となりました。一方、「あまりそう思わない」は2.0%、「まったくそう思わない」は1.0%、「わからない」は2.0%でした。
動画やインターネット上で情報を知るだけで終わるのではなく、その後に実際の体験へつながることで、子どもの興味・関心がさらに深まる可能性がうかがえます。
【問06】知らなかった「仕事・職業」への興味の入口、第1位は「短い動画」45.0%。2位は「実際の仕事体験」43.0%。

これまで知らなかった「仕事」や「職業」について知るとしたら、どのような方法なら「もっと知りたい」「やってみたい」と思うか聞いたところ、最も多かったのは「短い動画で仕事を見る」45.0%、次いで「実際の仕事を体験する」43.0%、「イベントでいろいろな仕事に触れる」39.0%となりました。そのほか、「会社や仕事をする場所を見学する」36.0%、「ゲームやクイズで仕事について知る」35.0%、「本・マンガで仕事について知る」32.0%、「詳しい動画や番組を見る」31.0%と続きました。
子どもが普段接点を持ちにくい仕事・職業については、短い動画による手軽な入口と、仕事体験やイベント、会社見学など実際に触れられる入口の双方が、興味を持つきっかけになっていることが分かりました。
【問07】「お金・貯金・投資」への興味の入口、第1位は「ゲームやクイズ」50.0%。イベント46.0%、本・マンガ44.0%が続く。

「お金の使い方」「貯金」「投資」などについて知るとしたら、どのような方法なら「もっと知りたい」「やってみたい」と思うか聞いたところ、最も多かったのは「ゲームやクイズでお金について学ぶ」50.0%、次いで「イベントでお金について学んだり体験したりする」46.0%、「本・マンガで学ぶ」44.0%、「短い動画で見る」41.0%となりました。そのほか、「買い物など、実生活の中で体験する」33.0%、「家族から教えてもらう」24.0%、「親子で一緒に考えたり体験したりする」23.0%、「詳しい動画や番組を見る」「学校や教室で教えてもらう」がそれぞれ22.0%と続きました。
お金や投資といったテーマでも、知識を教わるだけでなく、ゲームやクイズ、イベント、実生活での体験など、子ども自身が参加できる学び方への関心が高いことがうかがえます。
【問08】保護者の74.0%も、一つの方法より「複数の方法」の方が子どもは興味を持ちやすいと回答。

子どもに新しいことを知ってもらう際、どちらの方が子どもが興味を持ちやすいと感じるか保護者に聞いたところ、「動画・ゲーム・リアルな体験・人との対話など、複数の方法で触れる方」が74.0%となりました。一方、「保護者から説明を聞いたり、インターネットで情報を見たりするなど、一つの方法で知る方」は5.0%、「どちらも同じくらい」は13.0%、「内容によって異なる」は7.0%、「わからない」は1.0%でした。
子ども自身だけでなく、保護者から見ても、一つの方法に限定せず、さまざまな方法から新しいことに触れる方が、子どもの興味につながりやすいと考えられていることが分かりました。
【問09】81.0%の子どもが、「面白くなさそう」と思ったら短時間で次の情報を見ることがある。51.0%は「よくある」。

動画やWebサイトなどを見ているとき、興味があるかどうかを短い時間で判断して、「面白くなさそう」と思ったら次の情報を見ることがあるか聞いたところ、「よくある」51.0%、「ときどきある」30.0%となり、合わせて81.0%となりました。一方、「あまりない」は11.0%、「まったくない」は5.0%、「わからない」は3.0%でした。
さまざまな情報やコンテンツに日常的に触れる子どもたちにとって、短い時間で自分の興味に合うかどうかを判断し、次の情報へ移る行動が身近なものになっていることがうかがえます。
【問10】82.0%が、最初は興味がなかったことでも、動画・ゲーム・体験などをきっかけに興味を持った経験あり。

