smartround、登記簿からAIが自動で資本政策表を作成する「AI資本政策」を提供開始
スタートアップのファイナンスを効率化、最短4分で資本政策表が完成

株式会社スマートラウンド(本社:東京都千代田区、代表取締役:砂川大)は、スタートアップと投資家のためのデータ作成・管理プラットフォーム「smartround」において、登記簿をアップロードするだけで資本政策表を自動作成する新機能「AI資本政策」を2025年7月より提供開始することをお知らせします。
■ AI資本政策とは?
登記簿をアップロードするだけで、AIが資本構成や種類株式の内容を自動抽出し、最短4分で資本政策表を作成できる機能です。
AI資本政策の使い方
1. 登記簿をアップロード
アカウント登録不要、無料で即時利用可能、初めての方でも直感的に操作可能!
2. 出来上がり!
人的入力ミスを排除し、登記情報に基づいた資本政策表が出来上がります。
■ スタートアップが抱える資本政策表作成の課題を解決
資本政策表は、株式の発行状況や株主構成を一覧化した資料であり、資金調達や投資家との協議において必須のドキュメントです。
しかし、特に設立間もないスタートアップにとって、専門知識を要するエクセルでの作成や、データ入力ミスのリスクなど、多くの負担となりがちです。私たちは過去3,000社を超えるスタートアップの自作の資本政策をsmartroundへ移管サポートしてきましたが、半数以上のスタートアップの自作の資本政策には何らかの誤りがあることもわかっています。
「会社の持分比率が間違っている」ということは万が一にもあってはならない事にも関わらず、スタートアップ側にはチェックする「知識」がなく、投資家側にはチェックする「余力」がないため、誤った情報が書類として伝達されてしまう事態が発生してしまいます。
「AI資本政策」は、登記簿をアップロードするだけで、AIが自動的に記載情報を読み取り、資本政策表を作成します。アカウント登録不要で誰でも簡単に利用でき、資金調達の準備に追われる起業家の貴重な時間と労力を大幅に削減します。
■ 今後の展開
「AI資本政策」はアカウントを作成せずに使える機能ですが、今後はsmartround本体の様々な機能をAIで強化し、より多くの情報を正確に取れるよう進化させていきます。具体的には、株主総会議事録や定款などの各種法的文書からの情報抽出・分析機能も順次追加し、スタートアップのファイナンス・管理業務のさらなる効率化を目指します。
■ 代表取締役社長CEO 砂川 大コメント
会社の資本構成を示す資本政策は、登記簿に記載された内容と完全に一致していなければならない、というのが会社法上の大原則です。しかし、スタートアップの皆さんは資本政策の専門家ではなく、特に優先株式の発行やJ-KISSの転換など、複雑な計算が必要になると、ご自身が認識している状況と登記簿の間にズレが生じてしまうという問題がありました。
私たちスマートラウンドは、こうした課題に対し、これまではSaaSとカスタマーサポートを通じて「作業を効率化」するご支援をしてきました。しかし、生成AIの登場により、私たちはそのアプローチを大きく進化させます。
スタートアップが求めているのは、単なる作業の効率化ではなく、その先にある「正確な結果」です。そこで私たちは、法的に唯一正しい情報である登記簿からAIが直接資本政策を自動作成する「AI資本政策」を開発しました。これは、スマートラウンドの新しいアプローチの第一歩です。スタートアップは、煩わしい計算や入力作業から解放され、最終確認をするだけで済むようになります。
私たちの使命は、起業家を事業に集中させることです。今後もAIの力を最大限活用し、スタートアップを取り巻くあらゆる「煩わしさ」を解消していく所存です。ぜひご期待ください。
■ 株式会社スマートラウンドについて
「スタートアップが可能性を最大限に発揮できる世界をつくる」
会社名:株式会社スマートラウンド
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目6−5 丸の内北口ビルディング9F
設立日:2018年5月30日
代表者:砂川大
コーポレートサイト: https://jp.smartround.com/corporate
採用情報: https://jobs.smartround.com
■ 本件もしくは当社に関する取材・お問合せ先
スマートラウンド 広報担当宛
pr@smartround.com
すべての画像