福岡県26自治体に向けてAXプロデュース(生成AI活用ワークショップ)を実施

AIリテラシーから実務活用まで体系的に解説。参加職員の満足度100%を達成し、自治体DXのAI活用の推進に貢献

アンドドット株式会社

2025年12月8日 07時00分

生成 AI ソリューション事業を展開するアンドドット株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：茨木雄太、以下：アンドドット）は、この度、福岡県市町村職員研修所にて「自治体DX推進のための生成AI活用ワークショップ」を、15市11町村、計26団体、41名の福岡県内自治体職員を対象に実施いたしました。

近年、自治体内でのAIツールの導入は進んでいるものの、多くの現場で「どのように使えば良いかわからない」「活用が一部の部署に留まり、庁内全体に浸透しない」という共通の課題に直面しています。

■ 研修の概要・目的：AIを「使いこなせる職員」を育成する体系的プログラム

自治体DXにおける「導入後の活用停滞」という課題を解決することを目的とし、職員一人ひとりがAIを「使いこなせる」ようになるための実践的なスキル習得に焦点を当てて「研修プログラム」は設計されました。アンドドット独自のAI活用における「AIスキルピラミッド」に基づき、単なるツールの紹介ではなく、明日から生成AIを実務に活かすための体系的知識と事例を提供しました。

■アイデア創出ワークショップ

本ワークショップでは、職員自身が「どの業務をAIに任せたいか」を検討し、具体的な活用シーンを洗い出しました。

業務の効率化、住民サービス向上、職員の負担軽減など、多岐にわたる具体的な活用アイデアが飛び出しました。

文章作成・文書作成：周知文作成、メール作成・チャット作成、住民説明会ロープレ、SNS投稿文、広報原稿作成。
マニュアル・ガイド作成：引書作成、ガイドライン作成、既存マニュアル分析、災害マニュアル要点整理。
企画・アイデア立案：計画書作成、イベント企画案作成、企画案作成、講座企画案、企画書作成、企画の壁打ち、活用方法の立案。

■参加者の声とワークショップの成果

定量的成果：参加職員の満足度100%を実現

ワークショップ後のアンケートでは、参加者全員が本講義の内容に高い肯定的評価を示し、満足度100%を達成しました。難易度についても90.2%の参加者が「ちょうどよかった」と回答し、内容の適切さが示されました。

定性的成果：「課題解決への確信」と「活用への熱意」

自由記述では、体系的な知識の習得や課題解決への意識変化を示す声が多く寄せられ、定性的にも大きな成果が確認されました。

職員コメント（抜粋）

「講師の先生の話がとてもわかりやすく、丁寧で大変勉強になりました。今回の学びを今後の業務に活かしていきたいと思います。」

「生成AIの活用について、構造化して整理されました。」

「上司が生成AIに否定的で...今日の研修を受けて生成AIをどんどん活用して行ったほうがいいって確信が持てたのがよかったです。」

■アンケートで浮き彫りになった自治体DXの課題

アンケートでは、回答者の所属する自治体が直面する課題についても聴取しました。

アンケートにより70.7%の職員が「庁内でのAI活用推進がなかなか進まない。利用されない」という課題を認識しており、生成AIの「導入」後の「浸透」と「実務での定着」が自治体DXの最大の障壁となっている現状が判明しました。

■ 今後の展望：課題解決のための実践的なAI人材育成へ

アンドドットは、多くの金融機関、自治体、企業のDX推進とAI人材育成を目的として、実践的な研修プログラムを複数展開しています。

今回のワークショップで明らかになった自治体の　課題に対し、アンドドットはAXプロデュースの一環である「自治体向け生成AI活用ワークショップ」をはじめとするAI教育プログラムを通じ、今後も自治体DXにおける「導入」から「定着」へのステップを力強く支援することで、社会全体のAI活用能力向上に貢献してまいります。