コロナ禍での「母子の孤立」を防ぐ ー海南市は「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」を活用ー
〜導入後の利用者アンケート結果を公開〜
株式会社Kids Public(代表 橋本直也/小児科医)は2020年9月1日より和歌山県海南市と提携し、同社が運営する「小児科オンライン」及び「産婦人科オンライン」を海南市の住民向けサービスとして提供して参りました。
対面でのサポートに制約がかかるコロナ禍において、オンラインを通して妊娠中〜産後の母子を支えています。この度、導入後の利用者アンケート結果がまとまりましたので公開いたします。
対面でのサポートに制約がかかるコロナ禍において、オンラインを通して妊娠中〜産後の母子を支えています。この度、導入後の利用者アンケート結果がまとまりましたので公開いたします。
●コロナ禍で高まるオンライン医療相談へのニーズ
新型コロナウイルスの流行で社会的ストレスのかかる今、影響を受けやすく重点的に守らねばならない存在として、妊産婦、子どもたちがいます。「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」においてオンライン相談を受けている中で、大きく3つの影響を感じています。
⚫︎ 新型コロナウイルス感染症への不安から起こる受診控え
⚫︎ 外出自粛に伴う対面での育児サポートの減少
⚫︎ 自宅待機増加によって、育児ストレスの増加や産後うつ増加への懸念
こうした状況に対して、医療者がスマートフォンを介して家庭と接点を持ち、相談対応を通じて母子をサポートします。地方自治体による対面での母子サポートに制約がかかる今、「オンライン医療相談」が社会のセーフティネットとして機能することが期待されています。
●海南市の住民から寄せられた相談事例
小児科オンライン、産婦人科オンラインを利用した海南市の住民から寄せられた相談の一部を紹介します。
⚫︎ 子どもの便秘が3日続いていて心配している。病院受診の目安を知りたい。(小児科医への相談)
⚫︎ 子どもの足の発疹が広がってきている。(小児科医への相談)
⚫︎ 急に夜泣きをするようになって対応に困っている。(助産師への相談)
※上記の相談事例は公開許可を得て掲載しております。
小児科オンライン、産婦人科オンラインでは、利用者からの相談全てに現役の小児科医、産婦人科医、助産師が対応しています。
●サービスの再利用意向は100%
サービス利用者に送付している利用後のアンケートでは、100%の方がサービスの再利用意向を示しました。うち96%のかたは4段階中、最高評価でした。
●オンラインで「産後うつ病スクリーニング」とフォローアップを実施し行政機関への連携も
また、産後女性を対象とした産後うつスクリーニング評価システムを実装し、精神的負担を抱える女性の長期的支援への活用を行っています。
通常、医療機関で実施される産後うつ病スクリーニングには「エジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale:EPDS)」が用いられます。EPDS日本語版は妥当性を検証された評価スケールで、現状は紙ベースで実施されていますが、日本国内でEPDSをオンライン上で活用している事例はほとんど報告がありません。
「産婦人科オンライン」では、産後1年までの間に約4回、EPDS評価を実施し、EPDS結果により精神的負担が懸念される女性に対しては、オンライン相談の促しやメールでの情報提供、フォローアップ評価などを実施しています。また、医療者によりさらなるフォローの必要性が認められた場合には、行政に連携します。
参考:
Martínez-Borba V, et al. The Use of Information and Communication Technologies in Perinatal Depression Screening: A Systematic Review. Cyberpsychol Behav Soc Netw. 2018 Nov 30. [Epub ahead of print]
●海南市ご担当者様の声
連絡手段としてSNSが普及している世の中のニーズに合致しており、再利用意向が高く現代に必要性を感じます。
また、コロナ禍で対面サポートが十分にできない中、毎月の利用者アンケートの声を共有していただき住民の満足度やニーズを把握することができるため、大変重宝しております。
●補足:スマホで相談「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」とは
小児科オンライン(https://syounika.jp)・産婦人科オンライン(https://obstetrics.jp)は、24時間365日、小児科医・産婦人科医・助産師に相談できるサービスです。
相談方法は2つあります。
【1】産婦人科医、小児科医、助産師への「いつでも相談」
24時間好きな時間に専用フォームからメッセージで相談内容を質問できます。24時間以内に産婦人科医、小児科医、助産師が回答します。写真の添付も可能です。
対応時間:24時間 毎日
【2】産婦人科医、小児科医、助産師への「夜間相談」
スマホのLINEアプリを使用してビデオ通話、音声通話、メッセージチャットのうち好きな方法で、直接産婦人科医、小児科医、助産師にリアルタイムで相談ができます。
対応時間:平日18時〜22時
※本サービスは遠隔健康医療相談サービスであり、医療行為ではありません。診断や薬の処方はできません。
小児科オンライン、産婦人科オンラインは海南市を含む約50の法人と契約し、サービスを提供しています。
●本件に関するお問い合わせ先
株式会社Kids Public 広報室
所在地:東京都千代田区神田小川町1−8−14 神田新宮嶋ビル4階
TEL:03-4405-9862
E-Mail:contact@syounika.jp
設立日:2015年12月28日 代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)
