「知るからできるそなえへ」被災体験をした南三陸が提供する実践型防災プログラム/防災キャンプそなえ
宮城県南三陸町観光協会では2015年より「想定外に備える」ための宿泊型プログラムを提供。プログラムを通じて災害時に冷静に行動できる力を養っていただきたいと考え、紹介リーフレットを刷新しました。
宮城県南三陸町観光協会が2015年から提供している「防災キャンプそなえ」。東日本大震災で実際に避難所となった施設周辺をフィールドに、避難所運営や被災した方の体験をもとにした、実践的な宿泊型防災プログラムです。近年、自然災害が全国各地で頻発しており、自然災害への備えがより重要になっているため、より多くの方に本プログラムを知り、活用していただきたいとの思いから紹介リーフレットを刷新して公開をしました。リーフレットはWEBサイトから無料でダウンロードできるほか、郵送でもお届けしています。
防災キャンプそなえ とは
本プログラムは2011年東日本大震災を体験した南三陸町民の証言や避難所の状況など、この地域ならではの被災体験をベースに構成されており、自然災害への備え方を現実的な視点から提案しています。過去の参加者からは「避難所でのリーダーシップの重要性」「非常時には行政の担当者は来ない」「備蓄品は役に立たない」といった、新たな視点での備え方が考えられるようになりました。
防災キャンプそなえ の内容
「自然災害発生時の1日目」を体験するプログラムです。
旅行や研修で南三陸に来訪中に発災(訓練)。参加者は突然の災害発生の訓練状況を体験し、津波が襲来を想定し、高台の施設に避難します。避難所に到着すると、電気や水道といった生活に必要なライフラインが実際に停止しており、日没が迫る中で避難者の受け入れや避難所の運営、宿泊の準備や食事の確保といった様々なミッションやトラブルに対応しなければなりません。
幹事や責任者以外にはプログラム内容を伝えられておらず、情報や備蓄品が限られる災害発生の1日目の実際の状況を再現しています。
1日目の終わりは「あの日、あの晩の出来事」をテーマに、東日本大震災で町民が経験した出来事や思い、そして得た教訓などを各分野の住民が実際に話します。翌朝は「明日に備えるシミュレーションワーク」を実施。自分たちの地域や会社を想定し、自然災害にどんな「備え」をしていくかを考えるワークショップを行います。今後の自然災害に対する備えを考えるワークショップです。さまざまな予測不能な状況を体験することで、「知っているだけの備え」から脱却し、「明日から実践できる備え」に向けての意識が高まります。
出張版防災キャンプそなえ について
防災キャンプそなえは通常は南三陸町をフィールドに提供していますが、現地への訪問が難しい団体様向けに全国各地でも同様のプログラムを提供しています。
詳細内容やお問合わせ、パンフレット請求はWEBサイトより
(南三陸観光ポータルサイト)
https://www.m-kankou.jp/program/18893.html/
【プレスリリースに関するお問合せ】
一般社団法人南三陸町観光協会
0226-47-2550( 9:00~18:00)
post@m-kankou.jp
■一般社団法人南三陸町観光協会について<https://www.m-kankou.jp/>
一般社団法人南三陸町観光協会は、2009年に設立。南三陸町及びその周辺地域の有する文化的、社会的、経済的特性を活かし、観光客の誘致促進を図ると共に、観光地及び観光物産の紹介宣伝、 観光施設の整備促進、観光関係者の資質の向上を図り、もって地域の生活文化の向上及び産業経済の発展に寄与することを目的とし、その目的を達成するために事業を行っています。
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