最初は興味がなかったことでも、ゲームで遊んだり、動画を見たり、実際に体験したりしたことをきっかけに、「面白そう」「もっと知りたい」と思うようになったことがあるか聞いたところ、「よくある」19.0%、「ときどきある」63.0%となり、合わせて82.0%となりました。一方、「あまりない」は11.0%、「まったくない」は1.0%、「わからない」は6.0%でした。
最初から興味を持っているテーマだけでなく、動画やゲーム、リアルな体験など、新たなきっかけとの出会いによって、それまで関心のなかったことにも興味が生まれることが分かりました。
【問11】保護者が考える「興味を広げる学び」、第1位は「実際に自分でやってみる・体験する機会」70.0%。

子どもが日常的にさまざまな情報やコンテンツに触れられる現在、子どもの興味・関心を広げるためにどのような学びの機会が重要だと思うか保護者に聞いたところ、最も多かったのは「実際に自分でやってみる・体験する機会」70.0%、次いで「リアルイベントなど、普段とは違う環境で学ぶ機会」66.0%、「ゲームやクイズなど、遊びながら学べる機会」49.0%となりました。そのほか、「同じテーマについて、動画・ゲーム・体験・対話など複数の方法から学べる機会」「学校だけでなく、学校外で新しいことに出会う機会」がそれぞれ36.0%、「動画など、短時間で興味を持てるきっかけ」29.0%、「親子で一緒に考えたり話したりする機会」27.0%と続きました。
保護者から見ても、情報を「教える」だけではなく、子ども自身が実際に体験したり、遊びながら学んだり、普段とは異なる環境で新しいことに出会ったりする機会が重要だと考えられていることが分かりました。
【分析】“すぐ次へ”と情報を切り替える子どもたち。その後の「興味」はどう生まれる?
本調査では、子どもが動画やWebサイトなどの情報を短時間で判断する行動と、その後の興味の生まれ方、さらに一つのテーマに複数の方法から触れることとの関係についてクロス分析を行いました。
調査では、81.0%の子どもが、「面白くなさそう」と思ったら短時間で次の情報を見ることが「よくある」「ときどきある」と回答しました。一方、82.0%は、最初は興味がなかったことでも、動画・ゲーム・実際の体験などをきっかけに、後から「面白そう」「もっと知りたい」と思った経験があると回答しています。
また、86.0%の子どもが、一つの方法だけで知るよりも、動画・ゲーム・実際の体験など、複数の方法で知る方が「もっと知りたい」「やってみたい」と回答しました。
そこで、ここからは「短時間で次の情報へ移る行動と、その後に興味を持つことにはどのような関係があるのか」「複数の“興味の入口”を用意することが、その後の興味にどう関係しているのか」という視点から、子どもの情報接触と興味の関係をクロス分析します。
【分析①】「面白くなさそう」とすぐ次を見る子どもでも、87.7%が“後から興味を持った”経験あり。

「問09:動画やWebサイトなどを見ているとき、『面白くなさそう』と思ったら次の情報を見ることがあるか」と「問10:最初は興味がなかったことでも、ゲーム・動画・実際の体験などをきっかけに興味を持ったことがあるか」をクロス集計したところ、問09で「よくある」「ときどきある」と回答した81人のうち、87.7%(71人)が、最初は興味がなかったことでも、別のきっかけによって「面白そう」「もっと知りたい」と思った経験があると回答しました。
短時間で「面白くなさそう」と判断して次の情報へ移ることがある子どもでも、最初は興味がなかったことに、動画・ゲーム・実際の体験などをきっかけに後から興味を持った経験がある子どもが多いことが分かりました。
【分析②】「複数の方法」で知る方が興味を持つ子どもの98.8%が、“デジタルの次にリアル体験”でもっと知りたいと回答。

