「第7回 イオンディライト技術コンテスト【清掃の部】」を開催

「第11回 働きやすさ追求活動 取組み発表会」~国内外から15の選抜チームが参加、清掃業務における活動の成果を発表~

イオンディライト株式会社

イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループCEO:濵田和成、以下「当社」)は、2025年11月12日(水)に「第7回 イオンディライト技術コンテスト【清掃の部】」(以下、「本発表会」)を開催しました。

当社では、安全の根幹である「設備管理」「警備」「清掃」事業において、技術力向上と現場力強化を目的に、2019年度より技術コンテストを開催しており、今年度で第7回を迎えます。

また、この技術コンテストに先駆け、清掃事業では2014年度より、クリーンクルーが日々の気づきや改善案を自発的に発信し、業務に反映できる風土の醸成を目的とした「働きやすさ追求活動」を開始しました。さらに2015年度からはコンテスト形式を導入し、今年で11回目となる継続的な取組みへと発展しています。

今回は、国内8支社に加え、当社グループが事業を展開する中国やASEAN各国を含む国内外グループ各社から選抜された計15チームが参加。外国人材の活躍促進、クリーンクルーのエンゲージメント向上、清掃ロボットの活用をはじめとするDX推進など、現場での多様な取組みと成果を発表しました。

当社経営幹部による審査の結果、関西支社代表チーム(イベント名:大阪・関西万博)が最優秀賞に選ばれました。

【最優秀賞】

関西支社代表チーム(イベント名:大阪・関西万博 チーム名:ニーゼロ ニーGO! Clean Expo!!)

(発表内容)DXと多様性で実現した大阪・関西万博の清掃

(取組み概要)

大阪・関西万博で清掃・警備・設備業務を幅広く受託する中、同チームは次の3つの施策に取組みました。

・業務管理アプリの開発

万博特有の複雑なスケジュールや多拠点管理に対応するため、独自の業務管理アプリを開発。これにより、進捗確認や情報共有がスムーズになり、管理業務の効率化を実現しました。

・水上ドローンの導入

万博会場の水景面清掃という新たな課題に対応するため、水上ドローンを導入。従来困難だった水面のごみ回収を安全かつ効率的に行い、清掃の新しいノウハウを獲得しました。

・特定技能外国人20名の採用と即戦力化

人材不足への対応として、特定技能外国人を積極採用。インドネシア人リーダーの配置や、多言語マニュアル、視覚的な作業手順書の整備により、短期間で現場に適応できる体制を構築しました。万博で培った経験と人材は、今後、関西支社の主要物件を支える重要な戦力となります。

【その他の入賞チーム】

● 優秀賞 第1位

関東支社&イオンディライトコネクト株式会社代表チーム(チーム名:チーム☆クリーン アップ)

(発表内容)

特定技能外国人の活躍の場を広げ、清掃事業の成長に貢献する

(取組み概要)

特定技能外国人による高品質な定期清掃チームの構築を目指し、協働で取組みを進めています。チームでは、日本人スタッフをリーダーとして配置し、コミュニケーションや作業監督、品質管理を担当。技術研修はイオンディライトコネクトが実施しました。語学、技術、安全対策といった課題に対しては、試行錯誤を重ねながら最適な指導方法を確立。多くの物件での作業を通じて、技術力も着実に向上しました。不安を取り除くことを重視し、指示が正しく伝わり、理解され、実践できているかを常に確認する体制を整えています。特定技能外国人との協働は、清掃事業における大きなチャンスとなり、成果も着実に上がっています。現在、この成功事例を全国に水平展開するミッションを開始しました。

● 優秀賞 第2位

中四国支社代表チーム(施設名:イオンスタイル広島祇園 清掃会社:株式会社ビークルーエッセ チーム名:お好みクリーン)

(発表内容)SLAとIoT活用で清掃現場の効率化・品質向上

(取組み概要)

この施設では、巡回や作業の非効率さが課題となり、クリーンクルーの身体的・精神的負担も顕在化していました。効率性と品質の両面から課題を解決するため、チームはSLA(サービスレベルアグリーメント)を活用した業務改革に加え、作業前ストレッチなど従業員の健康管理に取組みました。これらの施策により、トイレ清掃やごみ回収の回数を削減し、労働時間の短縮を実現。作業負担を軽減しながら、クリーンクルーのモチベーション向上と品質改善を達成しました。さらに、お客さまや利用者からは「品質が安定し、信頼できる」「清潔で快適」といった高い評価をいただいています。

