ストラタシス、trinckle 3Dとの提携によりGrabCAD Print Proにfixturemateを統合

治具設計の自動化で製造現場の効率と柔軟性を大幅向上

ストラタシス

米ミネソタ州エデンプレーリーおよびイスラエル・レホボト(ビジネスワイヤ) — ストラタシス(NASDAQ: SSYS)は本日、ドイツのソフトウェア企業 trinckle 3D GmbH と提携し、同社の治具設計ソフト「fixturemate™」をストラタシスの先進的なソフトウェア「GrabCAD Print™ Pro」に統合する覚書(MoU)を締結したことを発表しました。

本プレスリリースの正式⾔語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

https://www.businesswire.com/news/home/20250407658880/en/

この統合により、ストラタシスの治工具のワークフローが完成し、設計から製造までのプロセスがよりスムーズになります。特に注目すべきは、CADの専門知識がないユーザーでも簡単に治具を設計できる点で、GrabCAD®ソフトの利便性をより多くのユーザーが享受できるようになります。結果として、イノベーションの可能性が広がり、製造工程における柔軟性と効率が飛躍的に向上します。

fixturemateの導入により、設計経験がなくても、カスタム3Dプリント治具をGrabCAD Print Pro上で簡単に作成・構成することが可能になります。この機能は、産業、輸送、受託製造、サービス業、修理業など、あらゆる業界での治具・ツーリング用途に対応するGrabCAD Print Proの適用範囲を大きく広げることを目的としています。

ストラタシスのソフトウェア部門副社長の Victor Gerdes は、次のようにコメントしています「専門的なCADスキルが不要になることで、複雑な治具やツーリングの開発において、製造現場の人材活用に柔軟性を持たせることが可能になります。この新しいソリューションは、作業時間の短縮や人材育成コストの削減を実現しつつ、製造のための設計とプリント準備という両面で、お客さまの業務を支援します」。

fixturemateはインテリジェントな自動化技術を活用して、カスタム治具の設計を数分で完了できるツールです。これにより、従来の治具設計に伴う手間や複雑さが大幅に軽減されます。また、部品の形状に応じて最適な治具形状を自動で設計し、加工・検査・組み立てに必要な面を確保しながら、しっかりと固定できる構造を実現します。GrabCAD Print Proにシームレスに統合されることで、fixturemateは生産ワークフローの高速化、材料コストの削減、そして製造全体の効率向上を実現します。

trinckle 3DのCEO兼共同創業者である Florian Reichle 氏は、次のように述べています「私たちは、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)における最大の障壁のひとつである『専門的なCADスキル』と、『手動設計に伴うコスト』を取り除こうとしています。今回、fixturemateをストラタシスのGrabCAD Print Proに統合することで、製造業者が数分でカスタムかつ量産対応の治具を簡単に製作できる環境を実現しました。このソフトウェアは、ボトルネックを解消し、ワークフローを加速させ、AMの価値を最大限に引き出すことができます」。

ストラタシスとtrinckleのソフトウェア技術により、部品を正確に固定して高精度に計測する精密測定用治具を設計・製造可能。3Dプリンタ造形による治具は、高価な機械加工を不要で、厳しい公差(タイトトレランス)をしっかりと維持する。
機械加工コストを削減する効率的な治具ソリューション。本治具は、穴あけやアンダーカットなどの二次加工を必要とする鋳造部品向けに設計。trinckleのfixturemateをストラタシスのGrabCAD Printに統合することで、CADの専門知識や大規模なエンジニアリングリソースを必要とせず、数分で治具設計が完了。

ストラタシスは、2025年4月8日から10日に米ミシガン州デトロイトで開催された「RAPID + TCT」において、新たに統合されたfixturemateとGrabCAD Print Proを出展しました。2025年中にストラタシスの全技術プラットフォームで提供開始される予定です。

将来予想に関する記述についての注意事項

本プレスリリースに記載されている、ストラタシスがtrinckleとのパートナーシップから得られると予想される利益に関する記述は、ストラタシスの経営陣の現時点における予測や信念に基づいた「将来予想に関する記述」です。これらの将来予想に関する記述は、現時点の情報を基にしており、その性質上、急激かつ予測不可能な変化の影響を受ける可能性があります。

ストラタシスの事業に伴うさまざまなリスクや不確実性により、実際の結果は、これらの将来予想に関する記述で示された、または暗示された内容とは大きく異なる可能性があります。これには、技術的またはその他の予期せぬ理由により、ストラタシスが期待するパートナーシップの成果が実現しない、あるいは当初の予想を下回る可能性があることなどが含まれますが、それらに限定されるものではありません。その他の具体的なリスクについては、米国証券取引委員会(SEC)に提出された、ストラタシスの最新の年次報告書(Form 20-F、2025年3月3日提出)の「リスク要因」セクションに詳しく記載されています。

ストラタシスは、新たな情報、将来の出来事、その他の要因によって、これらの将来予想に関する記述を更新または修正する義務を負うものではなく、またその義務を明示的に否認します。ただし、SECの規則や規制により必要とされる場合を除きます。


ストラタシスについて
ストラタシスは、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)の世界的リーダーとして、航空宇宙、自動車、医療、コンシューマー製品、教育などの業界に向けた革新的な3D造形ソリューションを通じてモノづくりのあり方を変革しています。スマート・コネクテッド3Dプリンタ、樹脂材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンドパーツを通じて、製品ライフサイクルのあらゆる段階において競争優位性を提供しています。世界中の先進的な企業が、製品設計の革新、製造プロセスの効率化、患者ケアの向上を実現しています。

ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。 ストラタシスの詳細については、ウェブサイト 、ストラタシスのブログ 、X/Twitter LinkedIn 、Facebook をご覧ください。また、ストラタシスの公式ブログでも最新情報をご覧いただけます。

ストラタシスは、上記のソーシャルメディアプラットフォームおよび自社ウェブサイトを活用し、米国証券取引委員会(SEC)の「Regulation FD(公正開示規則)」に基づく重要で非公開の情報を開示する権利を有します。必要に応じて、適用される法令に基づき、当該情報はストラタシスの公開情報開示書類にも含まれる場合があります。

trinckleについて
trinckle(トリンクル)は、ベルリンを拠点とするソフトウェア企業で、デジタル製造時代におけるアディティブ・マニュファクチャリングの可能性を最大限に引き出すことを目的に、設計プロセスの簡素化に取り組んでいます。CADの専門知識がなくても設計が可能となることで、trinckleはエンジニアリングにおけるボトルネックを解消し、誰もが自らのアイデアを形にできる環境を提供しています。その中核技術は、製造現場や患者ごとの医療デバイス、カスタマイズ可能な消費財など、スケーラブルなAMアプリケーションにおいて実用化されています。trinckleの製品、導入事例、パートナーシップに関する詳細は、www.trinckle.com をご覧ください。

商標について

ストラタシス、Stratasys、GrabCAD、GrabCAD Print は、Stratasys Ltd.およびその関連会社の商標または登録商標です。trinckleおよびfixturemateは、trinckle 3D GmbHの商標または登録商標です。

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会社概要

URL
https://www.stratasys.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区新川1-16-3 住友不動産茅場町ビル3階
電話番号
03-5542-0042
代表者名
シャルマ スニール
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年04月