9月19日(火)〜10月31日(火)小売業 新人育成に活用できる「対話ロープレサービス」の実証実験パートナー企業を募集

人材育成に必須の「ロープレ」をAIが代替。管理者・マネージャーの新人育成負担を軽減

株式会社デジタルレシピ

「AIと共に生きる未来をつくる」をビジョンに掲げ、人工知能の社会実装を実現するAI事業創造に取り組む株式会社デジタルレシピ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊藤新之介)は、9月19日(火)〜10月31日(火)の期間に5社限定でAIによる対話ロープレサービスの実証実験パートナー企業を募集します。

■サービス概要

当社では、カスタマイズしたペルソナ・顧客像とロープレ演習ができる対話ロープレサービスの開発を行っています。

新人スタッフがスマホ1台で「セルフロープレ」ができるようになることで、管理者が新人育成に費やしていた時間を削減でき、管理者が抱える新人育成における下記のような不安を軽減・解消することができます。

 

〈管理者のよくある悩み、不安〉

「この前入った新人スタッフのロープレに付き合ってあげたいけど、他の仕事が終わらない」

「世代が違うと、どんな言い方で指摘やアドバイスをしたらいいのかわからない」
 

新人スタッフも下記のような不安を抱えることがなくなり、自分のペースでロープレを進めることができます。

 

〈スタッフのよくある悩み、不安〉

「先輩忙しそうだな…。ロープレの練習付き合って欲しいけど言いにくい」

「店長を目の前にすると緊張するんだよな。話しにくくて、正直あまり練習にならない」

 

このサービスを利用してスタッフの能力向上、管理者の業務改善を行うことで、より高い顧客・従業員満足を実現できます。

 

■サービスの特徴

・理想のロープレ相手を設定。カスタマイズ可能

接客相手の条件を柔軟に設定することができる。年代、性別、体型、今日の服装、様子、傾向の設定など。ランダム設定も可能。

 

・対話型AIが自動で応答。自分のペースで利用可能

対話型AIが自動で応答してくれるため、ロープレ相手が不要に。いつでも、どこでも、自分のペースでロープレができる。忙しい先輩や管理者にロープレを頼む時の気まずい気持ちにならなくていい。AIは疲れないから、相手を気にせず何度でも同じ場面を反復練習できる。

 

・管理画面から利用履歴を閲覧可能

管理画面上で各スタッフの利用履歴や利用結果を閲覧することができる。管理者から新人スタッフへ、必要な時に、必要なフォロー・アドバイスを提供可能に。


■募集概要

今回は、試験版の当社サービスを利用した実証実験のパートナー企業を募集します。実証実験期間中は当社開発のAIロープレサービスを利用いただき、利用実感等を伺うヒアリングにご協力いただきます。

 

社数  :5社

募集期間:9月19日(火)〜10月31日(火)

応募条件:従業員数等の条件はなし。

     ※ご応募頂いた全ての企業にご提供できる訳ではございません。あらかじめご理解いただけますと幸いです。

応募方法:下記フォームにご回答ください。

     https://forms.gle/QXwZJv1Sb6zdSWGz8

個人情報保護方針:https://www.dxr.co.jp/privacy/
 

■開発背景

・離職率は大卒で約38%、高卒で約48%

店舗を持ち、接客シーンが多い小売業界では、離職率の高さが問題視されています。厚生労働省の発表によれば、「アパレルを含む小売業の入社3年以内の離職率は大卒で約38%、高卒で約48%[※1]」と示されています。

[※1]新規学卒就職者の離職状況を公表します|厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html 
 

・顧客が戻っても、働き手が戻らない

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2020年からは出店抑制・閉店が続き、アパレル大手企業の中でも早期・希望退職を実施する動きが見られました。その後、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行や感染対策の普及に伴い、客足は戻りつつあります。経済産業省の発表[※2]によれば、2020年には減少をみせた商業販売額が2022年には増加しています。

 

顧客や販売額は回復を見せ、店舗に足を運ぶ人の姿が戻りつつある中、コロナ禍に小売業界から離職した人手は戻らず、人手不足状態が続いています。

 

[※2]2022年小売業販売を振り返る;コロナ禍からの回復状況と残る影響|経済産業省

https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20230414_1.html

 

2020年小売業販売を振り返る(前編);コロナ禍で激変した小売業販売。全体では4年ぶりの減少だが、業種・業態毎に明暗が大きく分かれた

https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20210409_1.html
 

・コロナ禍のアパレル接客現場を知るプロダクトマネージャーが企画

本サービスを企画したプロダクトマネージャーはアパレル業界出身者で、14年以上勤め、現場管理者まで務めました。業界未経験からAI事業創造に取り組む当社に入社しています。同業界で人手不足が叫ばれる中、当時は接客現場に立ちつつ新人指導も担当し、合間や業務後には管理業務業務にあたる日々でした。業務過多の状況が続く中、いつも管理者の頭を悩ませていたのが「新人育成」でした。
 

新人育成のおける課題は2つあります。1つは、「経験値が大きく影響する接客技術を口頭・練習を通して教えることが難しい」こと。大枠の流れはマニュアルを用意できますが、定型化できる業務以外のことが成果を左右するのが接客業です。例えば、臨機応変なコミュニケーション、相手に伝わる言い回し、配慮・気遣いなどです。適切なタイミングで、適切な振る舞いを行うことは経験値が必要とされ、再現が難しいと言われます。それに対しては、「ロープレ」が有効だと考えられ、アパレル業界の新人教育現場ではロープレ演習が常に行われています。

 