「問04:一つの方法と複数の方法では、どちらの方が『もっと知りたい・やってみたい』と思うか」と「問05:動画やインターネットで知ったことを、その後実際に体験できたら『もっと知りたい・もっとやってみたい』と思うか」をクロス集計したところ、問04で「いくつかの違う方法で知る方が、とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した86人のうち、98.8%(85人)が、動画やインターネットで知ったことを実際に体験できれば「もっと知りたい」「もっとやってみたい」と回答しました。
子どもの興味を深めるうえでは、動画なら動画だけで完結させるのではなく、デジタルで知ったことをリアルな体験へつなげるなど、一つのテーマに複数の入口から触れられる機会との相性の良さがうかがえます。
【分析③】「複数の入口が興味につながる」と考える保護者の家庭では、90.5%の子ども自身も「複数の方法でもっと知りたくなる」と回答。

「問08:子どもに新しいことを知ってもらう際、どちらの方が興味を持ちやすいと感じるか」と「問04:一つの方法と複数の方法では、どちらの方が『もっと知りたい・やってみたい』と思うか」をクロス集計したところ、問08で「動画・ゲーム・リアルな体験・人との対話など、複数の方法で触れる方」と回答した74家庭のうち、90.5%(67家庭)の子ども自身も、「いくつかの違う方法で知る方が、もっと知りたい・やってみたい」と回答しました。
一つの方法だけではなく、複数の方法から新しいことに触れる方が興味につながりやすいという認識は、保護者側だけではなく、子ども自身の実感とも高い割合で一致していることが分かりました。
調査まとめ
今回の調査では、情報やコンテンツに日常的に触れる現代の子どもたちが、短時間で興味に合うかを判断する一方、出会い方や体験によって、それまで興味のなかったことにも関心を持つ実態が明らかになりました。
81.0%の子どもが、「面白くなさそう」と思ったら短時間で次の情報を見ることが「よくある」「ときどきある」と回答。一方、82.0%は、最初は興味がなかったことでも、ゲーム・動画・実際の体験などをきっかけに興味を持った経験があると回答しました。さらに、前者の87.7%が、後から興味を持った経験があることも分かりました。
こうした結果から、短時間で次の情報へ移る行動を「興味が続かない」と捉えるだけでなく、興味を持つ“入口”をどうつくるかという視点も重要だと考えられます。
実際に、86.0%が、一つの方法だけで知るより、動画・ゲーム・実際の体験など複数の方法で知る方が「もっと知りたい」「やってみたい」と回答。動画やインターネットで知ったことを実際に体験できた場合は、95.0%が「もっと知りたい」「もっとやってみたい」と回答しています。
仕事・職業では、「短い動画で仕事を見る」45.0%、「実際の仕事を体験する」43.0%が上位に。お金・貯金・投資では、「ゲームやクイズで学ぶ」50.0%、「イベントで学んだり体験したりする」46.0%が上位でした。保護者も、「実際に自分でやってみる・体験する機会」70.0%、「普段とは違う環境で学ぶ機会」66.0%を重要だと考えています。
「ドパガキ」という言葉も話題になるなど、子どもの情報との接し方に注目が集まっています。一方、本調査からは、動画・ゲーム・リアルな体験・人との対話など、多様な「興味の入口」が、新たな「もっと知りたい」「やってみたい」につながる様子がうかがえました。
子どもに「教える」だけでなく、一つのテーマにさまざまな方法から出会える機会をつくることが、興味や可能性を広げる一つの方法になるのではないでしょうか。
株式会社miraiiでは、子どもたちが仕事や社会と出会い、興味や可能性を広げられる学びの機会を提供しています。これからも企業や地域と連携し、多様な入口から「もっと知りたい」「やってみたい」と思える体験・学習機会を創出してまいります。
会社概要
会社名:株式会社miraii
設立:2018年11月22日
代表者:代表取締役 福田紘也
所在地:東京都中央区八丁堀3-4-12 Emute kyobashi 101号
公式サイト:https://miraii.co.jp
事業内容:キャリア共創エコシステム「みらいいパーク X」の開発・運営
インタラクティブ教育プラットフォーム「みらいいパーク」の開発・運営
非営利型オンライン教室「みらいいアカデミア」の開発・運営
お金と子育てのWebアプリ「みらいいコンシェル」の開発・運営
次世代教育メディア「みらいいメディア」の開発・運営
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