【テンポスHD】 まるでホテルブッフェ?!「サラダバー」を「エンタメ」に変えた! あさくまが老舗チェーンであり続ける「飽きさせない工夫」

株式会社テンポスホールディングス(東証スタンダード2751 代表取締役:森下 篤史 本社:東京都大田区)の再生術。主役のステーキを食う驚異の「ブッフェ」コンテンツが顧客の期待値を超える理由。

テンポス グループ

1. 序章:老舗チェーンの危機と「隠れた主役」

1946年創業の老舗ステーキレストラン「あさくま」は、一時は経営危機に瀕しました。しかし、中古厨房機器再生販売のプロ集団であるテンポスホールディングス(以下、テンポスHD)の傘下に入り、見事V字回復を果たします。再生後のあさくまは、「美味しいステーキ」という本業を守りつつ、ある要素を「来店動機となるエンターテイメントコンテンツ」へと昇華させることに成功しました。その立役者こそが、あさくまの代名詞とも言える「サラダバー」です。

2. 再生の原点:ブランドの「強み」を徹底的に掘り起こす

テンポスHDによる経営再生の過程で、経営陣が現場の従業員から徹底的にヒアリングした結果、「あるアイテムに熱狂的なファンがいる」という事実が浮上しました。それが「コーンスープ」と「サラダバー」は、お客様にとって単なる付け合わせではなく、実は「あさくま」というブランドを象徴する核となるコンテンツだったのです。テンポスHDは、この既存顧客が持つ潜在的なブランド価値を再認識し、ステーキを際立たせる脇役ではなく、「まるでホテルビュッフェ?!」のような質と量を目指す戦略へと舵を切ったのです。

サラダバーではたい焼きも焼けます



3. エンタメ化の鍵:「45品目」が実現する圧倒的な体験

あさくまのサラダバーがエンタメへと進化した秘密は、顧客を飽きさせないための「圧倒的なバリエーション」と「参加体験」にあります。

一般的に20品目程度が多いサラダバーの中で、あさくまは平均を大きく超えるなんと約45品目を常時提供するという挑戦を続けています。

そのラインナップは、通常の新鮮野菜やデザートの枠を完全に超えています。特筆すべきは、「あさくまの特製カレー」や、日替わりで登場する「もつ焼き」など、メインディッシュに匹敵する本格的な温かい惣菜が並ぶ点です。さらに、食後のデザートは、ワッフルやたい焼きの生地が用意されており、お客様自身が焼き上げてトッピングを楽しむ「セルフクッキング」というアトラクション要素も強化されています。

季節限定のテーマ展開: 季節やトレンドに合わせたテーマ性(例:いちごフェア)をブッフェ全体に持たせることで、お客様は「次は何が出るだろう?」という期待が膨らみます。

SNS連動: ユニークなブッフェアイテムや、カスタマイズしたワッフルなどは「写真映え」を意識して設計されていて、お客様による自発的なSNS拡散を促して、より集客力を高めています。

この「圧倒的な品目数」と「主食・副菜・デザートの全てをカバーする異色のラインナップ」こそが、あさくまのサラダバーを単なる食事ではなく、家族で楽しめるエンターテイメントへと昇華させた決定打だったんです。

2025年8月23日 エビス参 幡ヶ谷店オープン

4. 未来へ向けて:200億円を目指す次なる一手

あさくまのV字回復と持続的な成長は、老舗の伝統に安住せず、「変わり続ける勇気」が鍵となっています。この成功を足掛かりに、あさくまは売上3年で200億円を目指すという、これまでにない目標を掲げています。

そのために、あさくまは以下の戦略を同時に推進しています。

積極的なリニューアル投資:あさくまの姉妹ブランドである「エビス参」では 既存店の老朽化した部分に対し、客層の新開拓の為大幅なリニューアルを推進。8月23日に幡ヶ谷店を出店。最新の機器とネオンが彩るおしゃれなデザインで、顧客満足度とオペレーション効率の両面から収益力を最大化しています。

代表取締役2名体制による事業加速: あさくまの経営体制を代表取締役会長の清水と代表取締役社長の廣田の2名体制へと移行。清水はテンポスHDのグループ会社ヤマトサカナの代表取締役社長を務めた経歴があり、その経験を基に経営判断のスピードと多角的な視点で事業を加速させていきます。

通販によるブランド経済圏の拡大: 店頭の感動を家庭でも再現できるように、あさくまの最大の人気商品である「コーンスープ」をグループの通販事業を通じて販売しています。来店できない顧客との接点を維持するとともに、本社の愛知県を拠点に販路を拡大することが重要な戦略となっています。

ステーキチェーンでありながら、「まるでホテルビュッフェ?!」のような圧倒的集客力を放つ「あさくま」。この「飽きさせない工夫」と、3年で200億を目指すための多角的な成長戦略こそが、老舗ブランドが長く愛され続け、企業価値を拡大するための理由なんです。


気になる方はぜひこちらのサイトまで!

https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp107252/outline.html


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会社概要

URL
http://www.tenpos.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都大田区東蒲田2-30-17 サンユー東蒲田ビル 7階
電話番号
03-3736-0319
代表者名
森下篤史
上場
東証スタンダード
資本金
5億900万円
設立
1997年03月