しかし、ここにもう1つの課題があります。「新人育成に要する時間が長い」こと。先述の通り、あらゆる業務があるなかでも管理者はなんとかやりくりをして新人育成にあてる時間を作ります。先輩や管理者が顧客役を演じ、ロープレ演習を繰り返します。事前準備を含めると、多い時で(1度の指導や演習に)3時間かかることもあり、他の業務の遂行に支障が出ることもあります。

 

また、(管理者側が)ロープレにおいて顧客役を演じる際には、本人の成長に繋がるフィードバックを伝えようと試みるも、「あまり強く言いすぎると辞められてしまうのではないか」「しかし、理解してもらわなければ(本人が)成長できず、現場の人手も埋まらない」という複雑な心境も抱えています。世代によって伝わるコミュニケーション方法や捉え方が異なることから、指導におけるリスクや不安を抱えているのです。
 

接客現場においてスタッフ〜管理者業務を14年経験した当社プロダクトマネージャーはこれらの課題を目の当たりにし、新人育成方法は対人ロープレだけでは不十分だと考え、新人スタッフが1人でロープレに取り組むことができる本サービスの開発に至りました。
 

■開発の裏側

・ChatGPTへのインプット、カスタマイズに苦労

ロープレ相手として機能するAI人格を形成するために、時間がかかりました。条件や設定を与えるがいいアウトプットが出ず、はじめは悩みました。プロンプトを入力し、出力結果をみて、またプロンプトを入力し…と1ヶ月半ほど、約100回は作業と改善を続けました。その末に、ようやく実用的な出力結果が出せるようになり、ロープレ相手として機能するまでになりました。

 

・「ロープレは人と人がやるものだ」という声に向き合った

一方、「ロープレは人と人がやるものだ。1人で、スマホ相手に練習が成立するのか」「リアルな会話がAIにできるのか?イメージできない」と懸念する声を頂くこともあったため、試験版を用いたテストも実施しました。

 

試験版を利用いただいたところ、次のような声を頂くことができました。

 

Aさん(20代/店長)

「スタッフに教育する際のポイントが可視化できるので便利だし、実際に会話力があがると思った。教育だけでなく、自分の会話力を上げるためにも使いたい」

 

Bさん(20代/新入社員)

「先輩や上司に気を使わず、マイペースにロープレ練習を出来るのがいい。まさに今、お客様との会話が続かないことが悩みなので、このサービスを利用して練習を重ねることでお客様に対する質問や会話のバリエーションを増やせると感じた」
 

Cさん(40代/店舗責任者)

「お店が忙しいことに加え、スタッフの人数も多く、なかなか教育にかける時間を作れない。簡単に、短時間でロープレ練習をできるのが良い。管理画面の結果を見るとフィードバックすべきポイントが明確にわかり、心理的負担が少なく指導できるのが良い」

 
■今後の展望、ビジョン

・管理者に「教育が負担だ」と思って欲しくない

先述の通り、管理者は新人育成への不安を抱えながらも多忙な毎日を過ごしています。AIによる対話ロープレサービスを利用すれば、管理者がいなくても各スタッフが自発的に学ぶ環境を作ることができます。これまで人材教育に費やしていた時間が空き、さらなる顧客・従業員満足のために集中できます。

 

今後は表示される顧客画像の感情を表情で表現する機能などの開発も検討しています。
 

プロダクトマネージャーのコメント

「マニュアル化が難しい接客現場ですが、“見て覚えろ”と言われる風潮から卒業し、現代に合った方法で新人が育つ環境を作り、人手不足問題や業界からの離職数を軽減させていきたいと考えています。

 

新人育成に悩んでおられる方がいれば、ぜひ当社新サービスの実証実験にお付き合いいただけますと幸いです。皆様のご意見を伺いながら、サービスの改善を図ってまいります」
 

■5社限定 実証実験企業の応募フォーム

対話ロープレサービスの実証実験にご興味ある方は、下記のフォームからご応募ください。

https://forms.gle/QXwZJv1Sb6zdSWGz8 

※ご記入頂いた後、担当者からご連絡を差し上げます。その後、面談等を行い、決定いたします。

※「プレスリリースを見た」と添えていただけますと、よりスムーズなご案内が可能です。
 

■サービスに関連する画像集

https://drive.google.com/drive/folders/1VK5_oHhIS3l4cQHIlKh1jYesN3-XlWAN?usp=sharing 

※記事制作の際、ご自由にお使いください。

 

■株式会社デジタルレシピについて

デジタルマーケティング事業や法人向けDX事業などの複数のスタートアップを創業した経営メンバーによって、「料理のレシピのように、デジタルの世界でもその通りに作れば誰でも簡単に成果を出せるレシピを作る」という思いをもとに「あらゆる仕事をワンクリック化」を目指すテクノロジースタートアップです。


社名 : 株式会社デジタルレシピ

所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目16-11 ルティアオフィス代々木7階

設立 : 2018年10月

代表者 : 伊藤新之介

事業内容: 「Catchy」「Catchy Biz」「Slideflow」の開発・運営、AI開発・導入コンサルティング、デジタルマーケティング支援

URL :https://www.dxr.co.jp/

Catchy Bizサービスサイト:https://lp.catchy-biz.jp/

採用サイト:エンジニア、カスタマーサポートなどの採用に力を入れています。

https://www.wantedly.com/companies/digital-recipe

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会社概要

株式会社デジタルレシピ

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URL
https://www.dxr.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-11 ルティアオフィス代々木7F
電話番号
-
代表者名
伊藤新之介
上場
未上場
資本金
4000万円
設立
2018年04月