【ウポポイ】北海道白老町|ウポポイで“ウアイヌコㇿ会議”開催します

高校生が企業と共に「共生社会」を考える

公益財団法人アイヌ民族文化財団

  

道内の高校生は道外から参加する高校生のホスト役を担い、全国から参加する高校生や企業との交流を通じて、自らが住む北海道の魅力や共生社会について考え、広く発信する機会を得ることができます。
今回はウポポイのある白老町の高校も参加し、地元の高校として全国の高校生と交流します。

この度、本会議に参加する道内および道外の全21校が決定いたしました。昨年の第1回目より、参加校は7校18名増え、参画企業もさらに1社追加の4社となり、規模を拡大して開催いたします。

あわせて、本イベントへの視察も募集いたします。

※ウアイヌコㇿのㇿは下付き小文字

1.「ウアイヌコㇿ会議」開催概要

ウアイヌコㇿ会議では「ウポポイ探究学習プログラム」※を受講した道内の高校生と全国の高校生が、多様な価値観を認め合い生き生きと暮らせる社会を実現するためにウポポイと道内外の企業の取組を参考に議論し、それぞれの役割について考えます。
 「ウアイヌコㇿ」とはアイヌ語で「尊敬し合う」を意味します。

日時

2026年1月9日(金)9:00~17:00

場所

体験交流ホール、体験学習館

参加校

21校96名(道内:11校56名、道外:10校40名)

主催

ウアイヌコㇿ会議設立・実行委員会(構成:公益財団法人アイヌ民族文化財団、北海道経済連合会、北海道教育庁、公益社団法人北海道観光機構、株式会社日本旅行北海道)

後援

札幌法務局、北海道、白老町、白老町教育委員会

ウポポイ探究学習プログラム
ウポポイで働く職員や登別・洞爺エリアの地元の方との交流を中心に、アイヌ民族の多様な歴史や文化に触れ、自然環境や火山、温泉、観光、地域産業などを知ることにより、「共生社会」を実現させるために必要なことを参加者一人一人が考えるプログラムです。
実施主体:公益財団法人アイヌ民族文化財団

【チラシ】ウポポイで冬の探究型教育旅行プログラム(PDFファイル 3.77MB)

2.視察申込

本イベントへの学校関係者、教育旅行関係者の視察を受け付けます。 お申込みは下記URLからお願いします。

視察申込(外部ウェブサイト)


◆参加校(21校96名)

道内の高校生は道外から参加する高校生のホスト役を担い、全国から参加する高校生や企業との交流を通じて、自らが住む北海道の魅力や共生社会について考え、広く発信する機会を得ることができます。
今回はウポポイのある白老町の高校も参加し、地元の高校として全国の高校生と交流します。

(1) 道内高校(11校56名)

遺愛女子中学校・高等学校、札幌新陽高等学校、札幌日本大学高等学校、北海学園札幌高等学校、北海道岩見沢東高等学校、北海道札幌国際情報高等学校、北海道札幌東高等学校、北海道登別青嶺高等学校、北海道白老東高等学校、北海道函館西高等学校 北星学園女子中学高等学校

(2) 道外高校(10校40名)

芝国際中学校・高等学校(東京都)、横浜清風高等学校(神奈川県)、埼玉県立浦和商業高等学校(埼玉県)、岐阜県立岐阜高等学校(岐阜県)、立命館中学校・高等学校(京都府)、関西大学高等部(大阪府)、早稲田大阪高等学校(〃)、常翔啓光学園中学校・高等学校(〃)、神戸龍谷中学校高等学校(兵庫県)、徳島市立高等学校(徳島県)

道外参加高校のコメント(参加目的および意気込み)

参加目的は異文化理解について、生徒が認識し、課題を発見し、行動するきっかけとするため。本校は、海外・日本など、様々なバックグラウンドを持つ生徒が所属していますが、価値観の違いによるトラブルが起きることも少なくありません。この企画が、生徒の異文化への探究のきっかけになり、共生社会をつくることに少しでも貢献できたらと思います。(芝国際高等学校)

探究活動で「人権」をテーマにアイヌの歴史や差別について学習しています。北海道への修学旅行にも訪れ、共生社会について理解していきたい、発信していきたいと考え、応募いたしました。(神戸龍谷高等学校)

私たちは、日常の中で触れる機会が少ないアイヌ文化や地域課題について、実際に北海道を訪れ、現地で体験的に学びたいと考えています。また、全国の同世代と交流し、多様な価値観や文化を認め合いながら意見交換することで、新たな視点や考え方を身につけ、多文化理解と共生について深めたいと考えています。その経験を通して、観光が地域課題の解決にどうつながるのかを理解し、自分たちの将来や社会への関わり方にも活かしていきたいと思っています。さらに、このプログラムで得た学びや地域・企業の取組を身近な学校や周囲の人々へ伝えることで、多様性を尊重する姿勢を広め、社会に貢献していきたいと考えています。(早稲田大阪高等学校)                    

行程

日にち

場所(時間帯)・内容

1月8日(木)

ウポポイ(午後)で探究学習プログラム

1月9日(金)

<ウアイヌコㇿ会議> ウポポイ(終日)9:00受付
[体験交流ホール]
9:30~
開会挨拶
基調講演『絵本作家そら氏の考える共生社会(対談)』
そら(絵本作家)

