日本AS友の会とMedii、医師向け講演会「脊椎関節炎の適正診断と、両立支援の促進に向けて」を開催

株式会社Medii（本社：東京都新宿区、代表取締役医師 山田裕揮、以下「Medii」）は、日本AS友の会（指定難病271強直性脊椎炎の患者会）と協力し、医師向けWeb講演会「脊椎関節炎の適正診断と、両立支援の促進に向けて」を3月22日（土）に開催いたします。

本講演会では、脊椎関節炎の適正診断に関する最新の知見や、難病治療における主治医と産業医の連携の重要性について、専門医が解説します。

開催の背景と目的

強直性脊椎炎（AS）を含む脊椎関節炎（SpA）は、診断が非常に難しい疾患であり、日本AS友の会が2005年頃に実施したアンケート調査では、発症から診断までの平均期間は9年と報告されています。しかし、近年の本分野における学術的進歩により、診断までの期間は短縮傾向にあります。それでも依然として、未診断のまま適切な治療に辿り着けない患者は少なくありません。診断が遅れると病状が悪化し、日常生活にも深刻な影響を与えることがあります。適切な治療を早期に開始するためには、専門医との適切な連携が不可欠です。

Mediiは、エキスパート専門医と主治医をつなぐプラットフォーム「Medii Eコンサル」を通じて、日本AS友の会と連携し、SpAの早期診断と治療最適化を目指してきました（※）。

今回、Mediiと日本AS友の会は、これまでの連携をさらに深化させ、SpAに関する最新知見や難病治療における主治医と産業医の連携の重要性を伝える医師向け講演会を実施することにいたしました。

本講演は、Medii EコンサルでSpAに関する症例相談に回答していただいているエキスパート専門医である井上 久 先生が座長を務め、日本AS友の会が専門医の先生方と連携して企画しています。この取り組みを通じて、第一線で診療に携わる先生方にSpAを想起いただき、専門医への相談や紹介につながるきっかけとなることを目指しています。

※ 2024年8月1日付プレスリリース「強直性脊椎炎の患者会 「日本AS友の会」との連携を開始」をご参照ください。

講演会概要

日時：2025年3月22日（土）17:00〜18:00

開催方法：オンライン開催（Zoomウェビナー）

参加費：無料

主催：日本AS友の会

協賛：ユーシービージャパン株式会社

運営協力：株式会社Medii

視聴申し込み

本講演の視聴には「Medii Eコンサル」もしくは「日経メディカルオンライン」の会員登録が必要です。

プログラム

17:00〜17:05｜開会挨拶

井上 久 先生（日本AS友の会事務局長／順天堂大学医学部附属順天堂医院 整形外科・スポーツ診療科）

17:05〜17:40｜『強直性脊椎炎の"Knowledge Gap"と"診断エラー"とは？』

小林 茂人 先生（順天堂大学 名誉教授／順天堂越谷病院内科 非常勤）

17:40〜18:00｜『難病治療における主治医と産業医の連携 〜療養・就労両立支援指導料について〜』

鈴木 孝太 先生（愛知医科大学医学部 衛生学講座 教授）

Medii Eコンサルについて

Medii Eコンサルは、医師が診断や治療方針などの臨床疑問を、近くにいない各専門領域のエキスパートに匿名でチャット相談できる、完全無料のサービスです。1,500名以上のエキスパート専門医の協力により全ての専門領域をカバーし、厚生労働省の指定難病341疾患のうち、患者数の99%を占める疾患にも対応しています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医がマッチングされる1対1の形式と、複数のエキスパート専門医とのグループディスカッション形式（特許取得済）のどちらでも相談できます。
詳細：https://medii.jp/e-consult

Mediiについて

Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、希少疾患やがんなど診断技術や治療法が高度に進化する領域を中心に、医療課題の解決に取り組んでいます。主治医が適切なエキスパート専門医に迅速に相談できる「Medii Eコンサル」を提供し、医師でも対応が難しい患者の早期診断と治療の最適化に貢献しています。また、製薬企業との協業プロジェクトを展開することで、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者それぞれに価値をもたらす四方良しで持続可能な新しい医療インフラを構築しています。

会社名：株式会社Medii（メディ）

所在地：東京都新宿区新宿1-24-12 THE GATE 新宿御苑 2F

設立：2020年2月20日

資本金：1億円

代表者：代表取締役医師 山田 裕揮

URL：https://medii.jp