第19 回「トイレ川柳」結果発表
―ネオレスト賞(最優秀賞)―「トイレまで 追ってきた子が 出ていく日」
2023年6月12日(月)から8月25日(金)までの期間、トイレにまつわる川柳を募集し、過去最高となる40,692句が集まりました。計19回での累計応募総数は約52万句になりました。
第1回より「トイレ川柳」の審査員を務め、初代ウォシュレット※1の発売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」のコピーライター・仲畑貴志氏に選考いただいた結果、ネオレスト賞(最優秀賞)には「トイレまで 追ってきた子が 出ていく日」が選ばれました。
また、今回のテーマである「私のきれい・私の快適賞」には「ありがたい 男子トイレに おむつ台」が選ばれました。実家や旅先など自宅以外のエピソードをもとにした句の応募も多く、外出を楽しむ日常が戻ってきている様子がうかがえました。
受賞20句(佳作以外)については、トイレットペーパー型川柳集『第19回トイレ川柳大賞』<希望小売価格(予定):350円[税込み]>に掲載し、2023年11月10日(トイレの日※2)にTOTO出版より発行予定です。
※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
※2:11月10日は「いいトイレ」と読めることにちなみ、日本トイレ協会が1986年に制定した「トイレの日」です。
※3:きれい除菌水は、汚れを抑制するもので清掃不要になるものではありません。
便座裏は、先端部分にきれい除菌水のミストを噴霧します。
実使用環境での除菌効果は確認できていません。
すべての菌を除菌できるわけではありません。
試験方法、使用・環境条件の詳細は、TOTO ウェブサイト(https://jp.toto.com/products/toilet/neorest/)をご参照ください。
上記の結果一覧はTOTOウェブサイトでも公開しています。
TOTOウェブサイト:https://jp.toto.com/pages/knowledge/useful/senryu/2023/award
*川柳・雅号(ペンネーム)の表記はすべて、応募者の表記通りです。
*作品の著作権は、TOTO 株式会社に帰属しています。法令で認められている場合を除き、転載使用はご遠慮ください。
■仲畑貴志氏 選評
今年のトイレ川柳の最優秀賞は、『トイレまで追ってきた子が出ていく日』に決定いたしました。児の成長は、日々のさまざまな行動様式の変化に見られますが、母親に頼り切って、トイレにまで追ってきた児が独立して行くという。その日の想い。やはり寂しい。トイレをテーマとして、このような、親の心の動きを深く味わう表現が成立したことを喜びたいです。なお、川柳は短詩です。報告や、説明ではありません。「寂しい」と語らずに、「…出ていく日」で止めたところが秀逸。仲畑貴志賞は、笑える句、オチャメな句が選ばれやすい。『今いちばん嫌いな言葉「使用中」』には笑いました。ちなみに、私の好きな言葉は「入金」です。中学生・高校生賞では、『「入ってる?」「入ってないよ!」と中の声』というシュールな句が目を惹きました。これ、ありそうなところが、コワイですね。キッズ賞では、『ぜったいにゆうしょうしそうなウンチでた』に注目。なんたって、優勝してしまいそうなウンチなんだから。「どんなんや?」と、突っ込みが入りそうなところが、愛らしい。今年のテーマ賞である、私のきれい・私の快適賞は『ありがたい男子トイレにおむつ台』。いい時代ですね。さて、今年も、実に人間らしいつぶやきが寄せられました。人間なんだから、うかつだったり、弱みが出たり、おっちょこちょいだったり、あらま!だったり、間違いがあるのです。機械じゃないんだからね。川柳は、やわらか~い気持ちでたのしんでくださいませ。
仲畑貴志氏
コピーライター
1947年京都市生まれ。日本の広告界を代表するコピーライター。代表作に、ウォシュレットの発売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」や「ココロも満タンに、コスモ石油」など。毎日新聞の人気コーナー「仲畑流万能川柳」の選者としても知られる。
■応募者の傾向
今年で19回目を迎えたトイレ川柳は毎年子どもから大人まで、幅広い年代の方から応募があります。昨年は60代の割合が高い傾向でしたが、今年は40代の割合が最も高くなりました。今回は応募数が4万句を超え、過去最高となりました。おかげさまで計19回での累計応募総数は、約52万句になりました。
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