経験者に聞いた!リノベの「ここにお金をかけてよかった」ところ
<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うゼロリノベと合同で中古住宅のリノベーション経験者の男女124名を対象に、「中古住宅のリノベーション経験者を対象にした予算」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「中古住宅のリノベーション経験者を対象にした予算」についてのアンケート調査
調査期間:2025年1月3日(金)〜3月10日(月)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:124人
調査対象:男性63人、女性61人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合に関してご紹介します。

回答者の年代
20代:約11%
30代:約31%
40代:約29%
50代:約19%
60代以上:約10%

回答者の性別
男性:約51%
女性:約49%
リノベーションが完工した時期
回答者に、リノベーションが完工した時期について聞いてみました。今回の調査は、完工3年以内の人が対象です。

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6ヶ月以内:約24%
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1年以内:約24%
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1年半以内:約11%
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2年以内:約13%
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2年半以内:約2%
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3年以内:約26%
最も多かったのは「3年以内」の約26%。次いで、「6ヶ月以内」「1年以内」が約24%と同等の結果となりました。
リノベーション費用と優先度
ここからは、リノベーションにかかった金額と優先的にお金をかけた場所、コスト削減の方法について紹介します。

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500万円未満:約49%
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500万円〜699万円:約26%
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700万円〜899万円:約13%
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900万円〜1099万円:約6%
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1100万円〜1299万円:約3%
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1700万円以上:約3%
最も多かったのは「500万円未満」の約49%で、半数近くを占めました。次いで「500万円〜699万円」が約26%と、ボリュームゾーンは「500万円未満~699万円」の部分的なリノベーションといえそうです。
優先的にお金をかけた場所は?
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キッチン:システムキッチンの入れ替え、オール電化、IHクッキングヒーター、換気扇など
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浴室:拡張、床の変更、手すりの取り付けなど
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玄関:拡張、収納追加など
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間取り変更:リビング、子ども部屋など
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バリアフリー化



コストを予算内に抑えるために、最もコスト調整で減額した項目とその理由は?
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システムキッチンのグレードを少し下げた(男性 60代以上)
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キッチンのフローリングに使用する材料の質を一段階落とした(男性 40代)
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キッチンの壁のデザイン・素材のランクを落とした。高くないものでも十分見た目が良かったため(男性 40代)
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よく使うLDKには費用をかけたが、風呂・洗面・便所は安価なものを選んだ(女性 60代以上)
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リビングの壁は自分たちで塗装をした(男性 30代)
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床材や、照明器具、水まわり品の一部などは施主支給した(男性 50代)
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太陽光と蓄電池も導入したが蓄電池の容量を落とした(男性 40代)
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フローリングを無垢材や床暖房にせず、かなりコストダウンした(女性 40代)
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本当に必要な部分だけのリノベーションにした(女性 20代)