● 優秀賞 第3位

永旺永楽服務管理集団有限公司代表チーム(施設名:太湖街道管理区域 チーム名:ディライトスター)

(発表内容)河川清掃の効率化

(取組み概要)

河川清掃業務では、清掃品質や作業効率、運営コスト、安全面でのリスクといった複数の課題がありました。チームは、河川全体を細かくエリア分けし、苦情が多発する区域や重点管理区域を明確化。さらに、作業プロセスを見直し、新しいごみ回収ツールを導入しました。これらの取組みにより、清掃業務全体の効率化とコストの最適化、品質向上を実現。最終的には、お客さまから「清掃品質が大きく向上した」と高い評価をいただきました。

● 特別賞

東北支社代表チーム(施設名:大崎市民病院 チーム名:かけはし)

(発表内容)多角的な業務改善による業務改善と顧客満足の向上

(取組み概要)

現場では、お客さまにご満足いただけるサービスを提供するため、人件費や資材費の上昇に伴うコスト面の課題をはじめ、複数の改善すべき点がありました。チームは、日常清掃を減らし巡回清掃を導入する「業務のハイブリッド化」に加え、病院との役割分担の見直し、コミュニケーション強化、危険防止策の徹底など、多角的な業務改善を実施しました。その結果、作業時間や人件費の大幅削減、スタッフの負担軽減と業務効率化を実現。費用負担を変えることなく、美観や衛生を維持しながら、清掃品質とスタッフの対応力について、お客さまから高い評価をいただいています。

● 特別賞

北陸信越支社代表チーム(施設名:イオン新潟東店 チーム名:みんなの笑顔が見隊)

(発表内容)特定技能外国人の活躍と業務効率化のための改善取組み

(取組み概要)

特定技能制度を活用して入社した従業員が加わったことをきっかけに、現場では業務改善に取組みました。定年退職者から新しいメンバーへの業務引き継ぎの中で、作業動線や清掃道具の使い方に改善の余地があることに気づき、トイレ巡回清掃の動線見直しや道具の最適化を行い、業務効率化を推進しました。さらに、チームの生産性を高めるため、コミュニケーションの工夫にも着手。手順書の見直しに加え、日本語の上達を促す取組みとして、毎日「交換ノート」を活用し、情報共有と学習を継続しています。こうした取組みにより、職場は和やかな雰囲気となり、他地域に比べ離職者が少ないという効果が出ています。

■ 当社代表取締役社長兼社長執行役員 グループCEO 濵田による総括

今回の提案には、現場の「働きにくさ」を自ら検討し、改善計画を立て、全社を巻き込んで仕組み化するという、働きやすさ追求活動の本質が表れていました。これは、イオンディライトグループの強みである「対応力」に加え、「提案力」を発揮する象徴的な事例です。

私たちの事業は、単なるコストではなく価値あるものとして認識されるべきであり、今日の発表からも、お客さまが求めているのは安さではなく、質と安心であることが明確になりました。お客さまに「任せておけば安心して本業に集中できる」と感じていただける体制を築くことが、私たちの使命です。

さらに重要なのは、リーダーシップです。これは役員や幹部だけのものではなく、あらゆる階層から生まれるものです。大阪・関西万博での業務の成功も、現場の多様なリーダーシップがあったからこそ実現しました。各チームが主体的にリーダーシップを発揮し、事業を牽引することを期待しています。

最後に、今日の発表で印象的だった言葉をご紹介します。

「We believe in our future and the future of our company.」

(私たちは、自分たちの未来、そして会社の未来を信じています)

この言葉を胸に、全員で未来を信じ、挑戦を続けていきます。

今後も、当社はこうした継続的な取組みを通じて、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた専門人材

を育成し、施設およびその周辺環境の「安全・安心」に一層貢献してまいります。

※第1弾(警備の部)につきましては、2025年11月14日付「『第7回 イオンディライト技術コンテスト【警備の部】』を開催」をご参照ください。第3弾(設備の部)につきましては、2025年11月17日に「『第7回 イオンディライト技術コンテスト【設備の部】』を開催します。

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会社概要

イオンディライト株式会社

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URL
https://www.aeondelight.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町1-1-1 帝都神田ビル
電話番号
03-6895-3892
代表者名
濵田和成
上場
東証プライム
資本金
32億3800万円
設立
1972年11月