自称キャッシュレス派ですら、1万円もらえるなら「現金で」が44%!770人が考える“キャッシュレス推進策”などホンネを大公開!
ファイナンシャルアカデミー、男女770名に「キャッシュレスの本音」に関する調査を実施
PayPay、LINE Pay、Origami Payなど、スマホ決済サービス各社によるポイント還元キャンペーンが盛り上がりを見せるなど、政府が掲げる2025年のキャッシュレス決済比率40%の実現に向け、いま日本全体が大きく動いています。そんな中、日本最大級の総合マネースクールであるファイナンシャルアカデミー(本社:東京都千代田区、代表:泉正人、以下当校)は、男女770名に対し「キャッシュレスの本音」に関する調査を実施しました。
※調査は1月12日・13日に東京都内で当校が開催したマネーイベント『お金の教養フェスティバル2019』の来場者のうち無作為に選出した770名に対して行われました。
※調査は1月12日・13日に東京都内で当校が開催したマネーイベント『お金の教養フェスティバル2019』の来場者のうち無作為に選出した770名に対して行われました。
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<この調査でわかること>
□ 自分はキャッシュレス派だと考える人でも、1万円をもらうなら現金で!が4割超え
□ 日本のキャッシュレス化推進に必要なこととしては、インフラ整備を求める声が最多
□ 現金派の3割は、キャッシュレスの安全性の確保を強く求める
□ キャッシュレス普及には、乱立するサービスの統一が必要だという声も
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■都内開催のマネーイベント会場では、現金派は16%と少数
「あなたは普段、現金派ですか?キャッシュレス派ですか?」の問いに対して、現金の使用をより好む現金派は全体の16%と少数であることがわかりました。調査の実施が東京都内で開催されるマネーイベント会場であったことも要因の一つだと推測されますが、都心部での生活ではキャッシュレス決済が進んでいることがわかります。
Q.あなたは普段、現金派ですか?キャッシュレス派ですか?
■キャッシュレス派に聞きます!「1万円をもらうなら現金?キャッシュレス?」もらうというシチュエーションでは、普段はキャッシュレス派も「現金で」が44%
前の問いで、自分は「キャッシュレス派である」と答えた人に対して「1万円をもらえるのであれば、現金かキャッシュレス(電子マネーなど)のどちらで欲しいですか?」と尋ねたところ、1万円をもらうなら現金の方が良いと答えた人が4割にのぼりました。
その理由を尋ねたところ、1位は「もらった実感があるから」(29%)、2位は「まだ日本では現金の方が使い勝手が良いから」(24%)と続き、普段はキャッシュレス派の人であっても、お金の「価値」を実感するには現金という人が一定数いることがわかりました。
Q.(キャッシュレス派に対して)1万円もらえるのであれば、現金かキャッシュレス、どちらで欲しいですか?
■私たちが考える「日本のキャッシュレス化が進むために必要なこと」とは?