事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。遠隔健康医療相談サービス「産婦人科オンライン」(https://obstetrics.jp)「小児科オンライン」(https://syounika.jp/ )及び医療メディア「産婦人科オンラインジャーナル」(https://journal.obstetrics.jp/)「小児科オンラインジャーナル」(https://journal.syounika.jp/)を提供。
新型コロナウイルスの流行で社会的ストレスのかかる今、影響を受けやすく重点的に守らねばならない存在として、妊産婦、子どもたちがいます。「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」においてオンライン相談を受けている中で、大きく3つの影響を感じています。
⚫︎ 新型コロナウイルス感染症への不安から起こる受診控え
⚫︎ 外出自粛に伴う対面での育児サポートの減少
⚫︎ 自宅待機増加によって、育児ストレスの増加や産後うつ増加への懸念
こうした状況に対して、医療者がスマートフォンを介して家庭と接点を持ち、相談対応を通じて母子をサポートします。地方自治体による対面での母子サポートに制約がかかる今、「オンライン医療相談」が社会のセーフティネットとして機能することが期待されています。
●海南市の住民から寄せられた相談事例
小児科オンライン、産婦人科オンラインを利用した海南市の住民から寄せられた相談の一部を紹介します。
⚫︎ 子どもの便秘が3日続いていて心配している。病院受診の目安を知りたい。(小児科医への相談)
⚫︎ 子どもの足の発疹が広がってきている。(小児科医への相談)
⚫︎ 急に夜泣きをするようになって対応に困っている。(助産師への相談)
※上記の相談事例は公開許可を得て掲載しております。
小児科オンライン、産婦人科オンラインでは、利用者からの相談全てに現役の小児科医、産婦人科医、助産師が対応しています。
●サービスの再利用意向は100%
サービス利用者に送付している利用後のアンケートでは、100%の方がサービスの再利用意向を示しました。うち96%のかたは4段階中、最高評価でした。
【調査概要】
- 調査名:「いつでも相談」利用後アンケート
- 調査対象:「いつでも相談」を利用した方
- 調査期間:2020年9月〜2020年12月
- 調査方法:利用後にメール及びLINEでアンケートを送付
- 回収率:50%
●オンラインで「産後うつ病スクリーニング」とフォローアップを実施し行政機関への連携も
また、産後女性を対象とした産後うつスクリーニング評価システムを実装し、精神的負担を抱える女性の長期的支援への活用を行っています。
通常、医療機関で実施される産後うつ病スクリーニングには「エジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale:EPDS)」が用いられます。EPDS日本語版は妥当性を検証された評価スケールで、現状は紙ベースで実施されていますが、日本国内でEPDSをオンライン上で活用している事例はほとんど報告がありません。
「産婦人科オンライン」では、産後1年までの間に約4回、EPDS評価を実施し、EPDS結果により精神的負担が懸念される女性に対しては、オンライン相談の促しやメールでの情報提供、フォローアップ評価などを実施しています。また、医療者によりさらなるフォローの必要性が認められた場合には、行政に連携します。
参考:
Martínez-Borba V, et al. The Use of Information and Communication Technologies in Perinatal Depression Screening: A Systematic Review. Cyberpsychol Behav Soc Netw. 2018 Nov 30. [Epub ahead of print]
●海南市ご担当者様の声
連絡手段としてSNSが普及している世の中のニーズに合致しており、再利用意向が高く現代に必要性を感じます。
また、コロナ禍で対面サポートが十分にできない中、毎月の利用者アンケートの声を共有していただき住民の満足度やニーズを把握することができるため、大変重宝しております。
●補足:スマホで相談「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」とは
小児科オンライン(https://syounika.jp)・産婦人科オンライン(https://obstetrics.jp)は、24時間365日、小児科医・産婦人科医・助産師に相談できるサービスです。
相談方法は2つあります。
【1】産婦人科医、小児科医、助産師への「いつでも相談」
24時間好きな時間に専用フォームからメッセージで相談内容を質問できます。24時間以内に産婦人科医、小児科医、助産師が回答します。写真の添付も可能です。
対応時間:24時間 毎日
【2】産婦人科医、小児科医、助産師への「夜間相談」
スマホのLINEアプリを使用してビデオ通話、音声通話、メッセージチャットのうち好きな方法で、直接産婦人科医、小児科医、助産師にリアルタイムで相談ができます。
対応時間:平日18時〜22時
※本サービスは遠隔健康医療相談サービスであり、医療行為ではありません。診断や薬の処方はできません。
小児科オンライン、産婦人科オンラインは海南市を含む約50の法人と契約し、サービスを提供しています。
●本件に関するお問い合わせ先
株式会社Kids Public 広報室
所在地:東京都千代田区神田小川町1−8−14 神田新宮嶋ビル4階
TEL:03-4405-9862
E-Mail:contact@syounika.jp
設立日:2015年12月28日 代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)
事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。遠隔健康医療相談サービス「産婦人科オンライン」(https://obstetrics.jp)「小児科オンライン」(https://syounika.jp/ )及び医療メディア「産婦人科オンラインジャーナル」(https://journal.obstetrics.jp/)「小児科オンラインジャーナル」(https://journal.syounika.jp/)を提供。
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