東京都八王子市が先駆ける、データを活用したサスティナブルな健康施策『ウェルネスプラットフォーム』の社会実装を見据えた実証を開始
~持続可能な健康施策の社会実装に向けて~
■昨年度の実証にて得た大きなヒント
昨年度に実施した、健康アプリと健康ポイントを活用して「高齢者」と「事業者」を繋げる『ウェルネスプラットフォーム』の実証実験成果より、地域事業へ貢献できるヒントを得ました。
(右図は、健康アプリの地図/店舗/商品のイメージ)
■今年度はAIを活用し事業収益化を目指す
今年度は、その成果を元に『ウェルネスプラットフォーム』の改善を進め、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂などを中心とした地元企業と協力しながら、当アプリで取得している健康および興味データや天気や気温情報より、セキュアなAI技術を用いた活動や商品のリコメンドを実施することで、高齢者自身が自発的に健康行動と経済活動を実施することを確認し、社会実装に向けた地域の事業性を検証いたします。
(右図は、ビジネスモデルのイメージ)
■プロジェクト背景・課題
本プロジェクトは、超高齢社会における健康施策の課題を解決することを目指しています。従来の高齢者向け健康施策である対面方式では参加者数に限りがあります。また、健康アプリの導入だけでは健康に関心のない人が参加しないという課題が存在します。しかし「健康アプリ」と「健康ポイント」を連動させる事により多くの参加者および利用率の増加が確認でき、これらの課題を克服できる可能性が示されました。ただ、自治体が「健康ポイント」の原資を維持し続けることは難しいため、健康に繋がる商品やサービスを持つ民間事業者との連携を通じて健康施策に収益性を設け、その収入の一部を健康ポイントに原資にすることが本プロジェクト『ウェルネスプラットフォーム』の目的となります。
本プロジェクトは、当社と八王子市が中心となり、株式会社イトーヨーカ堂、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、京都大学経営管理大学院ブレインヘルスケアビジネスエコシステム寄附講座(オブザーバー参加)と連携の上、実施されます。
※1:東京都が主催する「次世代ウェルネスソリューション構築支援事業」とは、ウェルネス分野におけるデータを活用した予防研究や新たなサービスの開発につながる社会実装モデルを検討するため、東京都が事業化を支援している事業(R4年まで)
■1年でユーザーが10倍。アクティブ率は驚異の65%! 八王子市の高齢者健康施策『てくポ』
当社は、高齢者の脳と体の健康維持アプリ『脳にいいアプリ』を運営しており、令和3年度より八王子市に当アプリと健康ポイントを連携したICTサービス『通称:てくポ』を提供しています。
2023年7月現在、八王子市市内で約5,000名の高齢者が利用しており、将来的には八王子市の高齢者誰もが知るサービスとなることを目指して社会実装に向けて順調に推移している施策です。
■脳科学に基づいた脳の健康維持アプリ『脳にいいアプリ』とは
認知症研究における世界的権威のカロリンスカ研究所が実施した研究をベース(*)に開発された、運動・脳トレーニング・食事の複合的な活動が管理できるアプリです。
(*)食事指導・運動指導・認知トレーニング・生活スタイル指導などを組み合わせることが、軽度の認知機能障害進行の抑制に有効であることを世界で初めて証明した研究
「歩く」「脳トレ」「食事管理」「バイタル管理」「服薬管理」の機能で、誰でも簡単に脳と体の健康維持が行えます。AIが無理のない目標値を設定され、多くの高齢者が利用を継続しています。
◆会社概要
企業名 :株式会社ベスプラ
代表者 :遠山 陽介
本社所在地 :東京都渋谷区神宮前5丁目18-10 エクサスペース3C
創業 :2012年4月
従業員 :10人(2023年7月25日時点)
URL :https://bspr.co.jp/
事業内容 :ITサービス事業(『脳にいいアプリ』『ザ・タイムセール』の運営)
■ウェルネスプラットフォームの詳細
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