会話中に緑茶を飲むことで、コミュニケーションが友好的になることが明らかに
【株式会社福寿園、関西大学文学部 共同研究プロジェクト報告】
株式会社福寿園は関西大学文学部の木戸彩恵教授と共同研究契約を締結し、
社会的・文化的視点でのお茶の意義について、2022年9月より研究を続けてまいりました。
この度はプロジェクトの第二弾として、会話中に緑茶を飲むことでリラックスした気持ちとなり、
より友好的なコミュニケーションが促される可能性が明らかとなりましたことを報告いたします。
本研究は、日本心理学会第88回大会に採択され、8月26日(月)に公開されます。
抄録を別添資料として添付しておりますので、詳細は下記リンク先をご覧ください。
別添資料
https://prtimes.jp/a/?f=d26565-83-5bffc2fa0b99aaaf02354761cba42c46.pdf
■今回の研究概要
【目的】
緑茶が感情状態に良い変化を与え、初対面の相手とのコミュニケーションを積極化するか検討するため、一対一のコミュニケーションの前、途中休憩、終了時にアンケートを実施、感情状態の変化を測定しました。
【結果】
コミュニケーションの際に緑茶を飲む場合、水を飲む場合、なにも飲まない場合の3パターンで感情状態の変化の相関を検討したところ、緑茶を飲んだ場合のみ陽気な気持ち、のんびりした気持ちといとおしい感情状態の変化が続いてみられました。このことから、緑茶を飲むことで活動的な状態からリラックスした状態になり、緊張感が高まりやすい初対面の相手とも親しみやすいコミュニケーションが可能になると考えられます。
【今後の展望】
日常会話のお供にお茶を飲むことで、のんびりした気持ちといとおしい気持ちのつながりが強くなり、よりリラックスした状態でのコミュニケーションを促してくれることが期待されます。
また、本プロジェクトでは、文化心理学の観点から、お茶を通じたコミュニケーションがウェルビーイングをもたらすという、文化としてのお茶の価値を解明すべく引き続き研究をすすめ、成果を発表してまいります。
■共同研究者 プロフィール
木戸 彩恵 教授
所属:関西大学文学部 心理学専修
専門:文化心理学,質的心理学,発達心理学
著書・論文など:
木戸彩恵・サトウタツヤ(編)(2023)
文化心理学〔改訂版〕:理論・各論・方法論 ちとせプレス
木戸彩恵(2015)化粧を語る・化粧で語る
ナカニシヤ出版
木戸彩恵(2012)化粧による心理支援への
ナラティヴ・プラクティスの応用的展開の可能性
日本顔学会誌, 12, 65-72.
■会社概要
株式会社福寿園は、寛政二年(1790年)の創業以来、茶一筋に歩み続けている京都の老舗茶舗です。代々が築いた茶づくりの伝統の技を生かしながら、常に新しい技術を取り入れ、これからの時代のティーライフを提案してまいります。
会社名 : 株式会社 福寿園
所在地 : 京都府木津川市山城町上狛東作り道11
代表者 : 取締役社長 福井 正興
事業内容 : 日本茶の製造・販売
URL : https://www.fukujuen.com
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