新型コロナウイルスがもたらす購買行動変化の「想定したもの」と「意外なもの」~不安の中で消費者は何を買い増し、何を減らしたのか~

「レシートによる実購買データを解析」レポートを公開

株式会社アスマーク

マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による社会混乱・経済影響を顧みて、生活者の意見・行動の変化を正確にお伝えすることがマーケティングリサーチ会社としての責務と考えております。その一環として、この度、レシート情報を用いた「実購買データ」をもとに、「直前(海外発生期)」と「国内流行早期」における、生活者のリアルな消費行動・購買内容の変化を分析し、レポートにまとめましたので公開いたします。
【 概要 】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、人々の消費行動や購買内容に変化が生じている事は周知の通りです。しかし、その具体的な中身は、実際どのようになっているのでしょうか。外出自粛が求められる中で、消費者のスーパーやコンビニの利用回数はどのくらい減ったのか。どのような購買が増えたのか、何を買い控えたのか。このような真の実態を掴むために、当社が運営する「シェアビュー」※1の登録会員から収集したレシート情報を使い、個々の実購買データをもとに生活者のリアルな消費行動・購買内容の変化を分析いたしました。(首都圏在住の20代~50代女性41名)その結果の一部を公開いたします。
レシートデータは、少人数でも1人単位で深い消費データをシングルソースで追えるという、大きな特長を持っています。そのレシートデータならではのファクトから導いた「意外な消費実態」なども含め、以下に報告します。
※1・・・当社が運営する商品レビューサイト「シェアビュー」(https://shareview.jp/

尚、本レポートでは2020年1月を「直前(海外発生期)」、2020年2月を「国内流行早期」(国内での感染者発生やクルーズ船の情報等による影響から)と捉え、比較を行っております。


以下、レポートから一部抜粋


【品目別変化分析】 食品系-意外な需要編
意外な消費増の筆頭として、「ドレッシング」の顕著な増加が確認された。同時に野菜全般、特に「きゅうり、にんじん、じゃがいも、レタス」も大幅な需要増となっている。にんじん・じゃがいもは別頁(食品系-増加納得編)にある「インスタントカレー」の材料として推測できるが、きゅうりやレタスはこの状況下ゆえの強い身体づくりや免疫造成に有効そうな野菜を積極的に取りたい、といったサラダ需要等に起因するものと推察する。
 

 



【品目別変化分析】 日用品系-意外な需要編
マスクを求めてのドラッグストア利用機会の増加に伴う影響もあるが、「シャンプー」や「洗顔料」、「衣料用合成洗剤」といった身体を清潔に保つ商品や、「漂白剤」「歯ブラシ」「歯磨き」といった衛生系商品の売上が顕著に伸びており、漂白殺菌効果や身辺を清潔に保つという意識がこれらのジャンルの消費を押し上げている可能性がある。
 

 

【品目別変化分析】 日用品系-意外な需要編【品目別変化分析】 日用品系-意外な需要編



【平日/休日の購買実態からみる行動変化】
  • 全体的に「買い控え」や「行動変化」が見られる中で、平日休日の購買差においても特に顕著な傾向が見られた消費者を深堀りした。大きな特徴としてスーパーの平日購買量が減少、且つ週末に大きく伸びる「まとめ買い実態」がデータからも確認された。
  • 休日の購買内容をより詳細に追っていくと、やはり前項にて述べた「米」や「野菜」「レトルト系食品」といった商品を中心に購買額が増加している事が分かった。
 

【平日/休日の購買実態からみる行動変化】【平日/休日の購買実態からみる行動変化】

 



■上記に掲載していない項目を含む全体レポートを、ご希望の方に無料でご提供しております。
下記URLよりお申込みください。

https://www.asmarq.co.jp/news/release-20200413/

■レシートデータ分析サービスについて
当社では、個人別の全レシートデータを活用したリアルな購買データを使い、“消費者の具体的かつ深い消費実態の分析”を行うサービスを提供しています。
消費者一人一人に焦点を当て、
  • 自社商品ユーザーの実像ペルソナの作成
  • グループ、カテゴリ単位での共通および相違特徴の抽出
といった目的に合わせたデータを構築します。
その上で、現行商品のリアルなユーザー像の確認を通じて、
  • 事前ターゲット像とのマッチ or アンマッチ部分の確認、検証、対策立案
  • 自社および競合ブランドのポジショニング確認
  • 新商品開発および商品改良時の場で活用するペルソナ
  • 事前の量的調査から導かれた仮説の検証材料
としての活用が可能となっております。
また、当社が運営する商品レビューサイト「シェアビュー」の会員については直接コンタクトできるため、個別インタビューやオンラインインタビューの実施も可能です。

※当サービスに関するご相談・お見積りは、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
[本件に関するお問い合わせ先]  
株式会社アスマーク  担当:磯部、中村  MAIL:info@asmarq.co.jp

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区東一丁目32番12号 渋谷プロパティータワー4階
電話番号
03-5468-5101
代表者名
町田正一
上場
東証スタンダード
資本金
1億3900万円
設立
2001年12月