使用済紙おむつを再生利用した製品で初のエコマーク認定
公益財団法人日本環境協会(所在地:東京都千代田区、理事長:新美 育文)が運営するエコマークは、ポピー製紙株式会社の「ラブフォレスト」(トイレットペーパー)を、使用済紙おむつを再生利用した製品として初めてエコマーク認定しましたので、お知らせします。
エコマーク認定商品について
この度、下記製品が使用済紙おむつを再生利用した製品として初めてエコマーク認定を受けました。
製品名 :ラブフォレスト *
認定事業者:ポピー製紙株式会社 (本社所在地:福岡県大牟田市)
認定番号 :25 168 001
製品概要 :使用済紙おむつ由来のリサイクルパルプ10%と古紙パルプ90%を配合したトイレットペーパー
*ラブフォレストは、トータルケア・システム株式会社の登録商標です
国内初の紙おむつのリサイクルプラントとしてトータルケア・システム株式会社が2005年から稼働しているラブフォレスト大牟田において、福祉施設や家庭から回収された使用済紙おむつをリサイクルしたパルプ10%と、古紙回収によるリサイクルパルプ90%を配合し、2つのリサイクル技術を融合させたトイレットペーパーです。殺菌を含めた衛生処理工程および厳格な検査体制により、汚物由来の大腸菌が検出されないようにするなど万全の品質管理を実施しています。
また、リサイクル処理プロセスについては、公立大学法人北九州市立大学などと共同で、LCA(ライフサイクルアセスメント)による算出を実施し、使用済紙おむつマテリアルリサイクルにおけるCO2 排出削減効果を公表しています。
公式サイト
・ポピー製紙株式会社 https://www.ariake-syoji.mydns.jp/paper/
・トータルケア・システム株式会社 https://totalcare-system.co.jp/
エコマーク商品類型No.168「使用済紙おむつを再生利用した製品 Version1」認定基準について
使用済紙おむつの処理は地方公共団体でも課題となっています。特に、超高齢化社会が到来し、乳幼児用と比べ、容量が大きい大人用紙おむつの排出量が増大しています。2015年度は5%だった一般廃棄物に占める紙おむつの割合は、2030年度には7%程度になるとの推計もあり、紙おむつの適正処理・再生利用等は社会的に喫緊の課題となっています。
エコマークでは、循環型社会の形成や温室効果ガスの削減などの環境負荷低減につなげると共に、消費者の環境意識の向上も期待できるため、回収した使用済紙おむつを材料としてリサイクルする取り組みに着目して、使用済紙おむつを再生利用した製品を認定対象に特化した認定基準を制定しました。認定基準の制定により、リサイクル製品の開発の取り組みを進める事業者の後押しを行い、循環の輪を広げていくことが期待されます。
「使用済紙おむつを再生利用した製品」認定基準のポイント
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使用済紙おむつを再生利用している製品の実用化の事例が限定的であることを鑑み、同技術を活用した製品の普及拡大を進めることを優先し、リサイクル製品中の使用済紙おむつ由来のリサイクルパルプ、再生プラスチックの質量割合の基準配合率(主要材料の紙またはプラスチック中の)は10%以上に設定しました。
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紙おむつから紙おむつへの水平リサイクルは、高度なリサイクルとして促進させるために、使用済紙おむつ由来のリサイクルパルプ、再生プラスチックの質量割合の基準配合率を5%以上に設定しました。
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使用済紙おむつのリサイクル製品を普及させるために、消費者が懸念する汚物由来の有害成分(大腸菌)の除去を基準化しました。また、リサイクル処理工程における、選別・洗浄(汚物等の適切な除去含む) 、消毒・殺菌などの衛生処理工程についても、要件を定めました。
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使用済紙おむつのリサイクル製品への理解と分別排出等を促進させるため、情報提供として、使用済紙おむつを再生利用していることだけに留まらず、配合率を製品パッケージなどに表示することを要件としました。
■エコマークについて
国際標準化機構の規格ISO14024に準拠した環境ラベルです。
1989年に創設され、公益財団法人日本環境協会が運営しています。環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる製品やサービスにつけられ、消費者が暮らしと環境の関係を考え、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
2026年2月時点で、認定商品数は約56,432点、認定取得企業は1,477社です。
「エコマーク」は、公益財団法人日本環境協会の登録商標です。
<本件に関するお問い合わせ>
公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 基準・認証課
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル5階
TEL:03-5829-6284

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