働く人の74%が知らない「境界知能」。公的支援が受けられない人たちの困りごと、支援の方法を、精神科医・古荘純一氏と考える。

株式会社イー・ウーマン(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木かをり)が運営する「ダイバーシティ円卓会議」では、2025年8月に「境界知能」を議論。多様な視点が集まりました。

株式会社イー・ウーマン

▼一見すると困難さがわからない「境界知能」は、7人に1人が該当

働く人の多様な視点が集まる「ダイバーシティ円卓会議」。No.3781の会議テーマは、「『境界知能』とは何か。知っていますか?」。議長に、青山学院大学教授、小児精神科医の古荘純一氏を迎え、2025年8月8日(金)から29日(金)まで、4回にわたりオンラインで議論を行いました。

【1日目】非常時の対応ができない、だまされやすい誘導尋問に乗せられやすい

「知的障害」の診断は知能検査だけでなされるものではないが、「IQ70が目安とされている」と古荘氏。一方、IO値がこれよりも上だが、平均には届かない「IQ70~84」の人を境界知能(知的ボーダー)とする考え方があり、日本では約14%の人が該当。まずは、困りごとを知ることからスタート。

https://ewoman.jp/entaku/info/id/3781/times/1

【2日目】周囲の理解がないと、「相談する機会がなくなる」など二次的困難さも

投稿では「お金の計算は苦手だが、カフェでリーダーに」など適材適所の事例が届く一方で、「授業についていけない同級生がいて、よく虐めにあっていた」などの体験談も。古荘氏は「つらい経験から自分の弱点を隠し続け、相談する機会がなくなるなどの二次的な困難さを来しやすくなる」とコメント。

https://ewoman.jp/entaku/info/id/3781/times/2

【3日目】個々に配慮する余裕は企業側にはなく、公的支援も広がらない現実

「適した仕事でチームの一員としての気持ちを持てるように配慮」などの投稿を受け、古荘氏が語るのは「『障害ではない』とされる人に、個々に配慮する余裕は、企業側にはない。公的支援も容易には広がらない」という現実。「社会が理解して、受け入れていくためにできることは?」と展開。

https://ewoman.jp/entaku/info/id/3781/times/3

【4日目】より具体的な困難さのリストをもとに、支援プログラムを作成

「政府から会社で研修を行うように示し、少しずつ理解を深める機会を作っては」など、社会の理解を深めるための多様な意見が届いた最終日。古荘氏は、知的障害のある受刑者の処遇を行っている「市原青年矯正センター」見学の体験を共有し、科学的知見に基づいた処遇、多職種の連携などで成果を上げている事例を紹介。「家庭、学校、職場、地域社会で実践を」と呼びかけ、1カ月の議論が終了。

https://ewoman.jp/entaku/info/id/3781/times/4

◆古荘純一氏のプロフィール

https://ewoman.jp/entaku/profile/id/13

2000年にスタート。議論したテーマは、3700以上! 

多様な視点が集まる「ダイバーシティ円卓会議」

ダイバーシティとは「多様な視点」を示しています。

イー・ウーマンが運営するオンラインプラットフォーム「ダイバーシティ円卓会議」では、健康、教育、政治、経済など幅広いテーマを取り上げ、どのテーマにも多様な考え方があることに触れるために多様な視点を集めて、データベースを構築。各自が議長とフラットな立場で考えながら意見を交わし、自分の考えを高め、思考を選び直す場として展開しています。

投稿ルールは「I statement」(アイ・ステイトメント)。「周囲のみんなが言っています」「多くの人が~ですよね」などという総論ではなく、自分を主語にして、自らの体験に限定して、健全な議論の際の選択肢の一つとなるように発言します。もちろん、自分と違う考えの人を攻撃したり批判することもありません。

この発言スキルは、ダイバーシティ経営の第一人者である佐々木かをりが定義する「多様な一人ひとりの力を合わせて、より良い成果を作る」というダイバーシティ社会の人財育成につながっています。

「ダイバーシティ円卓会議」についてのお問い合わせ:press@ewoman.co.jp

▼企業や学校のインクルージョン研修に。投稿ルールの「I statement」は研修にもご活用いただけます

専門家が議長となって問いかけ、登録した働く女性、男性等が「I statement」で自分の視点・体験を投稿、4週にわたってさまざまな視点を持ち寄り議論する「ダイバーシティ円卓会議」。一つのテーマでも多様な見方があることを知り、後日にどのテーマを読んでも考え方の選択肢が見つけられるよう設計されており、ダイバーシティ人財が育つ場としても活用されています。

インクルーシブ研修等にも活用できますので、ぜひご相談ください。

イー・ウーマンピアからは、「仕事でも姿勢が変わった」など喜びのコメント

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000006921.html

【会社概要】
会社名:株式会社イー・ウーマン https://www.ewoman.jp/
所在地:東京都港区南青山2-4-16

お問い合わせ:press@ewoman.co.jp
代表者:佐々木 かをり
設立:2000年3月27日
事業内容:ダイバーシティコンサルティング事業、 カンファレンス事業、 物販/プログラム提供

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会社概要

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URL
https://www.ewoman.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南青山2-4-16 GOODWILL青山4階
電話番号
03-5775-6800
代表者名
佐々木かをり
上場
未上場
資本金
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設立
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