ファシリテーター:西川 理沙子(株式会社日本旅行北海道)

10:00~
パネルディスカッション『北海道の高校生の考える共生社会』
ウアイヌコㇿ会議実行委員会会長 村木 美幸
Reiko Tokushige Rogers(北海道応援団会議スマイルアンバサダー (道庁任命)、「マラマ・ハワイ・北海道」代表)
北海道の高校生(3~4名)
ファシリテーター:椎葉 隆介(株式会社日本旅行総合研究所)

[体験学習館] 全国の高校生×企業×共生
11:00~ 分科会説明/参画企業講演
12:40~ 高校生によるディスカッション『共生社会の実現に向けて私・私たちができること』
14:20~ 各グループ発表/全体講評・代表チーム発表

[体験交流ホール]
15:20~16:30 全体発表・講評/閉会挨拶

1月10日(土)

<エクスカーション>
白い恋人パーク(午前)/エア・ウォーターの森(午後)
誕生から30周年を迎えた白い恋人パークにて、石屋製菓の共生に関する取組を学びます。昼食後は、分科会にもご協力いただきましたエア・ウォーター北海道が運営するエア・ウォーターの森を視察します。

そら

絵本作家・イラストレーター

北海道を拠点として活動する絵本作家・イラストレーター。
主な代表作に、ウポポイPRキャラクター『トゥレッポん』、JR北海道ICカード乗車券「Kitaca(キタカ)」のキャラクター『エゾモモンガ』、北海道観光PRキャラクター『キュンちゃん』、写真絵本しろくまくんBOOKなどがある。

REIKO TOKUSHIGE ROGERS

北海道応援団会議スマイルアンバサダー (道庁任命) 、「マラマ・ハワイ・北海道」 代表

2000年ハワイ移住。現在、ホノルル在住。
2017年ハワイの北海道応援団会議スマイルアンバサダーに就任、2018年1月ハワイと北海道の絆をむすぶコミュニティ「マラマ・ハワイ・北海道」の代表に就任、観光、ビジネス、教育の交流を応援している。

参画企業

ウアイヌコㇿ会議では、共生社会をテーマとした企業の活動について、高校生目線でアイデアを出し合います。

エア・ウォーター北海道株式会社
カンタス エアウェイズ リミテッド
野口観光株式会社
北海道テレビ放送 株式会社(HTB)

◆ウアイヌコㇿ会議に向けての準備

参加の高校生に向けてオンライン事前学習を9月から開始し、アイヌ文化の基礎やレイシャルハラスメントについて学ぶ機会を作りました。11月8日(土)には道内の高校生のウポポイ現地研修を実施したほか、北海道大学で開催した2025年度サステナブル・ブランド国際会議 学生招待プログラム第6回 SB Student Ambassadorブロック大会にも参加しました。
また、道内の高校生には道外の高校生をもてなすホスト校としての役割について考えてもらい、会議開催に向けた準備を進めています。

11月8日にウポポイで実施した現地研修の様子

◆第1回ウアイヌコㇿ会議について

全国14校の高校生が「共生社会」について熱論しました

  • 昨年度、第1回としてウポポイを舞台に初めて開催し、全国14校の高校生が「共生社会」について熱論。活況の場面は、参加校の生徒はもちろん、視察された教育関係者の方々からも好評を得たことで今年度の第2回目の開催が実現いたしました。

  • 昨年の開催では、全国から集った高校生はウアイヌコㇿ会議の当日だけではなく、前日までの事前学習や翌日のエクスカーション、事後学習を通して交流や議論を行いました。

参加の高校生から寄せられた感想

「道外の高校生や全国の企業と、共生についての様々な意見交換をすることができて、自分自身で発信する力がついた(道内高校生)

「今回学んだことを同世代だけでなく、親世代へ向けての発信をすることで、世代を超えて共生社会について考えていきたい。(道外高校生)」

昨年度の模様はこちら(第1回目開催レポート)

ウアイヌコㇿ会議の様子はウポポイ公式YouTubeでダイジェスト版をご覧いただけます。


ウポポイ(民族共生象徴空間)について

アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年に北海道白老町にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」からなり、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、触れる、体験する等さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感いただけます。

公式ウェブサイト:https://ainu-upopoy.jp/

公式Instagram:https://www.instagram.com/ainumuseumpark/

公式Facebook:https://www.facebook.com/upopoy/

公式YouTube:https://www.youtube.com/@upopoy

所在地:〒059‐0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3

電話:0144-82-3914(代表)

アクセス:JR白老駅から徒歩約10分。新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分。

入場料(税込):一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料

※20名以上に適用の団体料金あり※有料の体験プログラムや博物館の特別展示の料金は含みません

開園時間:9:00~17:00

※時期により変動あり

閉園日:月曜日および12/29~1/3、3/1~10、月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日

※特別な開園日あり

開業日:2020年7月12日

指定法人:公益財団法人アイヌ民族文化財団

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会社概要

URL
https://www.ff-ainu.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
北海道札幌市中央区北一条西7丁目 プレスト1・7 5階
電話番号
011-271-4171
代表者名
常本照樹
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年06月