Carbon Biosciences (マサチューセッツ州レキシントン)に対する600万ドルの出資を決定
東大IPCはAOI1号ファンドから、パルボウイルス由来新規遺伝子治療薬の開発を進めるバイオテク企業Carbon Biosciences, Inc. に対して600万ドルの出資を決定しました。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)は、パルボウイルス由来新規遺伝子治療薬の開発を進めるバイオテク企業Carbon Biosciences, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州レキシントン、Chief Executive Officer:Joel Schneider、以下Carbon社)に対して600万ドルの出資を行いました。 今回のCarbon社への投資は、東大IPCと共にAgent Capital、Longwood Fund、Astellas Venture Management LLC、the Cystic Fibrosis Foundation、Solasta Ventures、Camford Capitalが参加する総額3,800万ドルの共同投資となります。
Carbon社は、高められた送達組織特異性を持ち、且つ中和免疫を最小限に抑えつつより大きな遺伝子治療用ペイロードを搭載できる新規パルボウイルスベクター基盤を活用し、適用患者の拡大を図ると共に、複数回の遺伝子治療を可能にする技術を目指します。アイオワ大学遺伝子治療センター長John F. Engelhardt博士、マサチューセッツ州立大学Chan Medical医科大学院Microbiology and Physiological Systems教授Robert M. Kotin博士の研究に基づき遺伝子疾患治療薬の開発が進められます。リードプログラムCGT-001は肺組織を標的としており、嚢胞性線維症疾患モデルにおいて上気道組織に分布すること、及び、複数回投与が可能であることが示されています。遺伝子治療分野における研究を最先端で牽引する東京大学医科学研究所岡田尚巳教授がscience advisorとして参画します。
AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とし、「企業とアカデミアとの連携によるベンチャーの育成・投資」というコンセプトで2020年に組成されました。本ファンドでは、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および事業会社と連携したプレシード育成投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。
東大IPCは、イノベーション・エコシステムの発展のため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との連携とともに、東京大学関連ベンチャーへの直接投資による育成促進を更に進めていきます。
Carbon Biosciencesについて
概要 パルボウイルス由来新規遺伝子治療薬の開発を進めるバイオテク企業
所在地 131 Hartwell Ave, Lexington, MA 02421
代表者 President and CEO Joel Schneider, Ph.D.
URL http://www.carbonbio.com/
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について
概要 東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/
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