「2025年、日本でのキャッシュレス決済比率40%越えを実現するには、どんなことが必要だと思いますか」と尋ねたところ、以下の順で意見があがりました。
<第1位>使える場所がもっと増えれば良い!「インフラ整備」
店舗の規模を問わず日本全国で使える場所がもっと増えると良いという声が最も多く聞かれました。
・ラーメン屋やクリーニング屋でも使えるようになること(40代、会社員、キャッシュレス派)
・毎日行くランチのお店がキャッシュレスになること(30代、フリーランス、キャッシュレス派)
・資金に余力のない商店街にも政府の融資で端末を設置する(20代、会社員、キャッシュレス派)
<第2位>老若男女が正しく知ろう!「キャッシュレスに対する認知・リテラシー向上」
新しい決済方法であるため、まずは正しく知ることが大切であるとの声も多く聞かれました。
また一歩進んで、キャッシュレス化が第4次産業革命で重要となるビッグデータ活用につながっていることまで理解すべきではないか、という声もありました。
・ITが苦手な方々に詳しい説明が必要だと思う(30代、派遣社員、現金派)
・「現金でないと浪費しそう」という人へキャッシュレス教育 (30代、会社員、キャッシュレス派)
・高齢者にも使いやすい言葉に変える。チャージ→入金など(50代、会社員、キャッシュレス派)
・キャッシュレス化を進める目的をもっと報道していくこと (30代、会社員、キャッシュレス派)
<第3位>現金派の約3割からあがった声「安全性の確保」
現金とは異なり目で見て実際に確認できない分、安心・安全に使えることを求める声も多くありました。特に現金派から寄せられた意見の中では、安全性確保に関する意見が最も多く、不安なく使えるということがキャッシュレス決済推進には必要不可欠な要素であることがわかります。
・悪用されない安心感(40代、派遣社員、現金派)
・始まったばかりのサービスは不安、安全性の確保は必要(30代、会社員、キャッシュレス派)
・セキュリテイ技術で世界一になるくらいでないと安心してキャッシュレスを受け入れられない(40代、会社員、現金派)
<第4位>色々なサービスがありすぎる「規格の統一・シンプルさ」
昨今急増するキャッシュレス決済サービス。その多様性が、選びにくさや使いにくさにつながっているのではないかと指摘する声もありました。どんな人でも迷うことなくシンプルに使えることは、キャッシュレス化にとって必要な要素だと言えるでしょう。
・横文字も多く、企業名なのかサービス名なのかさえ分かりにくい(30代、会社員、現金派)
・ネットに不慣れな高齢者も使えるシンプルで全国統一したものが必要(50代、会社員、現金派)
・電子決済の種類が多すぎて、どれが一番最適なのかを調べるのに時間がかる (30代、会社経営者、キャッシュレス派)
■政府の改革に企業の大型キャンペーン。でもその前に私たちができることは?
その他、多く聞かれた声としては、
・キャッシュレス決済事業者による積極的なポイント還元キャンペーン
・政府による税制優遇政策や補助金の支給 などがありました。
今年10月の消費税増税時にも政府によるキャッシュレス化推進策が実施予定であり、今後、日本のキャッシュレス化はさらに進むことが予想されますが、だからこそキャッシュレス化が本格的になる前に、私たち一人一人のキャッシュレス決済に関するリテラシーを向上させることが求められているのではないでしょうか。
1万円であれば現金でもキャッシュレスでも、本来価値は同じであるはずですが、今回の調査で、キャッシュレス派の人の中でも現金の方がより価値を感じるという人が一定数いたことからもわかるように、キャッシュレスという方法に慣れ親しんでいたとしても、お金の価値を正しく捉えることには慣れていない人が多いと言えそうです。
まずは、現金orキャッシュレスという手段以前に、自分自身の「使う」「貯める」「維持管理する」といったお金の教養を高め、その上で、キャッシュレスという手段についてのメリット・デメリットを正しく認識することが、いま私たちに必要なことだと言えそうです。
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■調査概要
調査テーマ:キャッシュレス化の本音
調査方法: 紙面による調査
調査場所:東京ビッグサイト(東京都江東区)
調査対象:マネーイベント『お金の教養フェスティバル』来場者から無作為に選出した男女770名
-年齢構成:20代以下 22.9%、30代 30.5%、40代 27.0%、50代 16.0%、60代以上 16.4%
調査実施時期 :2019年1月12日(土)〜1月13日(日)
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■ファイナンシャルアカデミーとは
ファイナンシャルアカデミーとはお金の教養を身につけるための「総合マネースクール」です。 2002年の創立以来、東京校・大阪校・ニューヨーク校・WEB受講を通じて16年間で延べ49万人の方が、貯蓄や家計管理といった生活に身近なお金から、資産運用、キャリア形成、人生 と社会を豊かにするお金の使い方までを学んでいます。
◇オフィシャルウェブサイト http://www.f-academy.jp/
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