体裁を整える時間を最小限へ。提案書の制作と検品をつなぐ仕組みをAXerで提供開始

フォントと配色は原本から変えず、レイアウトから組み替える。担当者は提案骨子とロジックに集中が可能になる

株式会社アイトリガー

株式会社アイトリガーは、マーケティングAXのソリューション「AXer」に、営業提案書の制作をテンプレート基盤の組み替えで完結させる仕組みを追加し、2026年9月より提供を開始します。レイアウト集を原本として固定し、案件ごとに必要なスライドを選んで中身を差し替える形に業務を組み替えます。フォント・配色・余白は原本から変更せず、出力前の検品を必須工程として組み込みます。2026年6月よりマーケティング支援の提案業務で運用し、本番運用に耐えると判断したうえで提供を始めます。


体裁の作業が、提案を考える時間を奪っていた

マーケティング支援の提案業務で、提案書の制作について課題を確認しました。広告運用やサイト改修の提案は、案件ごとに論点が変わる一方で、資料の体裁は毎回同じものにするのが基本です。

そのため、案件ごとに新しい提案書をつくるとき、多くの場合は過去の提案書を開いて必要な部分を修正していく形をとります。このとき、どのファイルを起点にするかは担当者の選択に委ねられ、起点が違えば、フォントも色も余白も変わってしまう可能性があります。

結果として、同じ会社が出す提案書なのに、見た目が揃っていないことがありました。受け取る側から見れば、それは制作の都合ではなく、その会社の一貫性の問題として映ります。もうひとつは、時間の使い方の問題でした。提案書づくりの時間の多くが、図形を描いたり位置を揃えたりといった体裁の作業に消えます。本来もっとも時間を使うべき「何を提案するか」の検討に、時間が残りません。

この2つを解消する設計を構築し、2026年6月に自社の提案業務へ実装しました。以降、サイト改修や制作の提案で継続して運用しています。


描くのをやめて、組み替えるだけにする

マーケティングAXでは、制作の自由度を上げる方向ではなく、変えてよい範囲と変えてはいけない範囲を先に決める方向で設計します。今回の実装で、業務には3つの変化が起きています。

① 変えてよい範囲を、三段階で固定する

提案書を構成する要素を、変更してはいけないもの、組み替えてよいもの、自由に書いてよいものの三段階に分けました。フォント、配色、画面比率、余白は変更しません。スライドの取捨選択、並べ替え、既存パーツの分割と合成は自由に行えます。テキストの内容、図表のデータ、全体の枚数は完全に自由です。

これにより、担当者が判断すべきことが「何を書くか」だけに絞られます。色やフォントを選ぶ判断は業務から取り除かれ、選ぶという工程そのものが発生しません。

② 新しいレイアウトが必要なときも、ゼロから描かない

テンプレートに無い見せ方が必要になった場合でも、図形を新しく描き起こすことはしません。原本のレイアウト集の中から近いものを探し、カードやステップ、矢印といった既存のパーツをコピーして組み替えます。パーツを複製すれば色とフォントは元のまま引き継がれるため、組み替えても体裁が崩れません。

どのスライドがどういう用途に使えるかは一覧として整備してあり、構成を組む段階で使用するスライド番号を並べるところから作業が始まります。表紙、目次、章扉、与件整理、市場とターゲット、提案と施策、ロードマップ、見積、会社概要、進行の流れ、締め。こうした並びを案件に合わせて増減させます。

案件を重ねるなかで有効だと分かった見せ方は、原本の側へ追加します。組み替えの起点が原本に集まっていくため、選べるパーツは増えても、探す先はひとつのままです。

③ 検品を、目視だけに任せない

出力前の検品を必須の工程として組み込みました。テンプレート由来のプレースホルダーや、使い方を説明した注釈メモが本番用の資料に残っていないかは、機械で検索して検出します。人が見落とす種類のミスだからです。

そのうえで、資料を画像に変換して目視で確認します。文字のはみ出し、要素の重なり、余白の崩れ、コントラストの不足、そして決められた配色とフォントから外れていないか。いずれも、疑ってかかる前提で見ます。

また、原本のファイルは直接編集しません。必ず複製してから作業します。原本が壊れると、それ以降のすべての提案書の基準が失われるためです。

運用の結果として、案件ごとに枚数は変わっても、画面比・フォント・配色は原本と一致した状態が保たれています。案件が変わっても揺れるのは中身だけで、体裁は揺れません。これは意図した設計であり、確認可能な状態でもあります。

なお本リソースは、単体のSaaSツールとしての提供は行わず、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装します。各社が既にお持ちのテンプレートを原本として設定し直すところから設計します。

体裁を考える時間を、提案を考える時間に戻す

今回実装したのは、提案書を速く作るための機能ではありません。提案書づくりのうち、体裁に費やされていた時間と判断を業務から取り除き、提案の中身を考える時間に戻すための組み替えです。

過去のファイルを探して切り貼りするフローから、決まった原本を複製して必要なスライドを選ぶフローへ。担当者が変わっても、出てくる資料の見た目は変わりません。今後は制作時間の削減幅を実測し、資料の種類ごとに原本を整備していきます。

本リソースは完成パッケージではなく、各社のテンプレートと提案フローに合わせて組み替えます。課題整理の段階からご相談いただけます。


■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/

■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
URL: https://aitrigger.co.jp/

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会社概要

株式会社アイトリガー

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URL
https://aitrigger.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
電話番号
03-5913-9110
代表者名
小山幸彦
上場
未上場
資本金
9100万円
設立
1997年10月