リノベーションにおける満足度とその理由
回答者に、中古住宅のリノベーションにおける満足度と、その理由について聞いてみました。

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満足:約49%
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どちらかというと満足:約44%
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どちらかというと不満:約7%
最多は「満足」の約49%で、半数近くを占めました。「どちらかというと満足」の人は約44%。概ね満足している一方で、少し不満な点もあるようです。「どちらかというと不満」の人も一定数いました。それぞれの理由を見てみましょう。
満足度の理由は?:満足
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お風呂が好きなので、リノベーションして最高のお風呂になった(男性 30代)
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雨漏りがひどかったが直った(女性 50代)
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水まわりを清潔に使うことができ、満足度が高い(男性 50代)
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キッチンでの作業効率が上がったから(男性 40代)
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自分達で案を出し合い、優先的にお金を掛ける所も納得いく形で施工し終われたから(男性 30代)
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キッチンを日当たりが悪い部屋に移し、子ども部屋を日当たりが良い部屋にできたので良かった。オープンキッチンにしてリビングとつなげたことで空間的にも広くなったように感じる(女性 40代)
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素材のグレードを落としたが、きれいになったので満足(女性 20代)
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長年の劣化部分が綺麗になって、とても気持ちよく生活できている(男性 60代以上)
満足度の理由は?:どちらかというと満足
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リノベーションしたところは新築のようにきれいになり、設備は最新の設備になったから(女性 60代以上)
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できる範囲の中で後悔のない選択ができたと思うから(女性 30代)
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自分の好みにできた。できればもう少しコストを抑えたかったが概ね満足している(女性 40代)
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予算の関係で太陽光パネルが設置出来なかったのが残念だが、二世帯住宅を一世帯用に間取り変更出来た。広々とした感じで収納スペースも十分だし、スッキリとしていて住み心地もいい(男性 60代以上)
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もう少しお金がかけられたらもっと満足したから(女性 20代)
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コンセントの増設をし忘れて不便な部屋があるため(女性 40代)
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材料不足によってなかなかはじまらなかった(男性 40代)
満足度の理由は?:どちらかというと不満
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窓を縮小させる為の工事で、外壁の素材の柄が気に入らないから(女性 30代)
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意外に使いにくいキッチンで残念だった(女性 40代)
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リビングなどは以前のままなので、キレイになってない(女性 50代)
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壁紙が失敗(女性 40代)
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コストが掛かり過ぎた(男性 50代)
リノベーションにおいて、コストをかけるべきところと抑えるべきところ、それぞれのアドバイス
回答者に、リノベーションにおいて、コストをかけるべきところと抑えるべきところ、それぞれにアドバイスやおすすめの考え方があるか聞いてみました。
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自分が好きなところにお金をかけるべきだと思う(男性 30代)
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よく使用する場所や設備にコストをかけた方が良いと思う(女性 60代以上)
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色々な種類の中から予算と欲しい物の妥協点を探す(女性 40代)
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自分の好みをしっかりと反映させるのが大事だと思う(男性 30代)
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理想の7割程度で仕上げる(女性 30代)
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目に見える内装などにお金をかけたくなると思うが、大掛かりなリノベをする場合はその時しかできないこと(配管配線や耐震)、目に見えない安全性や長く使っていけることに注力したほうがいいと思う(女性 30代)
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将来的なことも考え、今後の修繕費用においても検討し、コストをかけるか検討する。子どものいる家庭であれば、小さいうちは壁や床がボロボロになりやすいので安いクロスにし、数年後、張り替えられる素材を選ぶなど、メンテナンスのしやすさも検討すると良い(女性 30代)
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水まわりは最新にすることで、節電や節水になるのでおすすめ(女性 40代)
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できることはDIYで自分でやるのが愛着もわいて良いと思った(男性 30代)
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水まわりは衛生的にもお金をかけるべき。壁紙は良いものを購入しても何年かに一度は張り替えるため、質にこだわる必要はないと思う(男性 40代)
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家族の希望を聞いて、譲れない箇所は話し合いをする(女性 40代)
まとめ
今回は中古住宅のリノベーション経験者を対象に、優先的にお金をかけた場所や、コスト削減方法、満足度などについて聞いてみました。優先した場所は「キッチン」「浴室」などの水回りが多い印象でした。その他、間取り変更とともにリビングをリノベーションした人も多かったです。満足度としては概ね満足している人が多く、優先順位をつけたことによって予算内で満足いくリノベーションができた人が多いようです。一方で、本来やりたかったことができなかった、好みの仕上がりにならなかった、使ってみたら使い勝手が悪かったなど、満足いくリノベーションができなかった人も一定数いました。
中古住宅のリノベーションは、いろいろとやりたいことが出てくるもの。限られた予算のなかで理想のリノベーションを叶えるためには、優先順位をつけることや、イメージを膨らませられるようにできる限り実物を見て素材や設備を決めるなどの一手間が大切です。
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