「骨太の方針2026」と「日本成長戦略」にAI時代のジェンダーギャップ解消に向けたWaffleの提言が明記
2021年から6年連続で政策に反映
テクノロジー分野のジェンダーギャップ解消を目指す特定非営利活動法人Waffle(東京都港区、理事長:田中 沙弥果、以下Waffle)は、2026年7月21日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2026(通称:骨太の方針2026)」および「日本成長戦略」において、Waffleが提言した「AI時代における女性のテクノロジー分野参画の構造的強化」に向けた施策が明記されたことをお知らせします。 Waffleの政策提言が骨太の方針に反映されるのは、2021年から6年連続です。

「骨太の方針」は、毎年閣議決定される政府の経済財政運営の基本方針で、翌年度の予算編成の土台となります。「日本成長戦略」は、高市内閣が新たに策定した成長戦略で、AI・半導体をはじめとする17の戦略分野への官民投資を定めており、骨太の方針2026はこれを「強い経済」実現の中核に位置づけています。
この両方に明記されたことは、ジェンダーギャップの解消が日本の成長戦略上の課題として位置づけられたことを意味します。
【Waffleの提言内容】
■AI時代における女性のテクノロジー分野参画の構造的強化
Waffleは、経済産業省・文部科学省・内閣府の各府省に対し、以下の提言を行いました。
◇経済産業省向け提言
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尖った人材を育てる女子向けテクノロジー教育
入口に到達する女子が少なすぎる現状を踏まえ、選抜制ではない教育機会を提供することで「尖った人材」の卵を育てる。 -
女子中高生・大学生に向けた早期のアントレプレナーシップ教育
起業意欲のジェンダーギャップを解消するため、アントレプレナーシップに関する講義や女性起業家との交流の機会を作る。 -
AIのジェンダーギャップに関する統計調査の実施
AI時代にジェンダーギャップがさらに拡大し、生産性の向上が頭打ちになる可能性を踏まえ、未来の政策立案に寄与する調査を実施する。
◇文部科学省向け提言
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女子中高生のAI/テクノロジー学習機会の拡大
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地方×女子の継続支援(地方での産学官連携による継続的な機会提供の促進)
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情報活用能力の抜本的向上を見据えた、ジェンダーギャップに配慮した包摂的な教員向け教材の開発
◇内閣府向け提言
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リコチャレイベントの拡大に向けたサポート
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STEM Ambassador事業の拡大による地方×女子の継続支援
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生成AIを活用できる人材を育てる「新・女性デジタル人材育成プラン」へのアップデート
【骨太の方針2026での明記内容】
◆女子中高生の理工系進路選択の促進(第3章)
Waffleが提言した「女子中高生のAI/テクノロジー学習機会の拡大」「地方×女子の継続支援」が反映されました。
「AI等の最先端の科学技術を学ぶ機会の継続的な提供等、女子中高生の理工系進路選択に向けた産学官・地域一体での取組や、ライフイベントに関わらず研究が継続できるよう若手女性研究者への支援等を促進する。」
◆多様性を包摂する学びの環境整備(第3章)
Waffleが提言した「ジェンダーギャップに配慮した包摂的な教材の開発」に関連する内容が盛り込まれました。
「多様性の包摂、情報活用能力の抜本的向上や興味・関心を踏まえた質の高い探究等、次期学習指導要領等が目指す学びの環境を整備する。」
【日本成長戦略での明記内容】
◆「理工系女子人材の倍増」を省庁横断の計画として明記(第Ⅲ章 人材育成)
Waffleが提言した「女子中高生のAI/テクノロジー学習機会の拡大」「地方×女子の継続支援」に対応する内容として、産学官・地域一体で女性を対象に理工系進路選択支援の強化が明記されました。あわせて、大学の工学系学部に占める女子学生の割合を2025年の18%から2040年までに36%へ倍増させる数値目標(KPI)が掲げられています。
「『文理の壁』を越えてイノベーション等を担う女性人材を育成するべく、『理工系女子人材の倍増』に向け、省庁横断で計画を持って取り組むこととし、とりわけ、大学の工学系学部の女子学生数の割合について、直近の状況から2040年に倍増を目指す。それに向けて、女子児童・生徒、保護者及び教員を対象とした、理工系分野に対する興味・関心を産学官・地域一体で喚起することによる女子小中高生の理系進路選択支援の強化(中略)等を推進する。」
このほか、女子大学における理工農・デジタル系学部の新設・拡充への支援や、高等教育機関と初等中等教育機関が組織対組織で連携する取組の推進も明記されました。
Waffleは、今回の政策への盛り込みを受け、政府や自治体、教育機関、企業との連携を一層強化し、より多くの女子とノンバイナリーの中高生・大学生がテクノロジー分野に踏み出せるよう、具体的施策の実現に取り組んでまいります。特に、女子中高生向けAI教育プログラムの全国展開や、AI分野のジェンダーギャップに関するデータ整備、地方における産学官連携の機会創出に積極的に貢献していく予定です。
【ご参考情報】
・AI時代における女性のテクノロジー分野参画の構造的強化(提言書の一部、Waffle):https://waffle-waffle.org/wp-content/uploads/2026/07/AI_GenderGap_2026.pdf
・経済財政運営と改革の基本方針2026(骨太の方針2026、内閣府):https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/decision0721.html
・日本成長戦略(内閣官房):https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nipponseichosenryaku/index.html#2026_1_head
【特定非営利活動法人Waffle(ワッフル)】 https://waffle-waffle.org
テクノロジー分野のジェンダーギャップ解消を目指し、女性とノンバイナリーのエンパワーメントと社会構造の変革に取り組むNPO法人。月に1回キャリアとプロダクト開発を初心者から学べる「Waffle Club」、国際的なアプリ開発コンテスト「Technovation Girls」への日本国内出場支援、企業と連携した各種イベントの開催など、多様な教育プログラムを展開。「経済財政運営と改革の基本方針(通称:骨太の方針)」をはじめとする政策への提言を通じて、社会構造の是正にも積極的に取り組んでいる。2020年第4回ジャパンSDGsアワード「SDGsパートナーシップ賞」受賞。主な著書に『わたし×IT=最強説』(リトルモア刊)がある。
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