富士山静岡空港に「バス発車案内表示システム（CMP）」を納入

多言語案内でインバウンド対応を強化、空港利用者の利便性を向上

レシップホールディングス株式会社（本社：岐阜県本巣市、代表取締役社長：杉本 眞）の連結子会社であるレシップ株式会社（本社：岐阜県本巣市、代表取締役社長：北野 元昭）は、富士山静岡空港（静岡県牧之原市）に、クラウド型コンテンツ・マネージメント・プラットフォーム「LECIP CMP」を活用した「バス発車案内表示システム」を納入し、2025年10月26日よりデジタルサイネージによる配信・運用を開始しました。

本システムは、空港ターミナルビル内の国内線と国際線の到着ロビーに設置された2台のデジタルサイネージに、バスの発車時刻や乗り場案内などを多言語でリアルタイムに表示するものです。これにより、空港をご利用のお客様への案内サービス向上と、スムーズな二次交通への接続を実現しました。

富士山静岡空港　設置事例

富士山静岡空港は、富士山への玄関口として、また静岡県内各地へのアクセス拠点として重要な役割を担っており、昨今のインバウンド需要の回復に伴い、利用者が増加傾向にあります。

空港から各地へ向かうバス利用者が増える中、乗り場における案内情報の視認性向上や多言語対応が求められる一方、運行情報の更新作業の効率化が求められていました。また、富士山静岡空港では、飛行機の到着が遅れた際にバスの出発時刻の調整を行っていますが、変更後の出発時刻をお客様へ即時に案内する方法が課題となっていました。これらの課題を解決するため、当社の実績あるクラウド型情報配信システム「LECIP CMP」が採用されました。

日本語案内イメージ

英語案内イメージ

中国語案内イメージ

韓国語案内イメージ

当社グループは、バス・鉄道などの公共交通機関向けを中心に、今後も空港や主要駅、バスターミナルなど、交通の結節点への「LECIP CMP」の導入を積極的に推進してまいります。交通事業者と利用者の双方にメリットのあるソリューションを提供することで、公共交通の利便性向上と持続可能な社会の実現に貢献します。

LECIP CMP（コンテンツ・マネージメント・プラットフォーム）の概要

LECIP CMP　サービスイメージ

「LECIP CMP」は、様々なデジタルコンテンツを制作できる統合型DXクラウドシステムです。お手持ちのパソコンで、デジタルサイネージのコンテンツ制作、モバイルチケットの発行などができます。

また、時刻連動タイムテーブル表示、多言語表示、タッチパネル表示などに対応した高機能な画面デザインや表示デザインを画面上で確認できるプレビュー機能など、充実した編集機能を有しています。

動画／静止画コンテンツの配信スケジュール設定や、配信結果のレポート作成など広告管理に必要な機能も搭載しています。これらの機能はLECIP CMP上に独立したWEBアプリケーションとして提供します。

LECIP CMP（コンテンツ・マネージメント・プラットフォーム）の特徴

LECIP CMP システムイメージ

• ロケーションフリー

  各事業者の運行予定の登録、デジタル広告の設定／配信作業などを、遠隔地にあるオフィスから行うことが可能です。現地に出向く必要がなく、業務効率化につながります。

• ユーザー権限の設定機能

  バス運行管理業務、広告配信業務、各事業者の作業などそれぞれの業務に合わせ、機能を制限したアカウント管理を行うことができます。

• 将来の拡張性に優れたクラウド型システム

  段階的にサイネージを導入する場合にも、同一のシステム・管理画面を用いてディスプレイとSTB（映像表示器）を増設するだけで拡張できます。

• 柔軟で多様な案内表示

  発着案内、デジタル広告、多言語表示、緊急時の案内など各事業者のニーズに合わせ、柔軟な表示が可能です。

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＜会社概要＞

会社名	レシップ株式会社
所在地	岐阜県本巣市上保1260番地の2
設立	1953年3月（レシップホールディングス株式会社100%出資）
事業内容	バス・鉄道用電装機器等の製造および販売・サービス、各種産業機器および自動車部品等の製造および販売・サービス
会社ホームページ	https://www.lecip.co.jp/